『NCIS』通算500話目はどんな内容になる?ショーランナーが語る

米CBSで2003年から続く大ヒット犯罪捜査ドラマ『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』は、来たるシーズン23で通算500話に到達する。その記念すべきエピソードの内容についてショーランナーが語った。米TV Lineが報じている。

ギブス、トニー、ダッキーに続いてフォーカスされるのは?

『NCIS』シリーズは昨年、本家のほか『NCIS:LA 〜極秘潜入捜査班』『NCIS:ニューオーリンズ』『NCIS:ハワイ』『NCIS:シドニー』というフランチャイズを合わせて1000話に到達したが、今度は本家だけで500話の記録を樹立する見込みだ。

記念すべき500話目を迎えるのは本国アメリカで今年の秋から放送が始まるシーズン23の中盤になるが、過去にはこうした記念すべてタイミングで特別なエピソードがお披露目されてきた。通算200話(シーズン9第14話「天からの贈り物/運命の分かれ道」)ではギブス(マーク・ハーモン)が行きつけのダイナーで銃を持った正体不明の男と対峙した際にフラッシュバックを体験、退役海兵隊員のマイク・フランクス(ミューズ・ワトソン)や父親の姿を目にし、自身の人生を振り返る。通算250話(シーズン11第16話「ホテルの惨劇/将校に化けた男」)はトニーにフォーカスしており、父親であるアンソニー・ディノッゾ・シニア役のロバート・ワグナーも登場。通算300話(シーズン13第18話「孤高の狙撃手」)にはテイ・ディグス(『プライベート・プラクティス』)が奇襲事件の唯一の生き残り役でゲスト出演し、ギブスのフラッシュバックもあった。そして通算400話(シーズン18第2話「巡り合わせ」)ではギブスとダッキー(デヴィッド・マッカラム)が初めて出会った時が描かれた。

また、前述したフランチャイズ通算1000話目のエピソード(『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』シーズン21第7話「1000ヤード」)には、『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』のケンジー・ブライ役で知られるダニエラ・ルーア、『NCIS:ハワイ』のジェーン・テナント役ヴァネッサ・ラシェイなどスピンオフのキャラクターたちも姿を見せ、史上最大級のゲストが集った。

『NCIS』のショーランナー、スティーヴン・D・バインダーによると、通算500話目に関して次のような構想があるという。「初期段階の今言える唯一のことは、250話、300話、400話、1000話の時と同じ考えだということです。それは本当に特別で、その数字にふさわしいことをするということ。これまでもギブスとダッキーが初めて出会った時にさかのぼったり、作品の全歴史にまたがるような壮大な事件を扱ったりしました」

そんなバインダーは、取材側のTV Lineに対して逆に何かアイデアはないかと質問していた。アイデアといえば、同メディアのライターであるマット・ウェブ・ミトヴィッチがフランチャイズ通算1000話で特別に演じたキー特別捜査官とカトリーナ・ロー演じるジェシカ・ナイト特別捜査官の秘密のオフィス・ロマンスやアクション満載のヘリコプター・チェイスが思い浮かぶ。

「アイデアがないわけではありません。ただ、どれがこの記念すべきマイルストーンにふさわしいか、ということなんです」とバインダーは締め括った。通算500話目となるのはシーズン23第13話。果たしてシーズン19で去ったギブスの再登場があるのか、あるいはシリーズ最長のレギュラーで、こうした記念すべきタイミングでまだフューチャーされたことのないティモシー・マクギー役のショーン・マレー中心の展開になるのか。気になるところだ。

『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』シーズン1~21はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米TV Line



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