
日本唯一のミステリードラマ専門チャンネル、ミステリーチャンネルでは、4月13日(日)より「特集:英国ミステリー最前線」と題して、英国では知らない人はいないと言われる実際の事件を描いた話題作や人気シリーズの最新シーズンを、2ヵ月にわたって独占日本初放送でお届け! そのラインナップをまとめてご紹介しよう。
『刑事モース』スターが連続殺人犯役に
4月の目玉は、英国ドラマ十八番のジャンルとも言える、実話をもとにした二つの最新ドラマの『連続殺人犯にとりつかれてしまった女ディリア・バルマーの正義』と『英国最後の女性死刑囚ルース・エリス〜なぜ彼女は恋人を殺したのか?』。前者は、殺人犯と知らずに交際した男性から壮絶な暴力を受けながらも生還した女性の自伝的著書を映像化し、英紙Guardianが最高評価の5つ星をつけた話題作。後者は、イギリスで絞首刑に科された最後の女性となったルース・エリスの破滅へと向かう顛末とその後を描く。そのほかには、英国の推理小説を原作とした人気シリーズ『シェトランド』『ブラウン神父』『刑事ダルグリッシュ』の新シーズンも放送。
そして5月は、英国の人気作家アン・クリーヴス原作による国民的シリーズ『ヴェラ〜信念の女警部〜』最終章となるシーズン14が解禁に。これに合わせ、ドラマ放送14年の歴史を振り返る本ドキュメンタリー番組、“ヴェラの後継作”との呼び声も高い新作ドラマ『エリス〜覚悟の警部』もお届け。また、日本でも大人気のフレンチ・ミステリー『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』の英国リメイク版『ペイシェンスとビー ヨーク警察文書係の事件録』もお披露目となる。
特集:英国ミステリー最前線(4月放送作品)
『シェトランド』シーズン8
4月13日(日)16:00より一挙放送(全3話/字幕版)
『ヴェラ〜信念の女警部〜』の原作者アン・クリーヴスが英国推理作家協会(CWA)最優秀長編賞を受賞した作品として日本でも翻訳本が発売されている小説シリーズのドラマ版より、昨年11月に英BBCで放送されたシーズン8が到着。前シーズンから引き続きアシュリー・ジェンセン演じるルース・コールダー警部が活躍する。
『ブラウン神父』シーズン12
4月20日(日)16:00より一挙放送(全10話/字幕版)
BBCで今年1月に放送されたばかりの最新シーズン。斬新かつ奇想天外なトリックで、「シャーロック・ホームズ」シリーズのアーサー・コナン・ドイルと並び称されるG・K・チェスタトン原作の大人気シリーズ。まん丸顔に大きな帽子とこうもり傘がトレードマークのブラウン神父が、神父ならではの観察眼で容疑者の心理を見抜き、トリックを暴く!
『刑事ダルグリッシュ』シーズン3
4月26日(土)16:00より一挙放送(全6話/字幕版)
★シーズン1・2(字幕版)…4月20日(日)〜22日(火)11:00より再放送
今年生誕105年を迎えた英国が誇る偉大な作家の一人、P・D・ジェイムズの国際的ベストセラー推理小説のドラマ版より待望のシーズン3が早くも登場。詩人刑事ダルグリッシュが事件の真相に迫る! このシーズン3では、日本でも出版されている「神学校の死」「女の顔を覆え」「策謀と欲望」という3つのエピソードが描かれる。
『連続殺人犯にとりつかれてしまった女ディリア・バルマーの正義』
4月27日(日)16:00より一挙放送(全4話/字幕版)
交際相手は殺人鬼だった…! シリアルキラーにつきまとわれる恐怖から生還した女性ディリア・バルマーの実話を描いた衝撃作。『刑事モース ~オックスフォード事件簿~』で若かりし頃のモースに扮したショーン・エヴァンスが、主人公と交際する連続殺人犯ジョンを演じる。
男性から女性への暴力に対処する法制度の欠陥、そしてトラウマを抱えた女性が正義を成し遂げるまでが描かれる。『そして誰もいなくなった』のアンナ・マックスウェル・マーティンの演技が高く評価され、英紙Guarianでは最高評価の5つ星を獲得した。
『英国最後の女性死刑囚ルース・エリス~なぜ彼女は恋人を殺したのか?』
4月27日(日)19:45より一挙放送(全4話/字幕版)
1955年のロンドンで若くしてクラブ支配人となったものの、のちに英国最後の女性死刑囚として命を落としたルース・エリスの実話を描いた、手に汗握る真実のクライムサスペンス。
『ヴェラ〜信念の女警部〜』や『刑事マシュー・ヴェン 哀惜のうなり』の制作陣が手掛け、本国イギリスでは今年3月にITVで放送されたばかりの最新作。映画『ボヘミアン・ラプソディ』のルーシー・ボーイントンが主人公のルース・エリスを、『メアリー&ジョージ 王の暗殺者』のローリー・デヴィッドソンがルースの恋人デヴィッド・ブレイクリーを、『ミスター・ベイツvsポストオフィス』のトビー・ジョーンズがルースの弁護士ジョン・ビックフォードを演じる。
特集:英国ミステリー最前線(5月放送作品)
『ヴェラ~信念の女警部~』シーズン14
5月10日(土)16:00より一挙放送(全2話/字幕版)
★シーズン1〜13(字幕版)…5月3日(土・祝)6:00より再放送
ITVにて2011年に開始、10年以上続いてきた人気ミステリーより、今年1月にITVで放送されたファイナルシーズンをいち早く放送! 『オックスフォードミステリー ルイス警部』のケヴィン・ウェイトリーをはじめとした豪華ゲストが最後を飾る。最終話の後には、特別番組『お疲れ様!わが友ヴェラ〜14年の歴史を振り返る』も放送!
『エリス~覚悟の警部』
5月11日(日)16:00より一挙放送(全3話/字幕版)
2024年10月に英Channel 5で放送された際、『ヴェラ〜信念の女警部〜』の後継者にふさわしく、手に汗握る刑事ドラマの特徴をすべて備えており、ヴェラと驚くほどよく似ているとメディアで絶賛された新作ドラマ。『シェトランド』『ヴェラ〜信念の女警部〜』『アガサ・クリスティー 殺人は容易だ』の脚本家が手掛けたミステリーファン必見作。
『刑事シンクレア シャーウッドの事件』シーズン2
5月18日(日)16:00より一挙放送(全6話/字幕版)
脚本家ジェームズ・グラハムが自身の育った集落で実際に起きた出来事に着想を得た、BBCの社会派ドラマシリーズ待望の第2弾! かつて炭鉱で栄えた町ノッティンガムを舞台に、元炭鉱集落の「今」を描く。1984年の炭鉱ストライキが地元住民に残した傷痕や、地方産業の空洞化、若者の犯罪といったイギリス社会が抱える問題に鋭く切り込む。
『ペイシェンスとビー ヨーク警察文書係の事件録』
5月25日(日)16:00より一挙放送(全6話/字幕版)
フランス発の人気ミステリー『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』の英国リメイク版。今年1月に英Channel 4で放送されたばかりの最新作。フランスのパリが舞台だったオリジナルに対し、こちらの舞台は英国が誇る歴史ある街ヨーク。ヨーク警察の地下で捜査記録の整理を担当する自閉症のペイシェンス・エヴァンスと刑事ビーが偶然出会い、チームを組んで複雑極まりない事件に挑んでいく。ペイシェンスを演じるエラは、現在ベネディクト・カンバーバッチが代表を務める英国の名門演劇学校LAMDA出身の21歳のライジングスター。自らも自閉症であるエラ自身のリアリティに加え、自閉症に対する理解を求める工夫がされている点も注目だ。
『もう一人のバーナビー警部』新エピソード(第56話~第59話)
6月1日(日)16:00より一挙放送(全4話/字幕版)
英国で1997年に放送が開始され、今なお新作が作り続けられている『バーナビー警部』シリーズ。美しい田舎町ミッドサマーを舞台に、心理学の学位を持つ刑事ジョン・バーナビーが、鋭い洞察力で難事件に挑む。
(海外ドラマNAVI)
Photo:『ヴェラ~信念の女警部~』シーズン14 © ITV Studios Limited 2024/『ペイシェンスとビー ヨーク警察文書係の事件録』© Robert Viglasky/© EAGLE EYE DRAMA LTD 2024/『ブラウン神父』シーズン12 © BBCS 2025/『刑事ダルグリッシュ』シーズン3 © NEW PICTURES LIMITED 2024/『シェトランド』シーズン8 © ITV Studios Limited MMXXIV/『連続殺人犯にとりつかれてしまった女ディリア・バルマーの正義』© 2023 World Productions Limited All Rights Reserved. Licensed by ITV Studios Ltd./『英国最後の女性死刑囚ルース・エリス~なぜ彼女は恋人を殺したのか?』© ITV Studios Limited 2024/『エリス~覚悟の警部』© Company Pictures & All3Media International/『刑事シンクレア シャーウッドの事件』シーズン2 © House Productions 2023/『もう一人のバーナビー警部』新エピソード © Bentley Productions & All3Media International