人気ドラマ『グレイズ・アナトミー』のシーズン19をもってレギュラーから降板したメレディス・グレイ役のエレン・ポンピオが、同役を演じる上で不満に思っていたことを明かしている。
数々の恋愛を経ても成長せず?
米Varietyによる、俳優同士がお互いをインタビューする企画「Actors on Actors」で、シーズン6までイジー・スティーヴンスを演じたキャサリン・ハイグルとエレンが対談。そのリユニオンでエレンは、「メレディスが何度も恋愛で同じ間違いを犯し、まったく成長がない」と嘆いた。
I was so thrilled to be asked to participate in @Variety Actors On Actors, if for no other reason than to get to see my beautiful friend Ellen Pompeo and catch up! So many memories we share, this woman is such a big and extraordinary part… pic.twitter.com/v7wxm0p8RH
— Katherine Heigl (@KatieHeigl) June 6, 2023
エレンは、「TV局は視聴者のために、ある程度の一貫性を持たせる必要があります。視聴者は親しみを求めていますから」と理解を示した上で、こう述べている。「私たちが何をやっても『グレイズ・アナトミー』のファンは文字通りついてきてくれますから、メレディスが間違った決断をするのはやめてもいいと思うんです。私の不満の一つは、ニックとメレディスの関係です。スコット・スピードマンがメレディスの恋の相手、ニック・マーシュを演じていて、私はスピードマンが大好きです。彼は素晴らしい人なのに、どういう訳かメレディスは恋愛をうまく進める方法がいまだに分かっていないんです」
“One of my frustrations is the Nick and Meredith of it all,” Ellen Pompeo says of #GreysAnatomy. “Somehow, Meredith can’t figure out how to make a relationship work, still, after all this time.” https://t.co/Viqe1Uesno pic.twitter.com/cxvYVIm6tI
— Variety (@Variety) June 6, 2023
エレンは、恋愛で何も学ばないメレディスにジレンマを感じているようだが、すべてが順調すぎても物語に面白味が欠けてしまうとして、困難や葛藤の必要性も主張している。「もしうまくいってしまったら、どこに葛藤があるのでしょうか? 葛藤は必要です。困難があってはいけないと思っている訳ではありません。葛藤はあった方がよいけれど、ただ、そのあり方について私は違う考えを持っているんです」とも述べていた。
なお、エレンはメレディス役からはひとまず卒業したが、更新されたシーズン20でもナレーターとして続投する。さらに製作総指揮としても残留し、番組に関わっていく予定だ。キャサリンとの対談で「もし時間があれば、来年出演できればと思っています」とコメントしていたことから、早いカムバックが期待できるかもしれない。
『グレイズ・アナトミー』はDisney+(ディズニープラス)にてシーズン1~18が配信中。最新のシーズン19はWOWOWプライム、WOWOWオンデマンドにて放送・配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Variety