アンソロジーの人気刑事ドラマ『TRUE DETECTIVE／トゥルー・ディテクティブ』はシーズン3まで各シーズンに繋がりはなかったが、シーズン4『トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー』ではシーズン1との関連性が劇中で描かれる。それは、どんな繋がりなのだろうか？
（※これ以降は、シーズン4の展開に関する情報が含まれます）
あの人の父親と恋人同士だった！
シーズン4の舞台は、冬は長い夜が続く極寒の地アラスカのエニス。極地研究ステーションで働いていた男性8人が忽然と姿を消した後に無残な死体となって発見される事件が発生し、刑事リズ・ダンバース（ジョディ・フォスター）と相棒のエヴァンジェリン・ナバロ（カリ・レイス）がともに抱える闇に向き合いながら、氷に埋もれる呪われた真実に迫る。
米Screen Rantによるとシーズン4では、行方不明になった研究員たちの遺体を発見したローズ・アニョー（フィオナ・ショウ）という女性が登場する。彼女は、シーズン1に当たる『TRUE DETECTIVE／二人の刑事』の主人公ラスト・コール（マシュー・マコノヒー）の他界した父親トラヴィス・コールと恋人同士だったことがあり、劇中ではローズが目にするトラヴィスのゴーストが何度も現れる。
シーズン1では、ラストがルイジアナ州警察に転任する前、アラスカにいたと明かすシーンがあった。ローズがラストの母親なのかどうかは言及されていないが、過去3シーズン間のストーリーに全く繋がりがなかったことを考えると、これは大きなクロスオーバーだと言えるだろう。
その関連性がシーズン4の序盤で明かされたため、視聴者は後でコール自身が登場するのか、もしくはエニスで起きた不可解な事件が、ルイジアナ州でラストが捜査に当たった猟奇連続殺人事件と関係があるのか、疑問に思ったまま観賞を続けることになる。ところが、劇中でローズとコール親子の繋がりは深く掘り下げられず、Screen Rantは「中途半端な印象が否めない」と称している。
更新されたシーズン5では、シーズン4でクリエイター兼ショーランナーを務めたイッサ・ロペスが続投することが決定しているが、新シーズンの物語はエニスやラスト親子との関わりが描かれるのだろうか？ 米Deadlineのインタビューでロペスは、「エニスと繋がるかもしれないし、そうではないかもしれません。それは、いずれ分かるでしょう」と答え、多くは語っていない。
なお、シーズン4でリズ・ダンバーズ役を演じたジョディ・フォスターは、シーズン5に復帰する可能性について、「いいえ。一度きりです。アンソロジーですから」と回答していた。シーズン5の詳細が分かり次第、随時お伝えしていきたい。
『トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー』は、U-NEXTにて4月26日（金）より配信開始予定。シーズン1～3は、U-NEXTにて配信中。（海外ドラマNAVI）
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