犯罪捜査ドラマ『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』のキャラクター、リロイ・ジェスロ・ギブスを主人公にした前日譚スピンオフ『NCIS: Origins(原題)』。期待のシリーズでギブスの恩師であるマイク・フランクスを演じるカイル・シュミット(『SIX アメリカ海軍特殊部隊』)が、「若きギブスは、どこか壊れている」点について言及している。
ギブスと恩師マイクは似た者同士
1991年を舞台にした前日譚ドラマでは、駆け出しのギブスがNCISキャンプ・ペンデルトン支局で特別捜査官としてのキャリアをスタートさせ、本家にも登場したマイク・フランクス率いる強靭なチームの一員となり、成長していく姿が描かれる。
ギブスはNCISに参加する前、中東で“砂漠の嵐”作戦の任務に当たっていた時、妻シャノンと娘ケリーが麻薬の売人ペドロ・へルナンデスに殺害される悲劇を経験した。カイルは、本家でギブスを演じたマーク・ハーモン、そして本作のショーランナーであるジーナ・モンレアルとデヴィッド・ノースが、このスピンオフに登場する若かりし頃のギブスは「どこか壊れたところがある」と以前述べていたことに言及し、「マイクも自分の中に同じ部分を見出していると思います」と語っている。
「自分が直面した状況や経験のせいで、大切な人を失う可能性があるというのは残念なことです。そしてマイク・フランクスは、自分自身から逃れたいと思っている人を、救う機会をうかがっているのだと思います。1991年にギブスをNCISの世界に連れてきたのは、信じられないほど才能のある若者に、辛い経験をした後で2度目のチャンスを与える機会だったのではないでしょうか」
また、役作りで身体的な特徴にこだわるカイルは、フランクスを演じるにあたって、付け髭をつけるのではなく実際に口髭を生やしたそう。「口髭は彼を際立たせるとともに、時代を反映していると思います。フランクスのキャラクターは本家シリーズに深く根差しているし、私の意見では1991年も“そのまま”でした。だから撮影当時、口髭を生やすのは当然のことだったんです」と振り返っている。
そのほかにも、自分の碧眼を変えるためにダークブラウンのコンタクトレンズを装着し、本家でフランクスを演じたミューズ・ワトソンに似せるために声のトーンまで変えたのだとか。口髭を生やし、目の色や声まで変えて役作りに励んだカイルが、どんなフランクス像を創り上げたのか期待が高まるばかりだ。
『NCIS: Origins』は、米CBSにて10月14日(月)に放送開始予定。『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』シーズン1~20はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:米TV Line
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