『クリミナル・マインド』シェマー・ムーアの魅力をタップリ堪能できる犯罪アクション『S.W.A.T.』

シェマー・ムーアといえば、世界中で大人気の『クリミナル・マインド FBI行動分析課』で、長年FBI特別捜査官デレク・モーガンを演じたことで有名ですよね! 彼がシーズン11でレギュラーを降板してから"モーガンロス"が続いているファンも多いのでは!? そんなシェマー・ファンに朗報♪ 米CBSにて11月から新ドラマ『S.W.A.T.(原題)』がスタートしたのだ! シェマーはこのドラマで主役を演じるだけでなく、製作者の一人としても大きく関わっている。では、米国在住の私が毎週楽しみに観ているこのドラマの見どころと、以前よりもさらに増したシェマーの魅力をお届けしよう!

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『S.W.A.T.』は、1975年から1976年にかけて米ABCで放送されたTVシリーズ『特別狙撃隊S.W.A.T.』と、2003年公開の映画『S.W.A.T.』に影響を受けたスピード感あふれる犯罪アクションドラマで、ロサンゼルス市警察所属の特殊部隊(S.W.A.T.)チームの活躍を描いている。しかし今回シリーズ化されることで新たに加味されたオリジナル要素もかなり多い。ちなみに、この作品の「チャララ~♪チャララ~♪」というあまりにも有名なテーマ曲は、日本でもバラエティ番組をはじめBGMとして様々な用途で使用されているので、誰でも耳にしたことがあると思う。ぜひ"『S.W.A.T.』テーマ曲"と検索してほしい。「あ~聞いたことある♪」と思わず身体がリズムを取ってしまうハズ(笑)!

シェマーが演じるのは、特殊部隊チームリーダーのダニエル・"ホンド"・ハレルソン警部補。ちなみに映画版ではサミュエル・L・ジャクソンが同役を演じている。ある事件で発生した出来事の責任を取って当時のリーダーがクビになったことで、ホンドにとっても予想外の昇進で彼がリーダーになることからストーリーが始まる。「自分はリーダーに向いていない」と消極的な態度のホンド。なぜならば、黒人が多く暮らすロサンゼルスの貧しい地域で育った彼は、今でもその地域の住民との繋がりを大切にしていて、警察内で出世したことで、警察への不信感が強い彼らと理解し合えなくなるのではないかと懸念したのだ。しかし、事件を解決していくことで、次第にリーダーとしての自信と誇りが芽生えていく。

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では、『クリミナル・マインド』のモーガンと『S.W.A.T.』のホンドを比較してみよう! まず類似点は、人情に厚く義理堅くて責任感が強い性格で、どんなことでも相談できる頼れる兄貴的な存在だということ。モーガンやホンドが「俺が見守っているから大丈夫だよ!」とささやいてくれれば、どんな危険な目に遭遇しても「彼なら守ってくれる!」と抜群の安心感があるんだよな~。一方で相違点としては、モーガンの場合、BAUチームリーダーのアーロン・"ホッチ"・ホッチナーと、ベテランのデヴィッド・ロッシという上司の存在があり、一番手ではなかった。しかし、ホンドはチームリーダーということで、部下に命令する側であり、責任もドッシリ重く、職責のプレッシャーもハンパではない! ホンドには、ホッチやロッシのように彼を理解して導いてくれる師匠的な立場の人物もいない。また、モーガンは私服任務だったが、常に防弾ジャケットの上に武器など重装備しているホンドのS.W.A.T.ユニフォーム姿は新鮮でカッコイイ。

ストーリー的には、机上で犯人をプロファイリングしていく『クリミナル・マインド』、ロサンゼルスの街並みを背景に激しいアクションの連続で犯人を追いつめていく『S.W.A.T.』の違いもある。

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そして私生活面では、モーガンにはサヴァンナという彼女がいて、軽いキスシーンなども描かれていたが、ホンドは彼女ジェシカと一緒にシャワーを浴びるシーンやベッドシーンがあり、シェマー・ファンならば目がハートになってしまうこと間違いなし。シャツを脱いだ屈強な肉体が見られる回数が確実に多い(笑)! しかしホンドとジェシカの関係は誰にも知られてはいけない禁断の恋愛。なぜならば、ジェシカはホンド率いるチームの司令官だから! 同じ組織の上司と部下の恋愛は問題になるよな~。そのジェシカを演じるのはメキシコ出身のステファニー・シグマン。コロンビアの麻薬組織の実態を描く犯罪ドラマ『ナルコス』では、麻薬王エスコバルの愛人であり、野心あふれるジャーナリストを演じていた。仕事では勝気な性格でホンドに命令する立場で、オフではホンドにだけ魅せるセクシーでキュートな一面もある役柄は彼女にピッタリ!

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シェマーと、ジェシカ役のステファニー・シグマン

ギャング抗争、人種闘争、囚人脱獄、人身売買グループやドラッグ密売グループの摘発など、激しい襲撃戦やカーチェイスもあり、S.W.A.T.は生命の危機にも及ぶ一秒を争う危険な任務も多いため、チームワークが大切。ホンドが「チームはファミリーだ!」と声を大にして言うチームメンバーを紹介しよう。LA市警の特殊部隊チームはいくつかあるが、ホンド率いるチームは彼を含めて6人。ジム・ストリート(『キャリー』のアレックス・ラッセル)はチームに加入したての新人で規律破りのヤンチャ坊主。男性社会で奮闘する紅一点のクリス・アロンソ(『Flaked フレークド』のリナ・エスコ)、アジア系オフィサーのヴィクター・タン(『クワンティコ』のデヴィッド・リム)、冗談も飛ばすが仕事にはマジメなドミニク・ルカ(『ベイツ・モーテル』のケニー・ジョンソン)

そして私が注目しているのが、デヴィッド・"ディーコン"・ケイ(『コード・ブラック 生と死の間で』のジェイ・ハリントン)。本来ならば警察序列ではホンドでなくディーコンがチームリーダーになるはずだったが、警察と市民の関係および人種問題を考慮してホンドがチームを導くことになる。当然、二人の間にはわだかまりもあるのだが、その複雑な気持ちを抑えて犯罪と立ち向かうディーコンのプロフェッショナルな姿勢に「カッコイイ!」と惚れ惚れしてしまう。プラス、仕事にはシリアスに向き合いながら、私生活では良き夫、良き父親でこれまた魅力的で素敵なのだ。

今秋スタートした数多くの新ドラマの中でも『S.W.A.T.』は視聴者数も多く、好評でフルシーズン製作がすでに決定している。常に危険と背中合わせの任務に挑む精鋭部隊の活躍が描かれるストーリーに、ハラハラドキドキする緊張感がたまらない!

シェマー・ファンのみなさん、いつか日本で放送される時を楽しみにして待っていてくださいね!

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Photo:
『クリミナル・マインド FBI行動分析課』
(C) ABC Studio
シェマー・ムーア
(C)NYKC/FAMOUS
(C)NYPW/FAMOUS

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ライタープロフィール

サーシャLK
サーシャLK

カリフォルニア州在住。CIAが活躍するスパイ・サスペンス、警察・FBI・DEA(米国麻薬取締局)が活躍する犯罪捜査系、裏社会に生きる無法者を描いたハードボイルド系ドラマ、辛辣な風刺コメディが特にお気に入り!

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