【まとめ】ファンに惜しまれながらも『NCIS』シリーズを去ったキャラクター12人!

米国海軍と海兵隊に関する事件を解決していく海軍犯罪捜査局の活躍を描いたドラマシリーズといえば、『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』、そのスピンオフである『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』NCIS:ニューオーリンズ』。そして、2022年7月には『NCIS:ハワイ』が日本上陸! どのシリーズも人気を博しているが、大人気長寿ドラマに避けられないことといえば、レギュラー俳優の降板! それが大好きなキャラクターだったらファンの悲しみは絶大! 今までどんな人物が登場して去っていったのか…、彼らの降板後の俳優活動にも触れて振り返ってみよう。

目次

ヨーロッパや中東地域まで捜査範囲を広げて国際的な事件も扱う本家『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』

 

■ケイトリン・"ケイト"・トッド特別捜査官(サッシャ・アレクサンダー)

 

初回から登場したオリジナルキャストの一人。もともと、米国大統領を警護するシークレットサービスに勤務していたが辞職。その後、NCISチームリーダーのリロイ・ジェスロ・ギブス(マーク・ハーモン)にリクルートされNCISに転職したが、勤務中にテロリストに狙撃されて殉職。降板後のサッシャは、犯罪捜査ドラマ『リゾーリ&アイルズ』でモーラ・アイルズ主任検視官を演じている。もはやサッシャといえば、2シーズンで降板したケイト役よりも、7シーズンにわたって演じたモーラ役のイメージの方が強いかもしれない。黒髪でパンツ姿が多かったケイトと違って、長い金髪で常にスカート姿でオシャレな装いのモーラは、外見も性格もケイトとは全く異なる役柄なので新鮮味を感じる。

■ジェニー・シェパードNCIS局長(ローレン・ホリー)

 

シーズン3からギブス率いるチームの上司として登場。ギブスとは過去に仕事上のパートナーであり、かつ恋愛関係だったというワケありの深い間柄。病魔に冒されながらも任務を遂行した末、犯人グループとの銃撃戦で殉職する。降板後のローレンは単発のTVムービーなどに出演したり、カナダ製作の警察ドラマ『Motive(原題)』でドクターを演じる他、『サバイバー: 宿命の大統領』『タイニー・プリティ・シングス』などに登場している。

■ジヴァ・ダヴィード特別捜査官(コート・デ・パブロ)

 

当初はモサド(イスラエル諜報特務庁)から出向していたエージェントだったが、後にNCIS特別捜査官になる。モサド局長の父親イーライ、テロリストの異母兄アリとの家族関係は複雑。多国語を操り、行動力に優れ、勝気で頑固な性格だが、実は人一倍繊細な一面もある。NCIS辞職後は母国イスラエルに帰国。シーズン3からの中途加入キャラとは思えないほど強烈な印象を残した。シーズン10での降板後、コートは母国チリで実際に起こった鉱山落盤事故を描いた映画『チリ33人 希望の軌跡』などに出演していたが、シーズン16で衝撃のカムバックを果たしている。

■アンソニー・"トニー"・ディノッゾ特別捜査官(マイケル・ウェザリー)

 

オリジナルキャストの一人。一見、ジョーク連発のチャラ男だが、ココ一番!の時は真剣に事件に立ち向かう頼れる兄貴的存在。同僚ジヴァとは、とりとめのないケンカをすることも多かったが、お互いを大事な存在として認識していた。ジヴァのNCIS辞職後に改めて気持ちを確認し合って恋愛関係に発展。その後、トニーにとって人生を一変させるような出来事が起こり、幼い一人娘タリとパリで暮らすためNCISを辞職する。降板後のマイケルは、米CBSの法廷ドラマ『BULL/ブル 法廷を操る男』で、実在の心理学者をモデルとした主人公ブルを好演している。

■アレクサンドラ・"アレックス"・クイン特別捜査官(ジェニファー・エスポジート)

 

かつてNCIS訓練センターで教官を務めていたこともあり、チーム加入時点ですでにメンバーと顔見知り。サバサバした性格で頼れる姉御的存在だったが、私生活で母親を介護するために一線から退く設定でシーズン14のみの登場に。降板後のジェニファーは、犯罪サスペンス『ブラインドスポット タトゥーの女』『ザ・ボーイズ』『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』にゲスト出演している。

■アビゲイル・"アビー"・シュート科学捜査分析官(ポーリー・ペレット)

 

『NCIS』で一番の愛されキャラと言っても過言ではないくらい大人気のオリジナルキャスト。長い黒髪ツインテールとゴシックファッションと厚底ブーツといった個性的な風貌で、誰にでもフレンドリーでハグ大好きなアビー。優れた分析力を駆使して、科学について彼女が解明できないことはないくらいだ。しかし残念なことにシーズン15をもって降板。これまでも女優業のみならず、音楽活動、チャリティ参加、犯罪防止や人権運動など幅広い分野で活動してきたポーリーのこれからの活躍に注目したい。

■クレイトン・"クレイ"・ダンテ・リーヴス(ドウェイン・ヘンリー)

 

SIS(英国秘密情報部)MI6から出向中のNCIS国際デスク任務のオフィサー。ニコラス・"ニック"・トーレス特別捜査官(ウィルマー・バルデラマ)とは冗談で何かと張り合うが良きライバル。アビーとともにシーズン15が最後の登場となった。英国出身のデュアンが今後、英国または米国のどちらに拠点を置いて活躍していくか楽しみだ。

太陽がまぶしいロサンゼルスを舞台に、捜査官が様々な人物に"変装"して事件現場に"潜入"することが多い『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』

 

■ドミニク・"ドム"・ヴェイル捜査官(アダム・ジャマール・クレイグ)

 

シーズン1のみに登場した新人捜査官。マーティ・ディークス(エリック・クリスチャン・オルセン)が登場する前は、ドムがケンジー・ブライ(ダニエラ・ルーア)と仕事上のパートナーだった。犯人との銃撃戦で、自らの身を挺してサム・ハンナ(LL・クール・J)を守って殉職する。2010年に降板後のアダムは、特に目立った俳優活動はしていない。

■ネイト・ゲッツ(ピーター・キャンバー)

 

心理学的な見地から事件解明に助言したり、チームメンバーの内面上の悩みや心のケアにも気を配るチーム所属の心理学者。中東地域のイスラム勢力に関する調査活動のためチームを離れたが、シーズン2でレギュラーから降板した後も時々ゲストとして登場。その後、ピーターはコメディ『グレイス&フランキー』に出演している。

■オーエン・グレンジャー副局長(ミゲル・ファーラー)

 

無愛想で、何事にも厳しく、上司と部下という関係では気づまりを感じるような存在だが、窮地に陥った時には頼りになる副局長。シーズン8出演中に、グレンジャーを演じるミゲル本人が咽頭癌のために逝去したという哀しいニュースを覚えている方々も多いだろう。末期癌と診断されて余命を知りながらも、最後の登場エピソードまで完璧に役柄を演じ切って、最期まで俳優として生きたミゲルである。

メキシコ湾に面したニューオーリンズという立地を活かして、シリーズの中で一番、船舶が出てくるケースが多い『NCIS:ニューオーリンズ』

 

■メレディス・"メリー"・ブロディ特別捜査官(ゾー・マクラーレン)

 

合気道の黒帯保持者で、チーム内では頼りになる姉のような存在。シーズン2後半、恋愛関係に発展しつつあった米国国土安全保障省勤務の男性が絡んだ事件の関連性から責任を取って辞職。降板後のゾーイは、キーファー・サザーランドが米国大統領を演じる『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2から、ホワイトハウス任務の弁護士ケンドラ・デインズ役でレギュラー出演している

■ソーニャ・パーシー特別捜査官(シャリータ・グラント)

 

当初はATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)特別捜査官だったが、NCISチームと合同捜査後にNCIS特別捜査官となる。150cmという小柄な身体にはパワーが溢れているが、意地っ張りな面もあり、同僚クリストファー・"クリス"・ラサール(ルーカス・ブラック)とはお互いに恋愛感情を抱きつつもなかなか次のステップヘ進めない。シーズン4で降板してしまったシャリータは、その後、Netflixの人気ドラマ『YOU ー君がすべてー』シーズン3に出演している。

2022年7月には『NCIS:ハワイ』が日本上陸する他、オーストラリアのシドニーを舞台にした『NCIS: Sydney(原題)』の製作も決まっている『NCIS』シリーズ。今後も注目だ。

『NCIS』シリーズ 放送&配信情報

『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』:U-NEXTAmazon Prime VideoHulu
『NCIS: LA 極秘潜入捜査班』:Amazon Prime VideoHulu
『NCIS: ニューオーリンズ』:Hulu
『NCIS: ハワイ』:2022年7月18日(月・祝)よりスーパー!ドラマTV #海外ドラマ☆エンタメにて独占日本初放送

(文/サーシャLK)

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(2022年6月時点での情報です)



Photo:『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』© 2018 CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved. / 『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』TM & © 2018 CBS Studios Inc. CBS and related logos are trademarks of CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved. / 『NCIS:ニューオーリンズ』TM & © 2018 CBS Studios Inc. CBS and related logos are trademarks of CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved. / サッシャ・アレクサンダー © Pauline French/FAMOUS / ミゲル・ファーラー © FAM008/FAMOUS