人気ドラマ『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』でディーン・ウィンチェスターを全15シーズンにわたって演じ続けたジェンセン・アクレス。長期シリーズを終えた彼が、どのように新プロジェクトを選び、『ザ・ボーイズ』で現在演じるソルジャー・ボーイというディーンとはまったく異なるキャラクターに、どう向き合っているのかなどについて語った。
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2020年代と1950年代のソルジャー・ボーイの違い
米Varietyのインタビューでジェンセンは、まず長年ひとつの番組に携わった心境について、「縛られていたという言葉はピッタリだね」と回答。「でも、『スーパーナチュラル』のおかげで自分に必要なツールや信頼してくれる仲間、そして次に繋がるチャンスを得られた。だからプロジェクトを選ぶ時は“やりたい役柄”というよりも、“一緒に仕事をしたい人”を基準にしているんだ」と語っている。
また、一人のキャラクターを長く演じることについては誇りを隠さない。「僕はいつだってディーンであることを受け入れてきたし、演じるのも大好きだった。15年間やり続けたのは理由があるからだよ。あの物語もキャラクターも仲間も大好きだし、誇りに思っているよ」と答えたジェンセン。
そんな彼にとって、『スーパーナチュラル』卒業後の代表的な役が、クリエイターのエリック・クリプキとの再タッグとなった『ザ・ボーイズ』のソルジャー・ボーイだ。このキャラクターは、来たるシーズン5をもって終了する本家シリーズに重要キャラクターの一人として登場しているほか、1950年代を舞台にした前日譚スピンオフ『Vought Rising(原題)』では主役を担う。ジェンセンによれば、両作のソルジャー・ボーイは同じ人物でありながらも表現の幅が大きく異なるという。
「当然同じ人物なんだけど、およそ70年分の経験の差がある。(現代を舞台にした)『ザ・ボーイズ』でのソルジャー・ボーイは第一人者としての風格や重みを持っている。でも前日譚では、まだそこに至る前の姿を描けるんだ。純粋さとまでは言わないけど、関係性や性格が形成される前の段階の彼を見せられるのは楽しいよ」と説明している。
そして役作りについては、時代背景のリサーチも欠かさない。ジェンセンは当時の戦争映画やドキュメンタリーを見ながら、冷戦初期やマッカーシズム(共産主義反対を掲げた政治運動)などの要素を吸収しつつも、「現代の観客に伝わるバランス」を心がけているという。
さらに注目したいのは、『スーパーナチュラル』のジャレッド・パダレッキ(サム・ウィンチェスター役)とミシャ・コリンズ(カスティエル役)と、2026年リリース予定の『ザ・ボーイズ』シーズン5で再共演が実現することだ。ジャレッドとミシャの役柄は不明ながらもファンの期待が高まる中、ジェンセンはこう語っている。「僕らは何をやっても楽しい時間を過ごせるんだ。20年近く一緒に過ごしてきた仲だから、キャラクターが違っても関係性は変わらない。カメラの前でも後ろでも、僕たちには自然な絆があるんだ」
『スーパーナチュラル』で築いたキャリアと仲間との絆、そこから得た誇りを胸に、ジェンセンは新たなプロジェクトに挑み続けている。
ジェンセンも引き続き出演する『ザ・ボーイズ』シーズン5はAmazon Prime Video(アマゾンプライム)で2026年解禁予定、彼が主演する前日譚スピンオフドラマ『Vought Rising(原題)』の配信時期は未定。『ザ・ボーイズ』シーズン1~4は配信中。『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』全シーズンはU-NEXTとHuluで配信中。(海外ドラマNAVI)
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参考元:米Variety