ダニエル・デイ・キム、主演ドラマ『ホット・ゾーン』と『イカゲーム』について言及

『グッド・ドクター』や『HAWAII FIVE-0』、『LOST』などで知られるダニエル・デイ・キム。現在は、米ナショナル・ジオグラフィックが手がける感染症の恐怖を描いたアンソロジーシリーズ『ホット・ゾーン』のシーズン2、『ホット・ゾーン:アンスラックス』(原題:The Hot Zone: Anthrax)に俳優人生初の主人公役として出演している。そんな彼が、自身の役どころと大ヒット韓国ドラマ『イカゲーム』について語った。米CNETが報じている。

『ホット・ゾーン:アンスラックス』(Disney+(ディズニープラス)で独占配信中!)は、実話に基づいた全6話構成のアンソロジーシリーズ。2001年9月11日の同時多発テロからわずか1週間後、死にいたることもある炭疽菌の胞子が入った謎の手紙が報道機関や政治家のオフィスに届き始めた。その手紙により関係のない民間人5人が死亡、17人が感染する。微生物学を専門とするFBI捜査官のマシュー・ライカー(ダニエル)が、同時多発テロの混乱と捜査が続く中、犯人探しに奔走するというストーリー。

インタビューの中でダニエルは、当時の炭疽菌事件と現在世界中で起きているCovid-19のパンデミックとの間に、不気味な類似点が見られると話した。「この作品とパンデミックで共通しているのは、多くの人々に影響を与える壊滅的な出来事だということ。そして、その出来事に対する反応で、人間の本質が明るみにでたと思っている」

さらに、ダニエルがブレイクするきっかけになったSFドラマ『LOST』でも、最初にインタビューで同時多発テロのことを話したという。「あの作品の本質は"人々はうまく協力してやっていけるのか"ということだと思う」さらにミュージカル『王様と私』に出演したことがあるが、シェイクスピア劇『ヘンリー5世』への出演の思いや、当時同世代の友達と同様に『ビバリーヒルズ高校白書』にはまっていたこと、今でもたまに見ることなども明らかにした。

そんなダニエルは現在、米HBOの『キング・オブ・メディア』(別タイトル『サクセッション』『メディア王 ~華麗なる一族~』)を毎週楽しみにしているという。その理由について、「『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』とは180度違う作品で、人間が如何に悪になれるかを描いており、全員が大金を手にしているのにそれで何をしていいのかもわからないのにプライドや欲のために勝ちたいと思いつづけるのが面白いと思う。『イカゲーム』や『パラサイト』も同じテーマでしょう。人間というものについて何を言おうとしているのかは分からないけど、人が野蛮になるのを見て楽しいと思うのだから。それがスーツとネクタイ姿であろうと、"だるまさんが転んだ"の生死をかけたゲームであろうと」とコメントした。

ダニエルが主演を務める『ホット・ゾーン:アンスラックス』はDisney+(ディズニープラス)で独占配信中。ダニエルが主演を勝ち取るまでの俳優人生や妻や二人の息子について特集したコラムはこちらより。(海外ドラマNAVI)

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ダニエル・デイ・キム©FAM008/FAMOUS