『ビバヒル』ブレンダとドナが疎遠になった理由とは?

1990年代に一世を風靡した青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』で共演したシャナン・ドハティ(ブレンダ・ウォルシュ役)とトーリ・スペリング(ドナ・マーティン役)。一旦は疎遠になってしまったという二人が、その理由について振り返った。米Entertainment Weeklyが伝えている。

流されやすいトーリのために言ったことが分岐点に?

シャナンが司会を務めるポッドキャスト番組『Let's Be Clear(原題)』で『ビバヒル』の思い出話をしたり、かつての共演者をゲストに呼んで作品を振り返ったりしていることもあって、放送終了から20年以上が経っていろいろな裏話が明らかになっているが、新たにシャナンとトーリの不仲説の真相が明かされた。

シャナンのポッドキャスト番組にトーリがゲスト出演し、赤裸々さが売りのこの番組で二人が話したのは、なぜ自分たちの友情が薄いものになってしまったのかという話題だった。友情が変化するきっかけになった決定的な瞬間を思い出そうとして、シャナンが「さっきまで友達だったのに、次の瞬間にはもう違う、みたいな感じだった」と当時を振り返ると、トーリは自分が影響を受けやすい人間であることを認め、それがきっかけになった可能性があると話した。

シャナンはこれに同意し、「あなたは影響を受けやすいタイプだった。それが私にとってはすごくイライラすることだったの。いつも“自分の意見を持って”って言ってたでしょ。あなたは賢くて、面白くて、才能がある。あなたが大好きだったし尊敬していた。私があなたを信じているように、あなたにもあなた自身を信じてほしかったの」とトーリへの思いを明かした。

当時のトーリが影響を受けやすかった理由について、シャナンはトーリが“虐待的で中毒的”と表現する当時の恋人にも言及。シャナンとトーリがそれぞれの恋人も連れて4人で行った旅行が転機の可能性もあるという考えを示した。

「はっきりと覚えてるの。あなたを見て“彼とは終わりにするべき。じゃなかったら私が彼を殺すわ。黙ってそばで見てられない”って言ったのよね」とシャナン。そう言われたトーリは友達を取るか恋人を取るかという状況に陥り、結果的に恋人との関係を続けたことから、シャナンと疎遠になってしまったようだ。

シャナンとトーリに限らず、キャスト間で緊張があったことはこれまでにも何度か伝えられてきた通り。その例としてシャナンが挙げたのは、Rolling Stone誌の表紙を飾るキャストとしてシャナンとルーク・ペリー(ディラン・マッケイ役)、ジェイソン・プリーストリー(ブランドン・ウォルシュ役)の3人が選ばれた時のこと。トーリを含む複数のキャストは、キャスト全員でなければ表紙を飾るべきではないと考えて、シャナンにもそう主張するように求めたという。

この件をはっきりと覚えていないというトーリは、「若い頃は、その時に一番影響力が強い人が私を動かしていたと思う」と振り返り、「自分を守ることができていなかった。何も持っていなかったの。だから誰に対しても優しく、親切に、印象良くって感じだった」と話している。

友情を取り戻した今となっては、何が理由で疎遠になってしまったのかを特定することはできない様子。しかし、そんな時を乗り越えて、二人の絆がさらにつながりの強いものになったことは間違いないだろう。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly

Photo:『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』© 90-91 CBS Paramount International Television