ミュージカルブームの今こそまた見たい!『glee/グリー』厳選6話が一挙放送!その影響力と魅力に迫る

3月18日(土)にWOWOWで生中継される開局25周年記念イベント「トニー賞コンサート in TOKYO」で、全世界で大ヒットした青春ミュージカルドラマ『glee/グリー』のウィル・シュースター先生役で知られるマシュー・モリソン、渡辺謙と共演したブロードウェイ・ミュージカル『王様と私』でトニー賞を受賞したケリー・オハラ、そして日本を代表するミュージカルスターの井上芳雄と濱田めぐみが夢の共演を果たす。それに先駆け、マシューの代表作『glee/グリー』の中から、彼の歌と踊りが光った6話を厳選して2月13日(月)にWOWOWプライムで放送する。そこで、世界にミュージカル旋風を巻き起こしたと言える同シリーズの魅力についてあらためて紹介したい。

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『glee/グリー』は、2009年から6シーズンにわたってヒットメイカーのライアン・マーフィー(『アメリカン・ホラー・ストーリー』『ノーマル・ハート』)製作で放送されたが、同作開始と時を同じくして、テレビ・映画業界で多くのミュージカル作品が製作されるようになった。ミュージカル映画自体は1920年代から存在していたが、ゴールデン・グローブ賞の作品賞・主演男優賞(ヒュー・ジャックマン)・助演女優賞(アン・ハサウェイ)を受賞した『レ・ミゼラブル』をはじめ、ジェイミー・フォックス、キャメロン・ディアス共演の『ANNIE/アニー』、メリル・ストリープ、エミリー・ブラント出演の『イントゥ・ザ・ウッズ』、本年度アカデミー賞で本命視される『ラ・ラ・ランド』、エマ・ワトソン主演の『美女と野獣』と、ハリウッドのミュージカル映画も一大ブームとなっている。その火付け役になったと言っても過言ではない『glee/グリー』の魅力を追ってみよう。

■現実世界を感じさせる、完璧ではないキャラクター

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作中に出てくる、オハイオ州の片田舎で暮らす高校生や教師、その親たちの一人ひとりが個性的で、かつ非常に共感できる。例えば、レイチェル(リー・ミッシェル)は前向きな性格で歌唱力は凄いが、周りをイラっとさせる言動が多々見られる女子高生だし、フィン(コーリー・モンテース)は父を亡くし母と二人暮らしの真面目なアメフト選手だが、ティーンらしい恋愛や進路の悩みも抱えている。シュースター先生(マシュー・モリソン)は生徒たちの良き相談相手である一方、離婚歴がある自身の人生は決してうまくいっていない。そうした完璧ではないキャラクターばかりだからこそ、身近に感じることができるのだ。また、いじめや同性愛、妊娠といったテーマが、生徒だけでなく親や教師の視点を通して描かれており、どの世代が見ても感情移入することができる。

■数々のヒットナンバーと豪華なゲストたち

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高校の合唱部を舞台にした『glee/グリー』では、1930年代から最新ヒットチャートまでの数多くのヒット曲が部員たちによって高いクオリティで再現される。そのサウンドトラックは、3作連続で全米アルバム・チャート1位を記録したほど。誰もが耳にしたことのある曲が流れるだけで十分楽しめるが、さらにそれに花を添えるのが豪華なゲストたち。ほんの一部だけでも、ジョン・ステイモス(『フルハウス』)、マット・ボマー(『ホワイトカラー』)、ケイト・ハドソン(『あの頃ペニー・レインと』)、サラ・ジェシカ・パーカー(『SEX AND THE CITY』)、ジョシュ・グローバン(『アリーmyラブ』)、グウィネス・パルトロウ(『アイアンマン』)、イディナ・メンゼル(『アナと雪の女王』)など、そうそうたる顔ぶれが歌やダンスを披露している。

■レギュラーキャストの歌唱力、ダンスが半端じゃない!

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コミカルなストーリー展開にもかかわらず、レギュラー陣の歌唱力、ダンスのレベルの高さが、見る者をクギづけにする最大のポイント。レイチェル役のリーは、わずか8歳で『レ・ミゼラブル』の舞台に立ち、以降も数々のブロードウェイ・ミュージカルでメインキャストを務めてきた。5オクターブ出るとも言われるその声に圧倒された人も多いのでは。ジェシー役のジョナサン・グロフとティナ役のジェナ・アシュコウィッツは、ブロードウェイ・ミュージカル『春の目覚め』でも共演している。そしてシュースター先生役のマシューも、幼少期からミュージカルに親しみ、芸術学部最高峰の一つであるニューヨーク大学ティッシュ・スクール・オブ・ジ・アーツ(芸術学部)を卒業後、『フットルース』『ヘアスプレー』など数々のミュージカルで活躍し、自身のアルバムもリリースしている。ちなみに、リーも同じ大学に合格しており(仕事が多忙だったため卒業はしていない)、レイチェルの母親役のイディナも同校同学部の卒業生。ほかには、ブリトニー役のヘザー・モリスはビヨンセのバックダンサーを務めており、マーリー役のメリッサ・ブノワも幼い頃から『サウンド・オブ・ミュージック』などの舞台に立っていた実力派だ。

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リーとコーリーは同シリーズで恋人同士を演じたことがきっかけで実生活でも交際していたが、シーズン途中でコーリーが帰らぬ人となってしまい、世界中に衝撃を与えた。今あらためて彼の出演シーンを見ると、演技とも本気とも取れるリーとの数々のシーンに、目頭が熱くなることだろう。新しいジャンルとも言えるミュージカル・コメディドラマで世界を虜にし、その後のエンターテイメント業界に影響を与えただけでなく、出演者たちを一躍スターダムに押し上げた『glee/グリー』。今再び、伝説となったこの作品に注目すべき時が訪れている。

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■『glee/グリー』放送情報
2月13日(月)14:30よりWOWOWプライムにてマシューの歌と踊りが光った計6話をえりすぐったセレクションを6話一挙放送

公式サイトはこちら

WOWOW開局25周年記念
生中継!トニー賞コンサートin TOKYO
3月18日(土)18:00 [WOWOWプライム]
出演:ケリー・オハラ、マシュー・モリソン、井上芳雄、濱田めぐみ


日本初のトニー賞公認ミュージカル・コンサート「トニー賞コンサート in TOKYO」。3月の生中継を前に、コンサートをさらに楽しめるガイド番組も放送。
トニー賞コンサートへようこそ
2/19(日)午後0:45 無料放送

詳しくはWOWOWオフィシャルHP

Photo:
『glee/グリー』
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ライタープロフィール

Erina Austen
Erina Austen

数カ国数都市に在住後、現在は、Austin在住。幼少期にファイミリータイズにハマって以来、アメリカドラマ歴は30年以上。SF、裁判モノ、ファミリー系シットコム、ミステリーなどが好み。ブロードウェイオタクでもある。

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