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デイビッド・コレンスウェット、『スーパーマン』脚本に「度肝を抜かれた」【インタビュー】

2025年7月9日 ※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます

スーパーマン

(c) &TM DC(c)2025 WBEI

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督が贈る、DCユニバースの完全なる新作映画『スーパーマン』が、7月11日(金)にいよいよ公開。今回は、スーパーマン役を務めるデイビッド・コレンスウェットにインタビュー! 役作りや撮影の裏話について話を聞くことができた。

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【インタビュー】映画『スーパーマン』デイビッド・コレンスウェット

――今回、スーパーマンは葛藤や不安、恐れと向き合います。これらは誰しも経験することだと仰っていますが、俳優として重なる部分はありますか?

良い質問ですね。俳優としてはまず、クラーク・ケントは人生で二つの役を演じていると考えています。

一つはスーパーマンで、それが彼自身にとって大きな部分を締めています。彼はメトロポリスに住む人々にとって象徴的な存在である必要があります。だからとてもストイックで、そしてみんなから親しみやすい存在でなければいけません。

例えば、子どもやご老人が助けを求めやすい存在でなければいけないといった風に。常に落ち着いていて、頼れる存在であるというところを見せなければいけません。

そして、クラーク・ケント。デイリー・プラネット社で新聞記者として働いています。プライベートな部分とも少し違っていて、会社の中ではスーパーマンのような注目を浴びることなく、脇役でいたいんです。仲間の一員として、普通の会話に入りたいと思っています。

葛藤や不安、恐れのような、人間味のある部分を持っているのが、クラークの良いところです。というのも、スーパーマンは他人が喜ぶようなハッピーな答えをいつも持っていますから。俳優として、クラーク・ケントの中にある二つ姿を非常に楽しく演じられました。

スーパーマン

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――本作のスーパーマンは神のような存在というより、市民だけでなくリスさえも救う、良き隣人のような非常に地に足の着いたヒーローという印象を受けました。 どう役を作っていきましたか?

まず取り組んだのが、ジムでのトレーニングルーティーンです。トレーナーとはビデオ通話で繋がっていましたが、基本的に一人で何時間も行っていました。この過程で、どこか物静かな孤独感を覚えました。ジムにいるのは自分一人だけなので、このウェイトを持ち上げられるかどうかは自分にかかっている。そういった気持ちは、スーパーマンの本質的なものだという風に感じました。

スーパーマンというのは、究極的に孤独なんです。本作の世界には、超能力や高度なテクノロジーを持つスーパーヒーローやメタヒューマンであふれています。ですが、やはりスーパーマンは最も強く、一線を画す存在なわけです。

また、彼は地球出身でないエイリアンですが、人類に対する大きな愛を持ち、スーパーマンとして引き受けた責任を果たすことに強い欲望を抱いています。そして、自分にそういう能力があることを誇りに思っています。

そこで、私が感じたのは「進み続けなければならない」という気持ちでした。キャラクターのため、共演者のため、スタッフのため、そして映画のために、続けなければいけないと。この気持ちが、スーパーマンの本質にあるものだと感じました。

――愛犬クリプトの映像はほぼCGのように見えますが、実際の犬と撮影することはありましたか? 一方で、CGの犬を相手に演技するうえで難しかった点は何ですか?

本物とCG、両方ありました。まず本物の話でいうと、クリプトだけでなく、本作に登場するもう一匹の犬やリスも実際にいて、犬とは一緒に遊ぶことができました。撮影現場に犬がいることで、楽しいエネルギーが生まれましたね。

本物の犬ができない方法で触れ合う必要がある時は、モーションキャプチャー俳優が演じていました。どこにクリプトがいるのかということを想像しながら演じるのは大変でしたが、一方でこのチャレンジは非常に面白く、わくわくしました。監督のジェームズは、我々が苦労しながら演じているのを見て、大喜びでしたよ(笑)

スーパーマン

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――脚本を読んだ感想を教えてください。自分が描いていたスーパーマンのイメージと著しく違いましたか?

ええ、完全に度肝を抜かれました。クリプトの存在やスーパーマンがロボットを持っていることなんて知りませんでした! 「いったい元ネタは何なんだ?」って思いましたね。

「ジェームズはこんなにクレイジーなものを考え出したのか! これがどうやってスクリーンで表現されるんだろう?」と、脚本を読んでいるときは想像できなかったんです。のちに彼から、コミックの「All-Star Superman」(2005~2008)がベースであることを聞きました。

さらにアトランタの制作スタジオでは、すべてのコンセプトアートとデザインを見せてくれました。「作戦室」と呼ばれる部屋に、壁いっぱいにレンダリングが貼ってあり、テーブルにはモデルが並んでいました。それを見て、たくさんの要素から映画の世界が構築されていることをあらためて実感しました。私が見ている限り、コミックに一番近い形で映像化された作品だと思います。

スーパーマン

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――グリーン・ランタンやミスター・テリフィック など、たくさんのDCキャラクターが登場しましたが、一番のお気に入りは誰ですか?

選べませんね…。キャラクターたちを演じる素晴らしい俳優陣がいて、彼らは皆、それぞれ異なるエネルギーを持ち、素晴らしいユーモアのセンスを持っています。全員に共有しているのは、この世界やキャラクター、そして作品への大きな愛です。そんな素晴らしい人たちと一緒に仕事ができて、とてもラッキーだと思いました。

本当にいろんなキャラクターがいますが、それが映画でうまく組み合わさっています。大勢登場しますが、ごちゃごちゃした感じはなく、皆それぞれに明確な目的とアークを持っているんです。

私自身、ジェームズがこれからこういったキャラクターをどうやって発展させていくのか、すごく楽しみです。今後、素晴らしい俳優たちによってどのような映画ができていくのか、とても期待しています。

映画『スーパーマン』公開情報

『スーパーマン』(2025) © & TM DC © 2025 WBEI

映画『スーパーマン』は、7月11日(金)に日米同時公開。

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海外ドラマNAVI編集部

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