BFF!人気海外ドラマの中で最もプラトニックな友情を築く二人は?

多くのドラマ、コメディにおいて、異性の主要登場人物の恋愛模様というのは、やはり最も気になるところ。そのため、作り手側も視聴者の興味を持続させるため、登場人物同士で付き合ったり別れたりを繰り返す。

一方でそういった展開から逃れ、カップルとしてではなく、プラトニックなBFF(Best Friend Foreverの頭文字をとったもので“親友”などの意味をもつスラング)として関係を持続させ、なおかつ話の展開に貢献するという登場人物の関係性も、これまた存在する。それらの代表例を米TVLineが紹介している。

※以下、作品のネタバレを含むものもあります。ご注意ください。

『9-1-1:LA救命最前線』チムニーとヘン

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シーズン2にマディ(ジェニファー・ラヴ・ヒューイット)が登場するまでは、アジア系のチムニー(ケネス・チョイ)は、決して女性と話すのが得意なわけではなかった。その唯一の例外がヘンことヘンリエッタ(アイシャ・ハインズ)で、基本的に白人社会の118分署において、レズビアンの黒人であるヘンをチムニーが温かく迎え入れたことから、二人の強い連帯が生まれた。

『シカゴ P.D.』アトウォーターとバージェス

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特別捜査班のアトウォーター(ラロイス・ホーキンズ)とバージェス(マリーナ・スコーシアーティ)は、二人ともパトロール警官上がり。全米でも最も危険な地域の一つに数えられるシカゴで街をパトロールするという、時に生死に関わる職務を共にこなしてきたのだ。ペアを組む二人は仕事上でも私生活上でも強い信頼関係で結ばれている。

『コミ・カレ!!』アニーとアベッド

今回例として挙げた中で唯一キスしたことのあるペアが、このアニー(アリソン・ブリー)とアベッド(ダニー・プディ)だ。とはいえ、アニーとアベッドはグリーンデール・コミュティ・カレッジにおいて、最も健全な友人同士と言える。

二人の友情はシーズン1第4話の「ゴシップにご用心」の人の忍耐力を試す心理実験で、アベッドがアビーの友情に応えるべく、丸一日以上実験に耐え続けたことに端を発する。そんな彼らの関係を最もよく表しているのが、シーズン3の第16話「アベッドの心の奥へ ドリームトリウムの旅」だ。このエピソードでアベッドは、心の奥底の不安を赤裸々にアニーに告白している。

『クリミナル・マインド FBI行動分析課』デレクとガルシア

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デレク・モーガン(シェマー・ムーア)とペネロープ・ガルシア(カーステン・ヴァングスネス)はベストフレンドであり、犯罪捜査の名パートナーとして活躍した。カーステンによると、ガルシアがかつてはデレクに首ったけで、いずれそういうときが来るのを待っていたとのことだが、番組はが二人の恋愛を推し進めることはなかった。

『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』ジョーンとシャーロック

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ジョーン(ルーシー・リュー)は薬物中毒に苦しむシャーロック(ジョニー・リー・ミラー)の付添人として登場したが、すぐにそれ以上の存在になった。シリアルキラーに対しても、自身の健康問題に直面しても、人生の転換期においても、お互いをサポートし合い唯一無二の無敵のペアとして君臨する。そして最後には、「二人は果たして彼らはくっつくべきか別れるべきか」という最大の難問に答えを出して見せるのだった。

『ファイヤーフライ 宇宙大戦争』マルとゾーイ

戦闘の前線で共に身体を張って戦うことほど結びつきを強めるものはない。かつて統一戦争を一緒に戦った独立派の生き残りであるマル(ネイサン・フィリオン)とゾーイ(ジーナ・トーレス)。戦争には負けたものの、忠誠心や決断力、冒険心等を共有して終生の友情を手に入れた。

『THE FLASH/フラッシュ』ケイトリンとシスコ

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『エージェント・オブ・シールド』や『NCIS:LA~極秘潜入捜査班』でも見られるように、知性派同士が、それぞれの知識を共有するだけでなく、専門家としての尊敬を超えた感情をお互いが抱いていることに気づくことがあるが、『フラッシュ』のケイトリン(ダニエル・パナベイカー)とシスコ(カルロス・バルデス)もまさにそのような関係であった。次々に起こる事件の解決に忙しく、二人の間にロマンティックな関係が生まれることはなかったものの、ケイトリンはロニー(ロビー・アメル)とジェイ(ジョン・ウェズリー・シップ)、シスコはジプシー(ジェシカ・カマチョ)とカミラ(ヴィクトリア・パーク)と、それぞれ第三者とのロマンスが描かれた。

『グレイズ・アナトミー』メレディスとアレックス

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クリスティーナ(サンドラ・オー)がシアトルを去ったときは、メレディス(エレン・ポンピオ)が再びこのような強い友情を誰かと結べるとは思えなかった。しかしアレックス(ジャスティン・チェンバース)は、毅然とした態度でメレディスの信頼を勝ち得た。メレディスが暴漢に襲われた時、夫のデレク(パトリック・デンプシー)に先立たれ時、医療免許を剥奪されそうになった時、アレックスは常にメレディスのそばにいて彼女を支え、メレディスもアレックスが人生の困難に直面した時には手を差し伸べた。そんな深い結びつきだからこそ、たった一通の手紙だけを残して姿を消すというアレックスの番組の去り方さえも、(二人の関係においては)割とすんなりと受け入れられたのかもしれない。

『ヴァンパイア・ダイアリーズ』ステファンとレクシー

ステファン(ポール・ウェズレイ)とレクシー(アリエル・ケベル)は、まぎれもなく永遠のBFFだ。それも劇的な事件と言えるくらい。さもなければ、レクシーの死後に二人が再会するなんていう展開は考えられないだろう。

『ウォーキング・デッド』ダリルとキャロル

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シーズン3でキャロル(メリッサ・マクブライド)がダリル(ノーマン・リーダス)に向かって「一発やっちゃおうか」と冗談を言ったときの、キャロルのその言い方やダリルの反応がすべてを物語っている。何度もウォーカー相手に絶体絶命のピンチに陥って、その度に彼らはお互いを助け合ってきた。ショーランナーのアンジェラ・カンの言葉の通り、彼らは「ソウルメイト」なのだ。

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Photo:『クリミナル・マインド FBI行動分析課』ABC Studios/Darren Michaels/『グレイズ・アナトミー』ABC/Eric McCandless/『ウォーキング・デッド』Eli Ade/AMC /『9-1-1:LA救命最前線』©2019-2020 Twentieth Century Fox Film Corporation./『シカゴ P.D.』©Matt Dinerstein/NBC/『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』©2016 CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved/『THE FLASH/フラッシュ』© DC Comics. The Flash series and all related new characters and elements TM and © Warner Bros. Ent