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Netflixオリジナル『オクジャ/okja』アン・ソヒョン&ポン・ジュノ直撃インタビュー

――ミジャはまだ幼いながらも、意思が強く逆境にも立ち向かっていく強い女の子ですが、アンさんと似ている点はありますか?

アン:一つのポイントにはまってしまうと、諦めずにとにかく最後まで突き進む部分です。決めたことを完璧にやり遂げるまで最善を尽くすところが、似ていると思いました。

アン・ソヒョン

――家族と離れての撮影でしたが、苦労した点はありましたか?

アン:私は普段から両親に頼らない性格なんです。例えば、遊びに行くとか、友達と会うとかだったら両親がいた方がいいかなあと思いますが、仕事の場ですから、両親がいるとむしろ公私の区別がつかなくなってしまうと思うので。だから、大丈夫でした。

監督:プロフェッショナルですね!(日本語で)

――ミジャの育ての親であるおじいさんは、韓国で結婚式などのめでたい行事に贈られる、金でできたブタの置物を彼女に買ってあげたり、「街へ行って恋人を見つけなさい」と言い聞かせたりと、とてもアジア的な印象を受けました。そのような流れもあることから、主人公は初めから女の子と決めていたのでしょうか?

ジュノ:おっしゃる通り、彼はアジア的、または韓国的な考えを持った、典型的な"おじいさん"ですね。(「街へ行って恋人を~」のセリフについて)字幕では"恋人"と出ていましたが、もう少し軽い、"町に出かけて、ボーイフレンドでも作ったらどうだい?"といったニュアンスなんです。もし主人公が男の子であったら、それはそれで理解し合うのは簡単ではないでしょう。ジェネレーションギャップというのがありますから。

そういうものに加え、"少女"を描くことで、さらに理解するのは困難になりますし、その逆も同じです。かわいい孫のためにブタの金塊を買ったり、ボーイフレンド作りのアドバイスをする行為は、心情としては理解できますが、ちょっと強引ですよね。だからこそ、おじいさんと少女、という関係性が描いていくことにしたんです。

ポン・ジュノ

――日本でも大人気の『ウォーキング・デッド』で有名なスティーヴン・ユァンさんとの共演はいかがでしたか? 現場では韓国語でお話ししたりしたのでしょうか?

アン:最初の頃、スティーヴンさんは英語で話しかけてくれていたのですが、私は英語に、彼は韓国語に慣れていないということもあって、英語で聞かれて韓国語で答えたり、その逆もあったりと、不思議な会話システムができあがっていました。でも、私の方から英語で話しかけたり、それに対してスティーヴンさんが韓国語で答えてくださることも増えていき、とても魅力的な楽しい現場でした。

監督:スティーヴンさんは、とてもかわいいです。(またもや日本語で)

韓国語でまくし立てて指示すると「分かりました!」って言っておきながら、隅っこの方へ行って、「今、なんて言ってた?」って通訳に聞くんです(笑)現場では韓国語をたくさん使ってくれて、とてもかわいい青年ですね。

ポン・ジュノ

――スタッフも含め、色々な国からキャスティングをされていますが、意図して選ばれたのですか? また、国をまたいでの撮影となりましたが、大変だった点や、文化や考え方の違いで苦労した点などありましたか?

私の場合、映画はまだ6本しか撮っていませんが、本作でいきなり多国籍のスタッフとの作業や、国をまたぐ撮影が始まったわけではなく、今までにそういう機会があったので、今回も自然な流れがありました。

それは、外国のアーティストさんとの最初のお仕事となった、『殺人の追憶』の音楽監督の岩代太郎さんから始まり、『グエムル-感江の怪物-』のアメリカ、ニュージーランド、オーストラリアのスタッフや、『TOKYO!』というオムニバス映画での香川照之さん、蒼井優さん、竹中直人さんとの撮影などがあります。『TOKYO!』では、自分以外は全員日本人の方だったりと、そんな経験もあり、少しずつ海外での仕事、外国の方々との仕事になじんでいきました。ですから、『スノーピアサー』と『オクジャ/okja』の時には、どこの国へ行って、どこの国の方とお仕事をしても、違和感を覚えたり、やりづらさなどは感じませんでした。

監督は最後に「こんな風に話していたら、また東京でも映画が撮りたくなってきたなあ。ざるそばを食べながら(笑)」とポツリ。アンも、オクジャのぬいぐるみを抱えながら、笑顔で相槌を打った。そんな二人が支えたNetflixオリジナル映画『オクジャ/okja』は、6月28日(水)より全世界同時配信スタート。

アン&ジュノ


『オクジャ』ポスター

Photo:インタビューに応じたアン・ソヒョンとポン・ジュノ
『オクジャ/okja』

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