『コミ・カレ!!』の企画、脚本、製作総指揮を務めたダン・ハーモンが、同作の映画化に向けて動き出したと英Digital Spyが伝えている。
『リック・アンド・モーティ』のクリエイターとしても知られるダン・ハーモンが手掛け、2009年から2015年にかけて米NBCで放送された大人気シットコム『コミ・カレ!!』。アメリカの公立二年制大学コミュニティ・カレッジ、通称"コミ・カレ"に通う個性豊かな生徒たちにフォーカスした本作は、放送終了後も映画化をめぐるたくさんの噂が流れていた。そしてついに、ハーモンが米メディアVultureが主催するポッドキャスト番組「Good One(原題)」の中で、映画化について口を開いた。
「両親がうるさいから脚本を書き始めたんだ。今は僕自身が書くべきだと思うから書いてるよ。ギアは入った。事が起きたんだ」と脚本を書き始めていることを明かしたハーモン。「映画化を実現するための扉は開かれ、残された唯一の問題はクリエイティブの部分だけ。これは素晴らしいことだし、僕はこうしたことに頭を悩ませるのが大好きだ。それについて話し合うのも大好きだし、今もそれをやっているよ」という。
しかし、広く親しまれたTVシリーズの映画化は決して簡単なことではない。ハーモンもこれを認め、実際にどの程度ファンサービスに力を入れたらいいのか悩んでいるという。
「ここに大きな哲学的な問いがある。架空の新たな観客に尽くさなければならないのかどうかだ。明らかに、独断的で現実的な一般の人の答えは"いいや。尽くさなくていい。映画化はファンサービスだ"だろう」。しかしハーモンは「『コミ・カレ!!』の映画化ですごいことは、もしTVシリーズの存在を知らなければ、これはめちゃくちゃいい"映画"になるってことだ」と述べており、新たな観客を見捨てるつもりはないと考えているよう。
『スパイキッズ4D:ワールドタイム・ミッション』や『テッド』などで活躍しているコメディアン兼俳優のジョエル・マクヘイル、『LOVE ラブ』のジリアン・ジェイコブスや『アトランタ』のドナルド・グローヴァー、『GLOW:ゴージャス・レディ・オブ・レスリング』のアリソン・ブリーや『クレイジー・リッチ!』のケン・チョンなど豪華俳優が出演していた『コミ・カレ!!』。映画版ではどのような物語が展開するのかわからないが、ぜひともお馴染みのキャストたちに揃って戻ってきてほしい。(海外ドラマNAVI)
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Photo:
『コミ・カレ!!』公式Instagram @communitytvより