大ヒット海外ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』のキャラクターといえば、誰もが真っ先にジャック・バウアーを思い浮かべることだろう。しかし、ジャックの家族、CTU（テロ対策ユニット）などの同僚、彼と時には協力し、時には対立する政府関係者、脅威となるテロリストといった魅力的な登場人物が多く存在している。そんな膨大なリストの中から、特に忘れがたい24人をご紹介しよう。
（※本記事は『24 -TWENTY FOUR-』のネタバレが含みます）
目次
- 1 1：キム・バウアー（演：エリシャ・カスバート）
- 2 2：テリー・バウアー（演：レスリー・ホープ）
- 3 3：ニーナ・マイヤーズ（演：サラ・クラーク）
- 4 4：トニー・アルメイダ（演：カルロス・バーナード）
- 5 5：ミシェル・デスラー（演：レイコ・エイルスワース）
- 6 6：ジョージ・メイスン（演：ザンダー・バークレイ）
- 7 7：クロエ・オブライエン（演：メアリー・リン・ライスカブ）
- 8 8：ビル・ブキャナン（演：ジェームス・モリソン）
- 9 9：カーティス・マニング（演：ロジャー・クロス）
- 10 10：デヴィッド・パーマー（演：デニス・ヘイスバート）
- 11 11：シェリー・パーマー（演：ペニー・ジョンソン）
- 12 12：ウェイン・パーマー（演：D・B・ウッドサイド）
- 13 13：マイク・ノヴィック（演：ジュード・チコレッラ）
- 14 14：アーロン・ピアース（演：グレン・モーシャワー）
- 15 15：チャールズ・ローガン（演：グレゴリー・イッツェン）
- 16 16：アリソン・テイラー（演：チェリー・ジョーンズ）
- 17 17：ハビーブ・マルワン（演：アーノルド・ヴォスルー）
- 18 18：チェン・ズィー（演：ツィ・マー）
- 19 19：オードリー・レインズ（演：キム・レイヴァー）
- 20 20：ジェームズ・ヘラー（演：ウィリアム・ディヴェイン）
- 21 21：ルネ・ウォーカー（演：アニー・ワーシング）
- 22 22：エリック・カーター（演：コーリー・ホーキンズ）
- 23 23：レベッカ・イングラム（演：ミランダ・オットー）
- 24 24：ジョン・ドノヴァン（演：ジミー・スミッツ）
- 25 『24 -TWENTY FOUR-』配信情報
1：キム・バウアー（演：エリシャ・カスバート）
ジャックの一人娘。シーズン1で夜中に家を抜け出して遊びに行った挙句に誘拐されたこともあり、当初はトラブルメーカーという印象が強かったが、シーズン3では父が働くCTUの分析官となり、親の七光りと言われながら、かなりの技術を持っていることを示す。毎シーズンのように付き合う相手が変わったが、最終的に結婚、母親となった。ジャックとのつながりは強く、彼が生物兵器に感染して危機的状況に陥った際には移植で父親の命を救った。
2：テリー・バウアー（演：レスリー・ホープ）
キムの母親でジャックの妻。一時ジャックと別居状態にあったが家族に対する愛情は深く、娘が消えた時には率先して探しに行き、キムとともにテロリストに監禁された時には娘を励まし、彼女に危害が及びそうになれば体を張って阻止、テロリストの一人を倒すといった行動力の持ち主。さらには娘が死んだと思い込み、そのショックで一時記憶喪失になるなど、シーズン1ではジャック以上と言えるほど、数々の災難に襲われる。
3：ニーナ・マイヤーズ（演：サラ・クラーク）
CTUのアシスタント・チーフ。優秀だが、妻と別居していた時のジャックと付き合っていたことが原因で上司から「将来を棒に振った」と言われるように。ジャックと別れた後は部下のトニーと交際。セルビア語やドイツ語、アラビア語などに通じ、相手を揺さぶる心理術、交渉術にも長ける。
4：トニー・アルメイダ（演：カルロス・バーナード）
ニーナとかつて交際していたジャックを当初は敵視するも、のちに友人に。当初はCTU通信部門所属の捜査官だったが、その後は責任者を務めるまでに出世。同僚のミシェルとは、トラブルもあってくっついたり別れたりを繰り返す。銃、肉弾戦を含めて戦闘能力は高く、一時酒に溺れていた時期もジャックから助けを求められるとすぐさま前線に復帰できていた。さらには尋問のテクニックも有するなど、ジャックと似た能力を数多く備える。シカゴ・カブスのファン。
5：ミシェル・デスラー（演：レイコ・エイルスワース）
CTU支部長に出世するほどのやり手。シーズン2ではテロ攻撃を阻止するという危機的状況の最中にトニーへ恋心を打ち明けるという乙女な面も見せたが、基本的にはプロフェッショナルに徹しており、シーズン3で自身が生物兵器テロに巻き込まれた直後も、そのまま現場で指揮を執っていた。しかし、そのプロ意識の高さによってトニーとの間にたびたび溝が生じてしまう。
6：ジョージ・メイスン（演：ザンダー・バークレイ）
ジャックの上司。保身に走りがちな野心家で部下からは嫌われており、シーズン2でロスに核攻撃の危険があると知ると、支部長でありながら理由をつけて逃げ出そうとしたことも。しかしあることをきっかけに改心し、体の不調を隠して職務に当たったほか、長年疎遠だった息子とも仲直り。テロ攻撃を防ぐために命を捨てようとしていたジャックのことも救ってみせた。
7：クロエ・オブライエン（演：メアリー・リン・ライスカブ）
CTU分析官。シーズン3で初登場した時は優秀だが空気が読めないサブキャラ的な扱いだったが、みるみる出番を増やし、シーズン4ではテロリストに向けてランボーのごとく銃をぶっ放す所業もやってのけた。正義感が強いため次第にジャックの信頼を獲得し、彼に頼まれるとクビや逮捕の危険があっても従うほどの忠誠心を発揮。ジャックからシステムに関して何か頼まれるたび、急かされることにイライラしながらも数分後には解決してしまう。
8：ビル・ブキャナン（演：ジェームス・モリソン）
公明正大で冷静沈着なCTU支部長。職務に忠実だが、それが間違っていると思えば別の道を取るという応用力も備える。また、すれ違いからぎくしゃくするトニーとミシェルの間を取り持つなど、スタッフに対する思いやりもあるが、それが元で貧乏くじを引いて解雇されることに。CTUを離れた後はより行動派になり、自分たちを連行するヘリを奪って自ら操縦したり、クロエたちと政界の腐敗を暴くための私的な捜査活動を行う。
9：カーティス・マニング（演：ロジャー・クロス）
高い戦闘能力を持つ元軍人で、たとえテロリストに拘束されても独力で脱出することができる。ジャックの右腕として様々な現場で突入作戦をサポートしていた。また、元恋人であっても裏切り者とわかれば自ら逮捕し、人事に不満があっても後任と打ち解けることのできるプロフェッショナル。しかしあるテロリストに対しては過去に抱いた憎しみを捨て去ることができず、非常に残念な形で去ることに。
10：デヴィッド・パーマー（演：デニス・ヘイスバート）
決断力があり、清廉潔白でカリスマにあふれた、シリーズを代表する大統領。しかし家族運がないのか、妻シェリーや弟ウェインが起こすトラブルにたびたび巻き込まれる。また、穏健派であるがゆえに政界でも苦労することが多く、優秀ながらも大統領としては短命に終わった。自身を狙った暗殺計画で家族を危険に晒してでも命を救ってくれたジャックとは強い信頼関係で結ばれており、彼に危機が迫った時には自分へのリスクを気にせず警告していた。
11：シェリー・パーマー（演：ペニー・ジョンソン）
デヴィッド・パーマーの妻だが、夫と違って自分の利益が一番大事。非常に高い政治力を持ち、巧みな弁論で夫を含む多くの人を言いくるめることができる。自分の望みのためには自分の子どもですらも犠牲にする非情さのために離縁されるが、その暴走が止まることはなかった。邪魔な人物を見殺しにしたり、テロリストに協力したりと暴挙の限りを尽くし、それが最後には自分に跳ね返ってくることに。
12：ウェイン・パーマー（演：D・B・ウッドサイド）
デヴィッド・パーマーの弟で、兄の首席補佐官や秘書を務めた後、自らも大統領に就任。元海兵隊で一時はジャックとともに銃を持って捜査にも参加していた。兄譲りの正義感を持つが、兄の支援者の妻と関係を持つといった脇の甘さも。また、大統領となってからは兄同様の穏健派として行動するが、会見場で起きた爆発事件を境に、以降は人が変わったかのような過激派に転じ、間もなくしてフェイドアウトという幕切れに。
13：マイク・ノヴィック（演：ジュード・チコレッラ）
元弁護士でデヴィッド・パーマーの腹心。彼が大統領に就任した際には首席補佐官を務めた。デヴィッド・パーマーに対する信頼は厚く、その決断が必ずしも賛成できないものであっても協力は惜しまない。心ならずも彼を裏切ったことで一時は袂を分かつが、ローガン政権時代に助言を頼んだことで友情が復活する。
14：アーロン・ピアース（演：グレン・モーシャワー）
シークレットサービスとして、パーマー兄弟やローガンなど歴代大統領に従事。実は7シーズンにわたって出演している息の長いキャラ。正義感の強い人物で、デヴィッドが大統領の任を解かれた後も彼に協力し、大統領の側近を尋問させるなどジャックにもたびたび力を貸す。また、ローガンの妻でありファーストレディだった時のマーサと恋に落ち、一緒に暮らしていた。
15：チャールズ・ローガン（演：グレゴリー・イッツェン）
シーズン4で初登場した当初は副大統領だったが、大統領がテロリストの攻撃を受けたことにより大統領に昇格。しかし政治手腕はない上に、優柔不断の見栄っ張りで、昇格当初は核兵器強奪計画を聞いて地下シェルターへ逃げ込んだり、CTUとの会議で怒鳴り散らしたりと、周囲の足を引っ張りまくる。その後も無能ぶりを露呈し続け、政界のトラブルメーカーに。ロシアとのパイプが強いのが自慢。
16：アリソン・テイラー（演：チェリー・ジョーンズ）
アメリカ初の女性大統領。理想家だが、画期的な和平交渉の実現にこだわるあまり、ローガンの口車に乗ってしまったりと良くない判断をしてしまうことも。ジャックにもたびたびつらく当たり窮地に追い込むが、最後には改心して彼が逃げる余裕を与えた。息子は殺され、夫はテロリストに撃たれ（のちに離婚）、娘は殺し屋を雇って逮捕と、デヴィッド・パーマー以上に家族に恵まれていない。
17：ハビーブ・マルワン（演：アーノルド・ヴォスルー）
列車爆破、国防長官誘拐、原発暴走（メルトダウン）、大統領専用機の撃墜と様々な計画を綿密に立て、CTUなどの先手を取って次々に実行してみせたシリーズきってのテロリスト。追い詰められて高いビルから落ちそうになった時、捕まって尋問されて最終的な計画を止められるよりはと、ジャックがつかんだ手を放して命を絶つことを選択。潔い幕切れだったが、テロリストとして残念なことに携帯の始末は甘かった。
18：チェン・ズィー（演：ツィ・マー）
中国の工作員。当初はロサンゼルス総領事館の警備主任だったが、ジャックによる潜入作戦で総領事が巻き添えを食らって死去したことからジャックを執拗につけ狙うように。シーズン5のラストで彼を拉致すると中国へ送還し2年近くもの間、拷問する。政府間の交渉によりジャックの身柄を引き渡した後も、彼の恋人オードリーを人質にしたり、ロシアと共謀して米中を戦争させようとしたりと、散々悪行を働く。
19：オードリー・レインズ（演：キム・レイヴァー）
国防長官の娘として国防総省で働く中、同僚のジャックと関係を持つように。シリーズの中でもかなり不運なキャラクターの一人で、父ともどもテロリストに誘拐され、復縁しかけた夫はジャックの強硬策で手術を中断された末に死亡し、中国に拉致されたジャックを助けようとして自身も監禁される...などと災難のオンパレード。監禁のショックで一時は家族のこともわからなくなるほど変わり果てた状態に陥ったが、奇跡的に回復した後もテロリストから逃れることはできなかった。
20：ジェームズ・ヘラー（演：ウィリアム・ディヴェイン）
シーズン4で初登場した当初は国防長官、のちに大統領となる。ジャックに目をかけ、CTUを解雇されていた彼を直属の部下として雇い入れた上に、娘との交際も認めていた。娘ともどもジャックに命を救われたことで信頼関係はさらに深まるが、中国の件をめぐり不仲に。しかし大統領となった自分をジャックが暗殺しようとしていると聞くとすぐさまその説を否定し、テロ攻撃に対して力を合わせる。
21：ルネ・ウォーカー（演：アニー・ワーシング）
FBI捜査官。シーズン7でトニーがテロ事件に関与していると知り、ジャックに捜査協力を依頼。当初は強硬手段も辞さないジャックに難色を示していたが、次第に自分も違法捜査を行うように。しかしそれが行き過ぎてFBIを解雇されてしまい、以降は自殺未遂を繰り返すような不安定な状態に。その後、ロシアンマフィアへの潜入捜査の経験を買われてジャックと再会し、いつしか愛し合うようになった二人は結婚を誓うが...。
22：エリック・カーター（演：コーリー・ホーキンズ）
元レンジャー（陸軍特殊部隊）の兵士。銃撃や格闘などあらゆる戦闘能力に優れている。隊のリーダーとしてテロ首謀者の暗殺という重要な任務もこなしたが、除隊後はPTSDに苦しみ、眠れぬ日々を送っている。高い戦闘能力を誇り、機転が利くほか、自分の命を犠牲にしてでも国や仲間を守るという忠誠心の高い人物。妻と子どもを作ることを考え中。
23：レベッカ・イングラム（演：ミランダ・オットー）
CTUの局長だったが、夫の大統領選出馬をサポートするために引退していた。こうと決めると何があっても突き進む性格で、裏切り者のあぶり出しに邪魔が入れば相手をスタンガンで眠らせ、テロリストの情報を聞き出すためには家族であっても尋問し、テロリストを捕まえるべく罠にもあえて飛び込む。結婚前にトニーと交際していた。
24：ジョン・ドノヴァン（演：ジミー・スミッツ）
レベッカの夫で次期大統領選に出馬している上院議員。4年前には妻の仕事のために出馬を見送った愛妻家。自分の選挙スタッフがテロリストの疑いをかけられると、捜査を黙認するのではなく容疑を晴らすために奔走するなど、思いやりのある人物。時には尋問も厭わない妻についていけないと感じることも。
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