大人気の犯罪ドラマ『ブレイキング・バッド』とそのスピンオフ『ベター・コール・ソウル』で演じた、アメリカ南西部におけるドラッグの流通を牛耳る冷酷なマフィアのボス、グスタボ・“ガス”・フリング役で知られるジャンカルロ・エスポジート。同シリーズ以降も悪役を演じることの多い彼が、それでも悪役に飽きない理由を語った。米Deadlineが報じている。
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『ブレイキング・バッド』と『マンダロリアン』のヴィランはどっちがヤバイ?演じるジャンカルロ・エスポジートが明かす
大人気ドラマ『ブレイキング・バッド』とスピンオフ版『ベター・コール・ソウル』で麻薬王ガス・フリングを演じ、『スター・ウォーズ』シリーズの初となる実写版ドラマ『マンダロリアン』でヴィランのモフ・ギデオン役で出演するジャンカルロ・エスポジート。両シリーズで悪役を演じる彼が、同じヴィランでも質が違うと語っている。英Digit…
幼少期に根ざした怒りを原動力に
サウジアラビアで行われた国際映画祭に出席したジャンカルロは、間もなく発売される自身初のグラフィックノベル「The Venetian(原題)」の映画化計画について語った。2024年の主演ドラマ『パリッシュ -闇の運転手-』の脚本家マット・ウィーラーと再タッグを組んだ同作は、ヴェネツィアの犯罪地下社会を舞台に、献身と犠牲を描いた物語だ。「『The Venetian』をグラフィックノベルとして制作し、さらに映画化しようとしています。私は、自分のイタリアとアフリカ系アメリカ人のルーツを探求したいと思ったのです。そして、アメリカからイタリアに帰国する人間についても描きたいと思いました。脚本はすでに完成しており、ヴェネツィアで撮影するための資金を調達する予定です」
また、スティーヴン・キングの2024 年の短編小説「The Dreamers(原題)」に着想を得たプロジェクトも抱えている。「ホラージャンルに挑戦したい」そうで、この企画を進める契約が最終段階にあることを明かした。合意が成立すれば、2024年のホラー映画『アビゲイル』で組んだ脚本家のガイ・ビューシックが脚色を担当する予定だ。
ジャンカルロはこれまで数々の悪役を演じてきたが、悪役を演じる理由について、自分の生い立ちを交えてこう語った。「私は型にはまっておらず、自分の選択で仕事を選ぶことができます。誰もが闇と光の部分を抱いており、私は今でも内にある悪の部分を消し去ろうとしているんです。これは、トラウマ的な幼少期を過ごしたことが関係していると思います。私はイタリア系と黒人の混血がゆえにアメリカで受け入れられず、それに対して怒りを抱いている黒人男性という部分を手放さないといけませんでした。なので、これからも悪役を演じていきたいと思います」
そんな彼の新作は、Netflixの『All The Sinners Bleed(原題)』。S・A・コスビーの同名小説をドラマ化した本作の主人公は、信仰心が強いことで知られるバイブル・ベルト地域の小さな郡で初の黒人保安官となったタイタス・クラウン(『ギャング・オブ・ロンドン』のショペ・ディリス)。敬虔な母の早すぎる死に苛まれる彼は、神の名のもとに長年黒人コミュニティを襲い続ける連続殺人犯に立ち向かうことに。ジャンカルロはエゼキエル・ウィギンズ役を務める。
『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
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参考元:米Deadline①、Deadline②、





