『プリズン・ブレイク』シーズン5、マイケル・スコフィールド役の東地宏樹に直撃インタビュー!

2005年に放送が始まると、その人気の高さから社会現象を巻き起こした『プリズン・ブレイク』。シーズン4のラストで主人公のマイケル・スコフィールドが死亡し、シリーズは完全に終了かと思いきや、なんと8年ぶりに復活! 実はマイケルが生きていたという驚きの展開と共に、オリジナル・キャスト&スタッフがカムバックし、シーズン5が制作された。さらに日本語吹替版にもオリジナル・ボイスキャストが復帰と、まさに完全復活だ。

ブルーレイとDVDが8月11日(金)よりリリースされることを記念し、マイケルの声を担当する東地宏樹さんを直撃! シーズン5の見どころや、吹替収録時のエピソードなどを語ってもらった。

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――約8年ぶりの待望の新作となりますが、吹替版の制作が決定した時のお気持ちは?

マイケル死亡としてストーリーがちゃんと完結していたので、新シーズンをやると聞いた時は驚きました。喜びの前に、どういう話になるんだろうかという不安がありましたね。でも、そんなことを考えた後には、また吹き替えることができるんだということで、嬉しく思いました。

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――やはり、マイケルが実は生きていたという展開に不安を感じたのでしょうか?

そうですね。実は生きていました!え!?という感じでしたので。(シーズン4は)"ファイナル・ブレイク"気分で、僕らキャストもスタッフも全員、作品が終わるタイミングとしてちょうどいいなと思っていたところがあったんです。刑務所を出たり入ったりの繰り返しも限界があるじゃんという話になっていたんで(笑) 収録が終わった時も、残念だけどこれで良かったねという話になっていました。ですから正直、復活すると聞いてちょっと心配にはなりました(笑)

――実際にシーズン5を見ての印象は?

収録では、先の展開が分からない状態で台本を頂いていたんです。その状態で見たシーズン5の第1話は、シーズン1の第1話を思い出しましたね。両方ともラストが上半身裸の謎のタトゥー姿であるところが、なるほどって。作り手側もちゃんとファンサービスを考えているんだなというのが伝わって、気持ち良かったです。僕らキャストの間でも収録しながら、そういうところをちゃんとやっているねと話していました。ファンを裏切らないというか、ちゃんと過去のシーズンでやっていたことを今回もやっているなと。収録しながら、こういうことがあったなとか思い出して、面白かったですね。

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――そうしたオマージュがありつつも、作品全体としてシーズン5で変わったと感じるところは?

スピード感がさらに増している感じがします。全9話というのもあるんですけど、すごいテンポが良いですね。そのテンポについていくのにも必死でしたが、これこそプリズンなんだなあと感じました。今回も魅力的なキャラクターが何人も登場するんですが、彼らの紹介を巧みに簡潔にやっているので、スピーディーに分かりやすく見られると思います。

――新キャラクターの中で特に魅力を感じたのは?

序盤でいうと、マイケルが脱獄する仲間としてウィップという相棒が出てくるんですが、彼はすごく魅力的ですね。このシーズンをかなり支えているキャラクターだと思います。

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――シーズン5でのウェントワース・ミラーの印象は?

"ファイナル・ブレイク"の頃にちょっとぽっちゃりしてましたけど、ちゃんと痩せて帰ってきたなと思いました(笑) 心機一転という気合いと、この作品にかける思いを感じました。

――"ファイナル・ブレイク"から約8年ぶりにマイケルの声を当てるにあたって、ブランクを感じたりは?

シーズン5の現場で第一声を出す時には、恥ずかしさと緊張感がありましたね。第1話の1ロール目のテストをして、ディレクターの方から収録している全員に向けて、全く違和感がなかったというお優しい言葉を頂けたんです。その言葉を聞いてようやくホッとできました。おかげさまで、あとは集中してマイケルを見て演じればいいという感じになって、スムーズにいきましたね。あそこでディレクターの方からダメだと言われていたら、どうなっていたか分からないですけど(笑) 演じるウェントワース・ミラーの感じも良い意味で変わっていないですから(笑) 彼がいろいろな役柄を演じてキャリアを重ねたといっても、彼自身マイケルに戻らなければいけないわけですから、声を当てる際もその点について全く違和感はなかったです。

――リンカーン(ドミニク・パーセル)役の江川央生さんと久しぶりの兄弟役ですが、演じてみていかがでしたか?

『THE FLASH/フラッシュ』、『レジェンド・オブ・トゥモロー』でも、ウェントワース・ミラーとドミニク・パーセルの共演を、僕ら二人で吹き替えさせていただきましたが、その時はちょっとキャラが違いましたからね。『プリズン・ブレイク』で会話するというのは特別な感じはあります。今回も過去のシーズンと収録スタジオが同じですし、何か記憶が蘇る感覚がありますね。

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――シーズン5では懐かしいキャラクターが次々と再登場しますが、印象深いシーンなどはありましたか?

第1話の空港のシーンで、スクレが登場するところは面白かったですね。現場でも、単純に西(凜太朗)さんが声を当てただけで、みんなが笑っていました(笑) それと、"ファイナル・ブレイク"の後にシーノートがやっていたことには驚かされました。ストーリー的にかなり都合のいい話にはなっているんですけどね(笑) でも、それはそれで違和感なく、流れに乗っていける感じになっていました。

――人気キャラクターのティーバッグも相変わらずで、ある意味で安心しました(笑)

そうですね。シーズン5の最初からティーバッグは登場しますから。どういう風に話が進んでいくんだろうと思ったら、全9話を通して見ると分かるんですけど、いろいろと考えているなと感心させられました。それに、ティーバッグは、若本(規夫)さんが声を当てるわけですから、吹替版として期待通りの物に仕上がっていますよ。

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――サラ役の本田貴子さんも含め、懐かしい吹替キャストが勢揃いしていて、同窓会的なイメージがあります。

先ほども言いましたが、最初はちょっと心配だったんですよ。でも収録を始めてからは、ストーリーがああいう終わり方をしたにもかかわらず、こういう始まり方ができるというのは、作品の力だなと感じたんですよね。そう思わされる作品に関われるのは、何度もあることではないので、本当に嬉しかったです。キャストのみんなも仲が良かったし、スタッフを含めて再結集ができたことを喜びながら、毎週飲みに行って、いろいろと思い出話をしていました。

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――作品的にも、ファンをも巻き込んだ一種の同窓会的な感じがあります。

そうですね。ファンに向けたサービス的なところもあるんですよ。特にマイケルが敵を欺くために芝居を打つんですけど、過去のシーズンでも何回かそういうシーンがあったんです。でも、そのマイケルの芝居は敵にバレちゃうんです(笑) マイケルは緻密な人間の割に、そういう芝居をするとバレちゃうと。それを見て、「ああ懐かしい...作ってる人たちはちゃんと分かっているんだな」と、みんなで収録中も笑っていました(笑) シーズン5の序盤でもリンカーンたちに対して芝居を打つんですけど、そういうところも見どころになってくれると良いですね。

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――そのほかに、シーズン5でここを見てほしいというポイントは?

なぜマイケルが生きていたのかということですね。そこが一番の謎であり、一番の見どころなんですけど、それが全9話の中で描かれているので、テンポ良く見ることができるんです。それと、マイケルとサラの間に生まれた息子マイクとの対面も見どころですね。マイクは女の子のような顔をしていて可愛いんですよ(笑) だんだん見進めていくと分かるんですけど、マイケルの特徴が間違いなく遺伝しているなと思わせるところもあったりするので、そういうところも面白いポイントですね。

――最後に、シーズン5を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いします。

僕の周りにも『プリズン・ブレイク』が好きな友達が多いんですけど、新シーズンをやるんだよと言うと、みんなビックリして、どうなるのか聞かれるんです。だけど、見れば分かるよとしか表現できないんですよね(笑) とにかく確実に言えるのは、マイケルは生きていたというだけで、細かいことはファンだったら見る前に知りたくはないと思うんです。本当に見て頂ければ分かると思いますし、見始めるとあっという間に全9話を続けて見ることができるので、イッキ見に最適な作品でもあります。その中には僕の主観なのかもしれないですけど、意外な場面で感動するようなところもありますので、ぜひ期待して頂ければと思います。

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■『プリズン・ブレイク』シーズン5 商品情報
8月11日(金)リリース
ブルーレイBOX(3枚組)...9,000円+税/DVDコレクターズBOX(6枚組)...7,200円+税
DVDレンタル Vol.1~6
発売・販売元:20世紀フォックス ホーム エンターテインメント ジャパン

Photo:
東地宏樹
『プリズン・ブレイク』シーズン5
(C)2017 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

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ライタープロフィール

豹坂
豹坂

海外ドラマが好きすぎてIT業界から海外ドラマのライターに。海外映像作品の日本語制作で用語監修も手がけています。

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