『フレンズ』フィービーはゴス系女子だった?キャストのあれこれも!【トリビア19選】

ニューヨークに住む男女6人が集まり、お互いの恋愛や人生に"超"干渉しながら楽しく毎日を過ごすシチュエーション・コメディ『フレンズ』。世界中で大ヒットし、今もなお愛されるシットコムの代表格である本作について、英Digital Spyが伝えた"『フレンズ』トリビア19選"をご紹介しよう。

目次

『フレンズ』とは?

1994年に放映が開始されて以来世界中で熱狂的な人気を誇り、シーズン10をもって終了した伝説のシットコム。結婚式から逃げ出し、高校時代の親友モニカのもとやってきた世間知らずのお嬢様レイチェル。そのままルームメイトになった二人と向かいに住むチャンドラー、ジョーイ、モニカの兄のロスと元ルームメイトのフィービーの男女6人の日常が描かれる。

レイチェル役のジェニファー・アニストンをはじめとして、当初無名だったキャストたちはこのドラマを機にブレイク。現在もドラマや映画に出演し世界中で活躍している。またゲスト出演も豪華で、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、ジョージ・クルーニーなど、ハリウッドを代表するスターが数多く出演。

いくつ知ってる?『フレンズ』トリビア19選

ここからは、大人気シットコムの知られざるトリビアを19個ご紹介。これから初めて観る人も、久しぶりに観る人も、知っていればより一層作品を楽しめるかも?

1.キャストはレイチェルとジョーイの関係を望んでいなかった

「本当に不適切なことだと思ったよ」――ジョーイ役のマット・ルブランは2012年にVanity Fairのインタビューでこのように語っていた。

「このことに関してはみんなかなり敏感になっていたよ。僕らは(クリエイターの)デヴィッド・クレーンとマルタ・カウフマンの元に行って、"みんなこのことを問題だと思っている。良いことには思えないよ"と訴えたんだ」しかし、残念ながらそんなマットの思いはクリエイターには届かなかったようだ。

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2.メインキャラクターは4人になるはずだった

シリーズは10シーズン続いたが、初期の段階ではモニカ(コートニー・コックス)、レイチェル(ジェニファー・アニストン)、ロス(デヴィッド・シュワイマー)、ジョーイの4人が主軸となり、フィービー(リサ・クドロー)とチャンドラー(マシュー・ペリー)は脇役になる予定だったという。

3.コートニーはレギュラーキャストの中で唯一エミー賞にノミネートされなかった

TV界のアカデミー賞と言われるエミー賞。ジェニファー(助演女優賞2回、主演女優賞3回)、リサ(助演女優賞6回)、マット(主演男優賞3回)、マシュー(主演男優賞1回)、デヴィッド(助演男優賞1回)はノミネート経験を持つが、コートニー(モニカ役)だけはレギュラーキャストの中で1度もノミネートされなかった。

4.シーズン2だけ「感謝祭」エピソードがなかった

毎年ホリデーシーズンに放送され、お祭り騒ぎが巻き起こる感謝祭(サンクスギビングデー)エピソードはファンにとっても楽しみの一つとなっていたが、シーズン2では感謝祭に触れることがなかった。

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5.ハンク・アザリアはジョーイ役のオーディションに2度落ちた

残念ながらマットに敗れてしまいジョーイ役を得ることができなかったハンクだが、後にフィービーの恋人デヴィッド役でシーズン7〜シーズン9に出演した。

6.キャスティングが決定する前、構想ではモニカとジョーイが中心カップルになるはずだった

このアイディアはパイロット版放送後すぐに放棄されたというが、シーズン3のあるエピソードの中ではそんな二人が垣間見える。

7.ドラマに登場するアパート(外観)の住所は、"90 Bedford Street in Manhattan"s West Village"

ニューヨーク市マンハッタン区のウェストビレッジエリアに実在するこの住所には、1階に「The Little Owl」というレストランが併設されたアパートメントが建っている。


 

8.ガンター役のジェームズ・マイケル・タイラーは実際にバリスタだった

当初彼は無名のバリスタ役でエキストラとして最初の4シーズンにだけキャスティングさたというが、「ガンター役がさらに続くことになって、こんな機会をもらえることはもうないなと思った」という。

9.フィービーのギターケースにチップの代わりにアレを投げたのは...

後に判明した彼の正体はフランク・ブッフェ.Jr(ジョヴァンニ・リビシ『スニーキー・ピート』)。フィービーにとっては腹違いの弟だった。初対面時はそんなことを知る由もなかったフィービーだが、シーズン4ではフランク夫婦の代理母を務めて三つ子を出産した。

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10.ジェニファーは「レイチェルヘア」が嫌い

放送当時は彼女の髪型を真似る女子が急増するほど人気が高かった「レイチェルヘア」だが、演じていたジェニファーにとっては苦い思い出のよう。彼女は米Allureのインタビューで、「何と言ったらいいのかしら。あんな醜い髪型は見たことがないわ。何であんな風にしていたのかわからない。あの時代の姿を見るのは好きじゃないの」と答えていた。

11.フィービーはゴス系女子になるはずだった

元々、ジャニーン・ガロファロー(『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』)がゴスロリ系フィービーの役をオファーされていたが、ジャニーンは断ったそうだ。

12. フィービーは死んだお母さんが猫に生まれ変わったと思っていたが、その奇妙な設定には理由があった

このアイディアを出したのはクリエイターのマルタ・カウフマン。自身の母親が亡くなった直後だったそう。本読み(撮影が始まる前にキャストが集まって脚本の読み合わせをする機会)の際に唐突に投げかけたのだとか。あまりに不可解な設定ではあったが、状況が状況なだけにその設定に落ち着いてしまったそうだ。

"Hi mommy!"

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13.無名時代を楽しむため、初回放送の直前にラスベガス旅行に行った

「ドラマが始まってしまえば、自由にどこでも行くことはできなくなる」というジェームズ・バロウズ監督の言葉がきっかけだったようだ。一同は後にラスベガスエピソードの中心地となったシーザーズ・パレス(カジノホテル)を訪れたという。

14.冷蔵庫は実際に稼働していた

ジョーイの冷蔵庫は普段は空にされていたようだが、モニカの冷蔵庫にはキャストやスタッフの飲み物が保管されていたのだそう。

15.コートニーはスタート当初からモニカとチャンドラーを応援していた

ドラマの中で彼らが付き合うずっと前の1997年、ELLE紙のインタビューを受けたコートニーは、メンバーの中から選ぶなら?の問いに、チャンドラーを指名していたという。

Can you name all of the men Monica has dated?

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16.フィービーとジョーイの間に何も起こらなかった理由

様々な組み合わせで恋愛模様が織り成されていた中、結ばれることはなかったフィービーとジョーイ。キャストのリサとマットは、実は二人が何年もの間ベッドを共にする仲にあったという設定をライターに提案したこともあったが、シリーズのトーンに合わないと却下されたそうだ。

17.モニカとチャンドラーの幻の空港シーン

モニカとチャンドラーが空港のセキュリティーチェックで引っかかり、尋問を受ける羽目に!というシーン。本来はシーズン8で放送されるはずだったこの場面は、アメリカ同時多発テロの影響で放送されることがなかった。書き直された脚本では二人が飛行機の座席をアップグレードさせようと策を練る姿が描かれている。幻のみ放送シーンは現在YouTubeで見ることができる。

18.『フレンズ』メンバーはお互いよくキスをする

Tumblrでファンが調査した結果によると、唯一キスをしていないのはモニカとフィービーだったというくらい、『フレンズ』キャストはカメラの前後でキスをすることが多かったようだ。

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19.マットが撮影中に肩を痛めたため、劇中のジョーイにも反映された

シーズン3で描かれたジョーイとチャンドラーの喧嘩シーンの中でマットは肩を脱臼してしまい、撮影に影響が出てしまったため脚本を書き換えたのだという。

『フレンズ』配信情報

主要キャスト6人が集結した同窓会番組『フレンズ:ザ・リユニオン』はU-NEXTにて独占配信中。『フレンズ』シーズン1~10はNetflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『フレンズ』(c)Warner Bros. Entertainment Inc.