ジョニー・デップが、ソビエトの作家ミハイル・ブルガーコフによる古典的な風刺小説「巨匠とマルガリータ」(原題:The Master and Margarita)の初の英語長編映画化をプロデュースすることが、米Deadlineの報道により明らかとなった。
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ジョニー・デップ、レッド・シー国際映画祭でプロジェクトを発表
サウジアラビアのレッド・シー国際映画祭に登場したジョニー。現時点では、彼本人が出演する予定はないという。脚本家や監督については、まだ情報がなく、決定には至っていない状況だ。
ジョニーと共に製作を務めるのは、スティーヴン・ドイターズ(『MINAMATA―ミナマタ―』)、スティーヴン・マリト(『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』)と共に進められる。プロデューサー陣には、スヴェトラーナ・ダリ、グレイ・ロー(『さよなら。いつかわかること』)、ナタリア・ローガル(『Akademik(原題)』)、ロバート・K・マクリーン(『ブライト・エンジェル/旅立ちの予感』)ら。
世界を熱狂させた「巨匠とマルガリータ」の魅力
原作である「巨匠とマルガリータ」は、スターリン政権下の1930年代に執筆されたものの、作者ブルガーコフの死後、数十年間も出版が許されなかった「幻の傑作」である。しかし、今や20世紀文学を代表する作品の一つと見なされている。
ローリング・ストーンズやデヴィッド・ボウイ、パティ・スミスなど、音楽界から映画界に至るまで、世代を超えた数多くのアーティストに影響を与え続けてきた、まさしく「世界文学の最高峰」と言えるだろう。
元妻アンバー・ハードとの法廷闘争が原因で、一時期はハリウッドの表舞台から遠ざかっていたジョニー。かつては最も需要のあるスターであったが、この騒動によってハリウッドから「不当に遠ざけられた」と感じ、業界との決別さえ示唆していた経緯がある。
近年は『MINAMATA―ミナマタ―』や『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』といった国際的な作品に出演していたが、現在、彼は複数のスタジオプロジェクトへの出演が決定しており、本格的なカムバックの真っ只中にいる。
すでに、マーク・ウェブ監督のアクションスリラー『Day Drinker(原題)』の制作を終えたばかり。この作品では、長年の盟友ペネロペ・クルスと再び共演している。さらに、ディケンズの古典小説をタイ・ウェスト監督が再構築する『Ebenezer: A Christmas Carol(原題)』では主人公スクルージを演じることも決定している。
今回のプロデューサーとしての新作発表は、俳優としてだけでなく、クリエイターとしてもジョニーがハリウッドの最前線に確固たる形で返り咲いたことを示す、力強い意思表示と言えるだろう。(海外ドラマNAVI)
参考元:Deadline




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