初心者にもわかる!マーベル・ユニバースの英語<Vol.12(前編)>~物語の核心“インフィニティ・ストーン”~

4月27日(金)に公開となる『アベンジャーズ』シリーズ第3作目の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー Avengers: Infinity War』。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)として継続して描かれる物語としては19作品目になります。

壮大な世界観もここまで構築されると、登場するキャラクターたちや情報量もかなり膨大!

しかし、2019年の春に全米公開予定の『アベンジャーズ』第4弾では、日本を舞台にした描写も含まれることもルッソ監督らから明言されていますし、今回の『インフィニティ・ウォー』という映画的イベントの機会からでも、この映画ユニバースの流れに追いつくために劇場スクリーンで観ておこう!!と思っている方は多いはず。

アベンジャーズ(地球上のスーパーヒーローたちやアスガルドの神たち)やガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(銀河系の守護者たち)が、今回の映画で何を巡って、誰との争いを繰り広げられるかということを知らずして、『アベンジャーズ』第3&第4弾というクライマックス2本を楽しむことはできません。

MCU作品をもっと楽しむために知っておくべき“重要アイテム”

そこで!!!

MCU作品がほぼ初見だという方にも、そのあらすじや魅力を知ってもらえるようにこれまで書き続けてきた「マーベル・ユニバースの英語」のコラムですが、過去11回+番外編では詳しくは触れてはこなかった、これを知らないと『インフィニティ・ウォー』の面白さが半減してしまうかもしれない"重要アイテム"について、今回の<Vol.12>では書いてみたいと思います。

ようやく機は熟しました。

熱烈なMCUファンの皆さんにはシリーズの伏線のおさらいとして、今回が初見になる方には知っておくとより深く楽しめる気軽なガイドとして、鑑賞のお供になさって下さい。

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インフィニティ・ストーン

まず、『インフィニティ・ウォー』という題名には、どんな意味があるのでしょう!?

Infinity とは、無限、無限大のこと。

スーパーヒーローたちがついに、常識と限界を超えた範囲の、とてつもないレベルの戦争に突入するということがこの題名から読み取れます。映画製作的な視点から見ても、単独映画の主演も務められるような俳優陣たちを、数十人も一挙に登場させるだけでも無謀とも言える挑戦です(出演交渉を済ませ、日々の撮影スケジュールを組んでいくことは、パズルのような作業だったはずですよ!)。

そしてもちろん、ここまでのMCU映画群では"伏線"として少しずつ語られてきた《インフィニティ・ストーン/Infinity Stones》が、ついに物語の核心的存在として描かれることになるのです。

原作コミックでファンにも広く知られているこのインフィニティ・ストーンは、Infinity Gems とも呼ばれています。Gem とは、宝石、宝玉、至宝といった意味。

インフィニティ・ストーンのことがMCU映画の中で初めて詳しく語られたのは、シリーズ10作目の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』です。ベニシオ・デル・トロ演じるタニリーア・ティヴァンという謎の人物、通称コレクターが、インフィニティ・ストーンについてこのように説明しています。

Before creation itself, there were six singularities.
Then the universe exploded into existence,
and the remnants of these systems were forged into concentrated ingots...Infinity Stones.

初めてこれを聴いても、んん!??何だ?となりそうな説明ですが、

宇宙が誕生する前に、6つの特異点(特異点とは、超密度に圧縮されてブラックホールを作ると言われているような、宇宙空間の仮説上の点のことだそうです)が存在し、爆発で宇宙が生まれた際にそれらの残骸の強大なエネルギーが取り込まれて結晶化した6つのGem がインフィニティ・ストーンだ、ということです。

これら一つひとつの至宝の石には、別々の特質と凄まじいパワーが宿っていて、それらを集めて手にすれば、宇宙の全てをコントロールすることが可能、もしくは、全ての星や生命を壊滅または変貌させることができてしまうというとてつもないアイテムなのです。類い稀な能力を有する者でない限り、これらの石を扱うことはできません。あるいは、たとえ超人的な覇者が石の所有者となっても、そのパワーに滅ぼされてしまうことも歴史上あったのです。

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6つのGem

さて、その6つは、今どこに存在し、誰の手にあるのか!?

それが過去18作品の中で少しずつ明らかになってきています。

Each stone represents a different aspect of the universe.
それぞれの石は、宇宙を構成する要素を表しています。

Space=空間

Mind=心、精神

Reality=現実

Power=力

Time=時間

Soul=魂

但し、映画の中では、「スペース」「マインド」「リアリティ」「パワー」「タイム」「ソウル」ストーンの石のままの姿ではなく、別の形状で登場するので少し混乱し易いのです。

スペース・ストーン

初めてその石の一つが映画上で姿を現したのは、シリーズ4作目の『マイティ・ソー』

この映画のエンドクレジット・シーン(Post-Credits Scene, Tag Sceneとも呼ばれる付録のシーン)で、国際平和維持組織のS.H.I.E.L.D.が密かに保管し、長官のニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソンが演じる)が取り扱い、研究していたことが判明します。「テッセラクト/Tesseract」と呼ばれる四次元キューブ(コズミック・キューブとも呼ばれる)がその石、スペース・ストーンです。この場面が起きているのは、今、我々が生きている時代、つまり現代です。

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第5作『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』では、このキューブの起源(過去)が描かれています。かつてマイティ・ソー(クリス・ヘムズワースが演じる)の父オーディン(アンソニー・ホプキンスが演じる)が地球に密かに残し、ノルウェーの地で長きにわたり守られてきたテッセラクトを、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンズが演じる)の宿敵であるHYDRA(ハイドラ。日本ではヒドラ表記が一般的)の悪役レッド・スカル(ヒューゴ・ウィーヴィングが演じる)が第二次大戦中に強奪し、その秘めたパワーを最新兵器の破壊力に転用しようと試みます。

しかし、実はこの青い光を放つキューブは「空間」を司るため、直接キューブに手を触れたレッド・スカルは、突然別の次元の空間へと送られてしまうという結末を迎えます。レッド・スカルが死滅したのか、あるいはどこかの時空や次元で生き長らえているのかは、確認されておらず不明。最新作『インフィニティ・ウォー』や続く『アベンジャーズ』第4弾にサプライズで再び登場しても不思議ではありません。

この四次元キューブは、キャプテンことスティーヴ・ロジャーズとレッド・スカルの機上の激闘の合間に海に落ち、沈んでいきましたが、のちにハワード・スターク(トニー・スタークの父)がこれを海底から発見。長年にわたりS.H.I.E.L.D.に保管されていました。

というわけで現代では、テッセラクトは長官ニック・フューリーの監視下にあり、その秘めた力の研究開発中にある...と、伏線が繋がっているわけです。

空間と空間を結びつけるこの四次元キューブ(=スペース・ストーン)は、第6作『アベンジャーズ』の中でさらに大きく恐ろしい役割を果たします。

物語上では『マイティ・ソー』のエンドクレジット・シーンから直接続く『アベンジャーズ』で、ニック・フューリー率いるS.H.I.E.L.D.では、引き続きテッセラクトを使用した実験計画を続けていましたが、この物体に異変が生じます。四次元キューブのパワーを悪用し、宇宙の別次元と地球を結びつけるポータル(異空間を越えてワープすることが可能な通路)が生み出され、邪神ロキ(トム・ヒドルストンが演じる、ソーの義弟)が地球上のS.H.I.E.L.D.の秘密基地に降臨したのです。

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ロキに突然の攻撃を受けたニック・フューリーたちは、テッセラクトを奪われました。さらに、ロキは「セプター/Scepter(槍のような武器)」を使って人々の心をコントロールしました。S.H.I.E.L.D.メンバーの一人であるクリント・バートン(ジェレミー・レナーが演じる。通称ホークアイ)も、胸にセプターを当てられてマインドを操られ、にわかにロキの命令に従う手下と化してしまうのでした。

マインド・ストーン

実はこのセプターの先にはめ込まれた閃光を放つ石が、マインド・ストーンだったのです。映画の中では、これがインフィニティ・ストーンの一つであることはまだ語られていませんでした。この時点では邪神ロキの手に、インフィニティ・ストーンのうち「スペース」と「マインド」という二つの強大なパワーが握られていたことになります。もう一度様々な作品を見直して、石の行方を追いかけてみるのも面白いですよ!

『アベンジャーズ』の最後で、ヒーローたちがロキを降伏させた後、兄であるソーはロキを生かしたまま祖国アスガルドに連れて帰ります。前述したテッセラクト(スペース・ストーン)の力で時空間を越え、戻って行ったのです。

ではマインド・ストーン(邪神ロキの槍)はどこに行ったのか!?

ここからはちょっと複雑です。

アベンジャーズ対ロキと宇宙からの侵略者チタウリ軍団によるNY決戦の後、ロキの槍は、ニック・フューリーやスティーヴ・ロジャーズ、ナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ジョハンソンが演じる。通称ブラック・ウィドウ)やクリント・バートンらが所属するS.H.I.E.L.D.で保管されたのです。

ところが!!
シリーズ9作目の『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』で、S.H.I.E.L.D.の組織の中に長年にわたって潜伏し、勢力を拡大し続けた悪の秘密結社HYDRAが、S.H.I.E.L.D.全体を乗っ取ってしまうという展開が起こります。

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そのエンドクレジット・シーンで、ロキの槍もやはりHYDRAの組織の手に渡っていたことが判明します。槍にはめ込まれた石の力(この時点ではマインド・ストーンだとは明かされませんが)を、HYDRAは研究し続け、元科学者でリーダーであるバロン・フォン・ストラッカーとその部下の科学者ドクター・リストは、その石の能力を利用した人体実験を施し、ある双子の男女(エリザベス・オルセンとアーロン・テイラー=ジョンソンが演じるワンダ&ピエトロ・マキシモフ)に超人的な能力を与えます。

この場面は、11作目『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(アベンジャーズの集合映画としては第2弾)に直結します。

『エイジ・オブ・ウルトロン』の冒頭でアベンジャーズたちが攻め込んでいるのが、東欧ソコヴィアに位置するHYDRAの研究施設でありアジト。この時点ではバロン・フォン・ストラッカーらに従っていたワンダ(人の心を操り、トラウマや記憶に基づく幻覚や予知夢を見させる魔力を保持)とピエトロ(超高速移動能力を保持)の二人に邪魔されるも、この施設を制圧し、ロキの槍も奪い返し、NYのアベンジャーズ・タワーに持ち帰ります。なので、この時点ではマインド・ストーンはアベンジャーズたちの手に!!

この槍の持つ強大で知能的なパワーを、平和利用できないか!?と思いついたアイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニーJrが演じる)は、超人ハルクことブルース・バナー博士(マーク・ラファロが演じる)の協力のもと、ロキの槍の力を人工知能に流用して地球を自衛するアーマー(ロボット)集団の組織化を謀るも、これに失敗。自我に目覚めて進化し、暴走した人工知能の強敵「ウルトロン/Ultron」を作り出してしまいます。

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高度に優れた知能であるウルトロンは、自己の知能をアップロードするための無敵のボディを作り上げるべく、アフリカの先進国ワカンダでしか採取されない特殊金属ヴァイブレイニアム/Vibranium(日本ではヴィブラニウムと表記されます)を手にしました。その企みをギリギリで阻止したアベンジャーズは、ヴァイブレイニアムと人工皮膚開発テクノロジーを組み合わせた人造ボディ(その額には、ロキの槍に付けられていた石、つまりマインド・ストーンが埋め込まれていた)をNYに持ち帰り、その肉体の頭脳としてトニー・スタークの人工知能アシスタント(トニーにとって長年の執事的存在でおなじみ)のジャーヴィス/J.A.R.V.I.S.をアップロードして取り込むことを試みます。他のアベンジャーたちはその試みに反対しますが、ソーだけはこのボディに知能を授けることを後押し、自身のハンマーによる電撃の力も加え、マインド・ストーンの潜在能力を兼ね備えた無敵の新ヒーロー、ヴィジョン/Vision(ポール・ベタニーが演じる)を誕生させました。槍に付いていた時には青かったこの石は、黄色く輝きます。ヴィジョンはアベンジャーズとともにウルトロンと戦う道を選び、新アベンジャーとなります。

従って、マインド・ストーンは無事にアベンジャーズの側に今は在る...ということです。

どうですか? ここまでの流れが掴めましたか?
ここまでで登場したインフィニティ・ストーンはまだ二つ。

スペース・ストーンは、ソーたちが祖国アスガルドに持ち帰り、管理。
マインド・ストーンは、新アベンジャーであるヴィジョンの額に埋められているので無事です。

リアリティ・ストーン

3つ目の石は、8作目『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』に登場します。赤く輝く「イーサー/Aether」(日本ではエーテルと表記される)と呼ばれるこのインフィニィ・ストーンは、6つの中で唯一固形ではなく液状で、形を自由に変化させます。宇宙を永遠に闇の世界に引き戻せるほどの恐ろしい力を有するイーサー。アスガルドやミッドガルド(地球)など9つの次元を含む全宇宙の「現実」をダークに塗り替えることができるからでしょうか、リアリティ・ストーンと呼ばれています。

大昔、宇宙が誕生した時に、闇から生まれたダークエルフたちとそのリーダーであるマレキスがイーサーの使用を試みるも、ソーの祖父にあたるボーがその企てを食い止め、地中深くに埋めたというこの石を、『ダーク・ワールド』では再びマレキスが狙います。

『アベンジャーズ』でのNY決戦の後、ソーの義弟ロキはアスガルドの王国に拘置されていましたが、マレキスが狙う宇宙喪失という最大の危機に、これまで反目し合っていたソーとロキはついに手を組み、多大な犠牲を払いながらもマレキスを打ち破ります。この勝利により、リアリティ・ストーンであるイーサーもアスガルド人の手に。

『ダーク・ワールド』のエンドクレジット・シーンでは、ソーが最も信頼する仲間の戦士ヴォルスタッグとシフの二人が、銀河の遠くの地に住むコレクターを訪ね、イーサーの保管を依頼する、というやりとりが描かれています。コレクターは、銀河のあらゆる遺物や生命体を収集していることで知られているのですが、アスガルド人の二人がイーサーを預けに来るということは、それなりに信用のおける人物のはず。

二人と対面したコレクターは言います、

コレクター:Whoa, oh.. Asgardians. It"s an honor.
お、おぉ、これはアスガルドの方々。光栄です。
シフ:You know why we"re here.
なぜここに来たか、わかっていますね。
コレクター:Of course. But if I may ask, why not keep it secure in your own vault?
もちろんです。しかし、貴国の宝物殿で安全に保管できるのでは?と思いますが。
ヴォルスタッグ:The Tessaract is already on Asgard. Its not wise to keep two Infinity Stones so close together.
アスガルドにはすでにテッセラクトがある。二つのインフィニティ・ストーンを近づけておくことは、賢いことではない。

コレクター:That"s very wise.
それは賢明な御処置です。

I can assure you, it will be absolutely safe here, in my collection.
私のコレクションとしてお預かりすれば、絶対に安全だと保証いたします。

シフ:See that it is.
そのようね(or そう願います)。

しかし...イーサーを手にしたコレクターは、ヴォルスタッグとシフがその場を去った後に、こうささやきます、

コレクター:One down. Five to go.
一つ目だ。残りは5つだな。

彼もまた、インフィニティ・ストーンをすべて集めて揃えたい野心を持っているということです。そして、「空間」と「現実」を司る強大な力を秘めるような石を近い場所に収蔵しておくこと自体が危険を孕むだろうということが、この会話でわかるのです。

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パワー・ストーン

4つ目の石は、10作目『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に登場します。「オーブ/Orb」と呼ばれる球体の中心に隠されている紫色の石が、パワー・ストーン

地球で生まれ、やがて銀河の海賊に育てられたスター・ロードことピーター・クイル(クリス・プラットが演じる)は、惑星モラグの寺院跡に忍び込み、オーブを盗み出します。パワー・ストーンが内部に収められているとは知らず、ピーターはノバ帝国の首都である惑星ザンダーに行き、遺物オーブを売りさばこうとします。ところが懸賞金のかかるお尋ね者のピーターはこの星の警察に逮捕され、刑務所送りに。そこから彼は、一緒に収監された面々と仲間になって見事に脱獄...。

今度はオーブをコレクターの元へ持ち込み、そこでピーターたちは、このコラムの冒頭にある「Before creation itself...」という説明を聴くわけです。コレクターがピーターたちの眼の前でオーブの球体を真っ二つに開くと、紫色のパワー・ストーンが現れました。ところが、石の力に目が眩んだコレクターの召使いカリーナが直接石を手で掴んでしまった瞬間、大爆発が起こります。

パワー・ストーンには、惑星一つを吹き飛ばす破壊力があり、石に直接触れた者の身体は跡形もなく燃え尽きてしまいます。

ピーターは刑務所で仲間となったガモーラ(ゾーイ・サルダナが演じる)の忠告に従い、ノバ帝国の警察にオーブを届けることに渋々ながら同意しかけますが、この映画の悪役であるロナン・ジ・アキューザー(クリー種族。リー・ペイスが演じる)の襲撃を受け、あっけなく奪われてしまいます。

この作品のクライマックスで、ピーターが惑星ザンダーの壊滅を企むロナンから素手でパワー・ストーンを取り返した際に、彼の肉体が燃え尽きずに耐え切れたのは、ピーターの血筋によるものでした。彼の半分は人間の母の血を、そしてもう半分は何百万年も太古の昔にインフィニティ・ストーンをも扱うことができたセレスティアルと呼ばれる古代人の血を引き継いでいたのです(彼の父はエゴというセレスティアル種族の一人であることが、続編『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』で明かされます)。ピーターは、仲間との結束に支えられ、パワー・ストーンの威力に消滅させられない偉大な力を持つことを証明しました。彼らが自分たちのことをガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(つまり銀河の守護者たち)だと自覚するのは、この強靭さを備えた瞬間からです。

パワー・ストーン(紫色)を内包するオーブは、ノバ帝国の軍警察に無事に保管されることになり一件落着。

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ところで、カリーナの愚行のせいで大爆発を起こしたコレクターの宝庫に保管されていたはずの、あのイーサー(リアリティ・ストーン)は一体どこへ行ったのか!? 爆発後の瓦礫の中に埋もれているのか? あるいは、爆発時のどさくさに紛れて誰か他の者の手に渡ったか? その行方は映画の中では語られていないのです。この行方についても、『インフィニティ・ウォー』の中で必ず言及されるはず。

そして、インフィニティ・ストーンに対するある程度の耐性を備えたピーター・クイルとガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々は、『インフィニティ・ウォー』の劇中の鍵を握る存在になるかもしれません。ガーディアンズファンの皆さん、注目ですよ!

コラム後編では、『ドクター・ストレンジ』で登場した5つ目の石、そしてまだ明かされていない6つ目の石の可能性について取り上げています。こちらもぜひお読みください!

(※注意:このコラムの文中のキャラクターの名称や、監督名・俳優名などは、原語または米語の発音に近いカタカナ表記で書かせて頂いています)

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(文/尾崎英二郎)

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