『キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き』や『ファイヤーフライ 宇宙大戦争』、『ザ・ルーキー 40歳の新米ポリス!?(原題:The Rookie)』の主演で知られるネイサン・フィリオンがオンライン開催となったサンディエゴ・コミコンに登場。今回彼のキャリアを振り返るというテーマのもと、当時の仲間たちとともに熱き思いを語り合った。米SYFY WIREが伝えた。
今回のネイサンのパネルトークは、現在彼が主演を務める『The Rookie』の製作総指揮であるアレクシ・ホーリーとともに展開し、『ファイヤーフライ』のクリエイターであるジョス・ウェドン、ゾーイ役のジーナ・トーレス(『SUITS/スーツ』)、ウォッシュ役のアラン・テュディック(『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』)ら懐かしの面々がビデオ通話で繋がり、『ファイヤーフライ』という作品の素晴らしさを共有する時間をファンに届けた。
2002年から放送された『ファイヤーフライ』でネイサンは主人公マルを演じ、放送から20年近く経つ現在でも、ポップカルチャーの中心で人気を集めている。
プライベートの時間で車の中からビデオ通話を繋いだアランに対し、ネイサンは『ファイヤーフライ』がキャリアの中でどのような経験だったかと質問。すると、アランは躊躇うことなく「"ナンバーワン"と言うよ。間違いなく、最も多くのフィードバックを得た作品だ...」と返答した。
ジーナも、全14話の1シーズンしかなかったシリーズについて、放送から20年近く経った今でも話したいことがあるとファンからアプローチがあると明かし、「その瞬間を捉えることが、テレビと映画の目的だと思うの」とコメント。さらに、「『ファイヤーフライ』の遺産で素敵なのは、あなたが触れてきた素晴らしい本のようなものであること。最初に読んだ時は、15歳だったかもしれない。25歳になってもう一度読んでみると、きっと違う感想を持つの。『ファイヤーフライ』はそんな作品。20年前に見ていた人たちが、今では自分の子どもたちと一緒に共有しているのよ」と、世代を超えて愛されていることをかみしめながら話した。
ネイサンは『ファイヤーフライ』のファンがポジティブなループを生み出してくれる存在だと話し、本作がSFというジャンルを自分に加えてくれた、とても意味ある作品だったと深い感謝を示すことも忘れなかった。これは決してファンサービスの発言ではなく、ネイサンは過去携わったプロジェクトのどのチームよりも、『ファイヤーフライ』チームと連絡を取り続けていることを明かしており、ウェドンも『ファイヤーフライ』クルーのグループメールでもネイサンが"キャプテン"であり、今日に至るまで途絶えたことがないと付け加えていた。
また、ネイサンがジーナに対し、シーズン3への更新が決まった『The Rookie』にゲスト出演しないかと問いかけると、彼女は「絶対参加するわ」と即答。「私が『キャッスル』に出た時あなたはいなかったから、今回は絶対その場にいることを約束してもらうわ」と詰め寄ると、ホーリーは「あなたがドラマに出てくれたら、ネイサンの物語の中であなたを書かないわけにはいかない」と応対し、2人の共演を保証した。アランはすでに同作のシーズン2にゲスト出演しているが、ネイサンは彼にも再訪を呼びかけており、可能性をにじませた。
3人の共演が再び見られるかもしれないネイサン主演の『The Rookie』。日本ではシーズン1が9月3日(木)よりWOWOWプライムにて日本初放送。(海外ドラマNAVI)
Photo:ネイサン・フィリオン (c)FAM009/FAMOUS