『レインメーカー』ドラマ版、主演を含むメインキャストが決定

米USA Networkが進める1997年の映画『レインメーカー』のドラマ版のキャストが続々と決まっている。米Deadlineが伝えた。

『MAD MEN』スターが大物弁護士に

元の映画はジョン・グリシャムの「原告側弁護人」を原作に、フランシス・フォード・コッポラが監督と脚本を、マイケル・ダグラスが製作を担当。マット・デイモンが演じた主人公は、正義感あふれる若き弁護士のルーディ・ベイラー。法学部を卒業したばかりで新米弁護士のルーディは、自身が抱いていた理想とはかけ離れた現実に直面する。大手保険会社から支払いを拒否された貧しい家族や、社会的に弱い立場の依頼人があふれるのを目の当たりにした彼は、世の正義に疑問を持ち始めて…。マットのほかには、クレア・デインズ、ダニー・デヴィート、ミッキー・ローク、ロイ・シャイダー、ダニー・グローヴァー、ジョン・ヴォイトなどが出演していた。

なお、タイトルの「レインメーカー」とは、お金を雨に例えて、まるで雨が降るように多くの金を稼ぐ弁護士のことを意味している。

6月にシリーズ制作が決まった今回のドラマ版では、ロースクールを卒業したばかりのルーディ・ベイラーが、大物弁護士であるレオ・F・ドラモンドと法廷で対決することに。そしてルーディは事務所のボスやパラリーガルとともに、依頼人の息子の不審な死にまつわる二つの陰謀を解き明かしていく…というストーリー。

そのキャストとして最初に報じられたのは、『MAD MEN マッドメン』のロジャー・スターリング役やマーベル映画『アイアンマン2』などのハワード・スターク役で知られるジョン・スラッテリー。映画版でジョン・ヴォイトが演じた、主人公が裁判で対決する有力弁護士事務所のエース、レオ・F・ドラモンド役に起用された。

また、その数日後には『ジュマンジ』シリーズのベサニー役で知られるマディソン・アイズマンのレギュラー出演も明らかに。ルーディのガールフレンドで、彼と同じくロースクールを卒業したばかりのサラ・プランクモアを演じる。

そして3人目のキャストとして、『スパニッシュ・プリンセス キャサリン・オブ・アラゴン物語』のマイロ・キャラハンが主役のルーディを演じることも伝えられた。マイロはこれまでに出演した作品は5本と決して多くないものの、『FBI:インターナショナル』『ドクター・フー』といった人気ドラマにゲストとして参加しただけでなく、映画『デューン 砂の惑星』シリーズの前日譚スピンオフドラマ『Dune: Prophecy(原題)』やデヴィッド・テナント(『グッド・オーメンズ』)の新作ドラマ『Rivals(原題)』のキャストにも名を連ねており、注目の存在。映画版で主演したマット・デイモンのようなスターに成長するだろうか。

4人目のキャストに決まったのは、ファンタジードラマ『ワンス・アポン・ア・タイム』でレジーナ・ミルズ/悪い女王を演じたラナ・パリラ。映画版でミッキー・ロークが演じたルーディの雇い主であるJ・ライマン・“ブルーザー”・ストーンの娘ジョスリン・“ブルーザー”・ストーンに扮する。父親と同じく弁護士のジョスリンは、溌剌として度胸のあるタイプだという。

メインキャストが続々と決まる中、司法試験に7度落ちて、J・ライマン・“ブルーザー”・ストーンの事務所でパラリーガルならぬ“パラロイヤー”として働くデック・シフレット(映画で演じたのはダニー・デヴィート)役もついに決定。ルーディとよく行動をともにするこの同僚役として、『ザ・ボーイズ』とスピンオフ『ジェン・ブイ』にアダム・バーク役で出演するP・J・バーンに白羽の矢が立った。

原作者のグリシャムは製作総指揮として参加。また、『パラノーマル・アクティビティ』シリーズや『パージ』シリーズ、『ゲット・アウト』といったホラー作品を数多く手掛けるジェイソン・ブラムも製作総指揮に名を連ねる。脚本を執筆するのは、『スタンドアップ』『コード・ブラック 生と死の間で』のマイケル・サイツマンと『デトロイト 1-8-7』のジェイソン・リッチマン。

(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline①Deadline②Deadline③Deadline④