『フレンズ』ジェニファー・アニストンが自身のキャリアを振り返る

17年ぶりに6人が集まった『フレンズ:ザ・リユニオン』も好評だった、『フレンズ』レイチェル役で知られるジェニファー・アニストンが、自分の人生や世の中に対する思いをインタビューで語った。米Hollywood Reporterが報じている。

間もなく53歳になるジェニファーは、盟友アダム・サンドラーと共演した映画『マーダー・ミステリー』の続編を含む一連のプロジェクトを準備している。さらに仕事や慈善活動への貢献が認められ、Hollywood Reporterのシェリー・ランシング・リーダー賞を受賞。そんなジェニファーが、人生とキャリアへの道のりについて本音を語った。

「私は、よく近所にいるような親しみの持てる子、悩める乙女、傷ついた女性など、典型的なロマコメの役を演じてきました。でもある時点で、"何か他のことがしたい。私には無理なのだろうか。誰も私にチャンスを与えてくれないのは、何か理由があるのでは?" と自分を疑い始めたのです。というのも、業界は "とりあえずこの人でやってみよう "と言えるほど安定していなくて、華やかなドラマで演じられる役者を選ぶのです。でも私にだって、一緒に仕事をしてみたいと思う監督はいますよ。そういう監督は自分の好きな役者を選ぶことができるので、私は時々、"選ばれる役者になりたい"と思うのです。(例えば誰か、と聞かれ)私はウェス・アンダーソンと仕事をしてみたいですね」

また、子どもをもうけていないことへの世間の憶測に関して、「妊娠の噂や"ジェニファーは子供よりもキャリアを選んだんだ"という勝手な解釈、すべてを一人で受け止めてきました。私の体が医学的にどうなのか、なぜ子どもを持てないのか、また持てるのか、他人にはわからないでしょう。何も知らないのに色々言われて本当に傷ついたし、嫌な気分になりました」と不快感を露わにするジェニファー。「でも私の仕事は演技で、"できることを見せるので、気に入れば見てください"というものなのです。だから、色んな役を引き受けて、気にせず楽しみ、ゴージャスな友人たちと共に過ごし、自分の人生が恵まれていることを感じながら、自分をできるだけ消して、やれるだけのことをやったのです」と、どのように表に出る仕事に伴う困難を乗り越えてきたのかを明かしている。

最後に、88歳でなお現役の俳優として活躍している父ジョン・アニストン(『MAD MEN マッドメン』)について、「父に比べたら私のキャリアはまだ始まったばかり。最近になって、"ああ、これでいいんだ "と思えるようになってきました。自信喪失のハードルを越えて、自分が何者か、どこにいるのか、どれだけ長くここにいるのかを自分自身で確認する必要があったんだと思います」と話した。

キャリアの中で様々な経験をしてきたジェニファーの躍進はまだこれからのようだ。彼女が出演した『フレンズ:ザ・リユニオン』はU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)

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Photo:

ジェニファー・アニストン公式Instagramより