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ダニエル・デイ・キムをもっと知りたい!妻ミアや息子の情報、現在進行中の作品をご紹介

海外ドラマでおなじみの韓国系アメリカ人俳優と言えばすぐに名前があがるダニエル・デイ・キム。日本では『24 TWENTY FOUR』、『LOST』、『HAWAII FIVE-0』(ハワイファイブオー)そして『グッド・ドクター 名医の条件』などで知られているが、妻や二人の息子の情報から出演作品、そして現在進行中のプロジェクトまでその魅力をたっぷりとご紹介しよう。

役者ダニエル・デイ・キムって?

1968年8月4日、韓国の釜山で生まれたダニエル・デイ・キムは、医者の父と母に連れられ幼少期にアメリカに移住する。東海岸で育ったダニエルは、ペンシルバニア州立フリーダム高校に進学。スポーツが盛んなことで知られるこの高校には、学年は違うが、ロックの愛称で知られる俳優ドウェイン・ジョンソンも卒業生として名を連ねている。

高校卒業後は、リトル・アイヴィーと呼ばれる私立ハバフォード大学に進み、政治学とシアターのダブルメジャーで卒業。当初は弁護士になろうとしていたが、演劇への情熱に気がつきニューヨーク大学で演劇やダンスを習得。1996年同大学院修士課程を終え、MFAを取得する。私生活では、エンターテイメント業界で活躍する前の1993年に妻のミアと結婚。二人の息子、ザンダーとジャクソンをもうけている。

俳優デビューは1991年

在学中から様々なドラマに出演するようになったダニエル。スクリーンデビューは1991年の映画『American Shaolin(原題)』だが、1994年には、長寿法廷ドラマシリーズ『LAW & ORDER ロー&オーダー』シーズン4第11話「許されざる罪」に日系人のハリー・ワタナベ役で出演。また、誰もが一度は耳にしたことがある90年代の大ヒット海外ドラマ『ビバリーヒルズ青春白書』シーズン8第3話「銃撃のあと」と第4話「記憶喪失」では、ドクター・スターラ役でゲスト出演。その後も、『バフィー〜恋する十字架〜』のスピンオフである『エンジェル』のギャヴィン・パーク役で12話にわたって登場、メディカルドラマの元祖とも言われる『ER 緊急救命室』シーズン10では複数回出演し、着実にキャリアを積んでいく。

『24』トム・ベイカーで存在感を発揮!

大学院を卒業した10年後、キーファー・サザーランド主演の大ヒットアクションサスペンスドラマ『24 TWENTY FOUR』にメジャーな役で出演したダニエル。シーズン2と3の合計11話で、ジャック・バウワーと行動を共にする捜査官トム・ベイカーを演じた。ダニエルは、ただの捜査官の一人ではなく、ジャックの危機に駆けつけテロリストを殺害し、ジャックの命の恩人になるという役どころで視聴者にインパクトを与えた。

『LOST』では韓国語も披露

『24 TWENTY FOUR』の出演と時を同じくして、ダニエルは自身の出世作となるドラマにメインキャストとして出演する。それが、海外ドラマの金字塔とも言われ、世界中を虜にしたミステリードラマ『LOST』だ。それまでアジア人が全米ネットワーク局ゴールデンタイムドラマでメジャーキャストになることは滅多になかったが、シーズン1から最後まで出演したダニエルの存在感に視聴者は虜になった。

登場初期は韓国語しか話さないジン・クォン役で登場したダニエルは、演じる役柄の強烈な個性もありお茶の間にインパクトを与え、一躍時の人となった。同じく韓国系の俳優キム・ユンジンと夫婦役で共演したが、実はユンジンはそれまでにも韓国作品でも活躍し、韓国語で演技をしていた韓国系俳優。だが、ダニエル自身は、英語がメインの言語だったため、本作のため韓国語を学び直したという。

あるインタビューで、「自分は釜山訛りの韓国語を少し話すレベルだったが、ユンジンと同じように標準韓国語を話す設定になった。だが、標準語を話そうとしながら演技をすると英語のアクセントのある韓国語になっていることに気がつき、変な風になっていった。でもアメリカのドラマである『LOST』がきっかけで韓国語を学び直すことができ、とても感謝している」と述べている。また、本作放送中の2005年、ダニエルは米PEOPLE誌が選ぶ「最もセクシーな男性」の一人に選ばれた。

『HAWAII FIVE-0』では人間味溢れるかっこいい役柄でファンが急増!

『LOST』が終了した2010年に始まったハワイ舞台のクライムアクション『HAWAII FIVE-0』(ハワイファイブオー)。本作ではシーズン1第2話から、特別捜査班「ファイブオー」チームの一人、チン・ホー・ケリー役としてレギュラー出演する。グレイス・パーク演じる従兄弟のコノ・カラカウアらとともに、凶悪犯罪に立ち向かっていく、冷静だが人情味もあるかっこいい捜査官チンのキャラクターは、『LOST』の時とは全く異なり新鮮で、ダニエル・ファンが急増した。本作はハワイの美しい景色と同時に、映画並みの迫力満載のアクション、そして魅力的なキャラクターとその掛け合いや友情、オハナ(家族)の絆が描かれ大ヒットとなった。また本作では、監督デビューも果たしている。

だが、主要キャストの契約が満了するシーズン7で、ダニエルとグレイスは本作を降板する。シーズン8にも出演すると思われていただけに、ハワイでは人口の多いアジア系アメリカ人を演じるキャストの二人が去ることにショックを受けたファンも多かった。のちにダニエルは、スティーヴ役アレックス・オローリンとダノ役スコット・カーンの二人との報酬の差があまりにも大きかったため、去ったと告白。「初期のマーケティングやプロモーションを見ると、グレイスと自分も他のキャストと同じように紹介されていたので、全員がメインキャストになる(=報酬も同じ)と信じていたが、違った。だが、子どもがハワイの学校に通っていたため、引っ越して転校させたくない時期だったので留まることにした」と述べている。グレイスも降板理由はダニエルと同じだったことを仄かしているが、ダニエルは、二人が降板を決めたことはアジア系の俳優にとって意味があることで、今後のアジア系俳優の待遇改善のために踏み切ったことも述べた。

『グッド・ドクター』ではプロデューサー業も

俳優として益々活躍を続けるダニエルは、自身の映像制作会社3ADを立ち上げる。そして韓国の大ヒットドラマのアメリカ版リメイクとなる『グッド・ドクター 名医の条件』をプロデュース。シーズン2ではフレディ・ハイモア演じる主人公ショーン・マーフィーに厳しく接する医師ジャクソン・ハン役としても出演した。また、ニューヨークを舞台に、実話を元にした医療ドラマ『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』ではシーズン2と3に外科医カシアン・シンとして登場しており、最近は医師を演じるダニエルの姿が何度も拝め、ファンとしては嬉しい限りだろう。

『スパイダーマン』『いつかはマイ・ベイビー』など映画でも活躍

テレビドラマだけでなく、映画『スパイダーマン2』(2004)や『いつかはマイ・ベイビー』(2019)、『ヘルボーイ』(2019)、ドイツ&アメリカ合作のNetflixオリジナル映画『密航者』(2021)、また細田守監督の『未来のミライ』では福山雅治が声を担当した曽祖父の英語版も担当、数々の映画にも出演している。

私生活でのダニエル・デイ・キムは?

俳優として、着実にキャリアアップをしているダニエルだが、私生活はどうなのだろうか? スターになる前に知り合い、今も仲睦まじい姿を度々見せている妻のミアや、インスタグラムにも登場する二人の息子たちについても調べてみた。

妻のミア・キムとは結婚して27年

ハリウッドスターになる前の学生時代に知り合ったミアと結婚したダニエル。家族第一優先で人生を考えていると言い、『LOST』『HAWAII FIVE-0』をきっかけに家族でハワイに移住する。「自分も妻も子どもたちも韓国人、または韓国系アメリカ人だが、アジア系の多いハワイではただ単に“アメリカ人”として扱われる。ハワイでは“外国人”として見られることがなく、気負わなくていいので、子どもたちにもそのような環境で育って欲しい」とハワイ定住を決めたそうだ。

息子ゼンダー&ジャクソン・キムのインスタには父の姿も

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息子たちはすでに高校までいたハワイを離れているが、今でもダニエルは『アバター』の出演において彼らに相談するなど、親子の絆は硬い。長男ザンダーは名門ブラウン大学を卒業。ダニエルは先日、ザンダーとエンターテイメント業界のプロジェクトで一緒に仕事をしたことをInstagramで報告している。次男ジャクソンはニューヨーク大学で学ぶ傍ら、モデルとしても活躍中だ。

親日と言われる理由は?

また、親日と言われることも多いが、その理由は、時計のコレクションと日本のあるTV番組にあるようだ。父親がセイコーのスピードタイマーを愛用していたというダニエル。その父が毎晩寝る前にその腕時計を持って振るというある種の儀式を行なっており、子ども心に「父親の宝物なのだ」と印象に残っているそう。

さらに、その父親からプレゼントされた最初の時計もセイコー・クオーツだったという。それがきっかけでセイコー、そしてグランドセイコーの時計を身につけるようになったダニエル。その後オメガのスピードマスター、ウルトラマンにも思い入れがあり購入。その理由は、子どものころ『ウルトラマン』を毎晩のように見て育ったからだそう。アジア系が少なかったエリアで育ったダニエルには、同じアジア系である主人公ウルトラマン/ハヤタが活躍する『ウルトラマン』に夢中になり、影響を受けたと言っている。

俳優人生初の主演ドラマ『ホット・ゾーン』はディズニープラスで配信中!

実際に起こった事件を題材にしたアンソロジー・シリーズ『ホット・ゾーン』のシーズン2『ホット・ゾーン:アンスラックス』。本作は俳優人生で初の主演を飾ったドラマとなった。2001年のアメリカ同時多発テロ事件からわずか1週間後、炭疽菌が入った手紙がワシントンD.C.の政治家やニューヨークのメディアのオフィスに送られ、犠牲者が出た炭疽菌テロを緊迫感満点で描く全6話の本作。

ダニエルが演じるのは、珍しい微生物学を得意とする捜査官マシュー・ライカー。本作では冷静沈着に状況を判断し、地道に証拠を集め調査し、犯人を追い詰めていく実在した捜査官をリアルに演じていおり、コツコツ積み重ねて捜査していく姿が、ダニエル本人に重なって見えてくるようだ。その様子は予告編でも確認できるため、ファンの人はぜひチェックしてみて欲しい。本作について、当時の炭疽菌事件と現在世界中で起きているパンデミックとの間に不気味な類似点が見られるとも話しており、こんなの世の中だからこそ多くの人に見て欲しい一作であることは間違いないだろう。

2004年に『LOST』で、アジア系としてレギュラーキャストとして活躍したが、その15年後にやっと主演を務める作品に出会うことができた。「もしこの作品が10年以上前に作られていたら、私のような顔の人間が捜査を指揮するFBI捜査官役になれなかった。私にとって主演ができるというのは、本当に色々と前進したことの証明なんだ」と述べている。

現在進行中のプロジェクト

2020年には新型コロナウイルス(COVID-19)に感染していたことを公表。当時はアジア系への偏見が高まっていることもあり、コロナウイルスをめぐってのアジア系への偏見をなくすよう発言をしていた。アジア系俳優のみならず、多国籍な俳優の活躍の場を切り開くよう訴え続けるダニエル。そんな彼の現在進行中のプロジェクトには、米Amazonで製作中の超常現象ドラマ『Tether(原題)』、アニメ『アバター 伝説の少年アン』のNetflix実写版や、『ニキータ』『BONES』などのプロデューサーが手がける新作『Pantheon(原題)』などがある。

『アバター』は、アジアをモチーフとした世界観を舞台に、少年たちが火の国との戦争を終わらせるために冒険を繰り広げるというストーリー。ダニエルが演じるのは、火の国の王であるオザイで、冷酷な性格で、誰に対してもあり得ないくらい厳しい自分の基準に合わせることを要求し、特に10代の息子であるズーコ王子(ダラス・リウ『シャン・チー/テン・リングスの伝説』)には厳しい態度をとるというキャラクター。また、『Pantheon』では、声優として参加している。

ダニエルの出演作品が見られる配信先はここ!

『彼女達が、キレた時』Apple TV+で配信中
『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』U-NEXTで配信中
『密航者』Netflixで配信中
ホット・ゾーンアンスラックスDisney+ (ディズニープラス)で配信中
グッド・ドクター 名医の条件U-NEXTで配信中
いつかはマイ・ベイビーNetflixで配信中
『 HAWAII FIVE-0』U-NEXTで配信中
『ダイバージェント NEO』U-NEXTで配信中
『LOST』Disney+ (ディズニープラス)で配信中
『スパイダーマン2』Disney+ (ディズニープラス)で配信中
『24 TWENTY FOUR』Disney+ (ディズニープラス)で配信中
『 ビバリーヒルズ青春白書』Amazon Prime Videoで配信中

(2022年8月16日現在の情報です)

今後もダニエルの最新情報をお伝えしていきたい。

Photo:ダニエル・デイ・キム©FAM008/FAMOUS/『LOST』©ABC Studios./『HAWAII FIVE-0』シーズン4 (C) 2013 CBS Studios Inc. All Rights Reserved.