
イギリスの人気作家アーサー・コナン・ドイルによって100年以上前に生み出され、今でも様々な形でその物語やキャラクターが語り継がれているシャーロック・ホームズ作品。新たなドラマ化企画が進められていると、米Deadlineが伝えた。
原作は「女子高生探偵シャーロット・ホームズ」シリーズ
この度制作されるドラマの原作は、アメリカの作家ブリタニー・カヴァッラーロの人気小説シリーズ「シャーロット・ホームズ」。2016年の発表の「A Study in Charlotte(原題)」を皮切りに、2019年の「A Question of Holmes(原題)」まで4作が刊行。日本でも「女子高生探偵シャーロット・ホームズの冒険」「女子高生探偵シャーロット・ホームズ 最後の挨拶」というタイトルで発売されている。
名探偵シャーロック・ホームズとその相棒ジョン・ワトソンの子孫である二人、ともに10代のシャーロット・ホームズとジェイミー・ワトソンがコンビとなって犯罪捜査に繰り出す。シャーロットは祖先のシャーロックに似た要素をいくつも持った風変わりな少女。彼女とジェイミーが通う米コネチカット州の寄宿学校で不可解な事件が起き、二人は謎に立ち向かう…。
今回のドラマ化で脚本を執筆するのは、原作者のカヴァッラーロと『イーストサイダーズ』のクリエイターであるキット・ウィリアムソン。カヴァッラーロとウィリアムソンも10代の時に寄宿学校で知り合ったのだという。
‘Charlotte Holmes’ Series In The Works From Kit Williamson & Brittany Cavallaro https://t.co/kjj9PSwJkR
— Deadline (@DEADLINE) May 14, 2025
もともとホームズの関連作品は世界各国で作られていたが、ここ数年は特にその動きが目立ち、シャーロック・ホームズが自分の娘と思われる女性とコンビを組む『Sherlock & Daughter(原題)』を米CWが、ホームズの相棒ワトソンを主人公にした『Watson(原題)』を米CBSが、そして本作のように人気小説をもとに青年時代のシャーロック・ホームズの活躍を追う『Young Sherlock(原題)』をAmazonがドラマ化。フランスでも、『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』のラファエル役で知られるローラ・ドヴェールがホームズの子孫を演じる『マドモアゼル・ホームズの捜査日記』が制作されている。ドラマ以外では、シャーロックの妹を主人公にしたNetflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』シリーズと、ガイ・リッチー監督×ロバート・ダウニー・Jr&ジュード・ロウ主演の『シャーロック・ホームズ』シリーズの第3弾が待機中だ。
(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline