3月4日（月）から3月10日（日）までの間に配信・放送がスタートする最新の海外ドラマをご紹介！ 今週は、人気監督のガイ・リッチーが自らの映画をもとにしたドラマ『ジェントルメン』が解禁に。また、アガサ・クリスティー作品である『ミス・マープル』と『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか？』も登場。さらには、『テッド ザ・シリーズ』の豪華声優による日本語吹替版がお披露目されるほか、NHKでシーズン4の放送が終了したばかりの『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』のシーズン1～4の一挙放送も予定されている。
目次
Netflix配信予定
『スーパーセックス』
3月6日（水）配信スタート。
世界最高のポルノスター、ロッコ・シフレディの人生を綴る、全7話のイタリア発伝記ドラマ。実話をもとに、貧しい生い立ちからポルノ王の座に上り詰めていく道のりを、子ども時代から遡って深く掘り下げていく。
ロッコを演じるのは、『DEVILS～金融の悪魔～』でパトリック・デンプシーと共演し、『SUBURRA －暗黒街－』などでも知られるアレッサンドロ・ボルギ。ロッコがこれまでの人生で関係を持った女性たちを合体させて一人の女性として具現化した架空のキャラクター、ルチアを『ニュー・オリンポスで』のジャスミン・トリンカが演じる。
『ジェントルメン』
3月7日（木）配信スタート。
マシュー・マコノヒー、チャーリー・ハナムらが出演した2019年の犯罪コメディ映画『ジェントルメン』と同じ世界を舞台に、監督のガイ・リッチー自らがドラマ化。英国貴族の血を引くエディーは、代々受け継がれてきた屋敷を相続。実はその屋敷が巨大な大麻帝国の本拠地であることを知らされた彼は、やむなく大麻ビジネスの事業主たちと関わることになり…。
リッチーはクリエイターに加えて、脚本、製作総指揮、そして最初の2話の監督を担当。キャストは、テオ・ジェームズ（『ダイバージェント』シリーズ）、カヤ・スコデラーリオ（『メイズ・ランナー』シリーズ）、ジャンカルロ・エスポジート（『ブレイキング・バッド』）、ダニエル・イングス（『インスティンクト －異常犯罪捜査－』）など。
『SIGNAL／シグナル』
3月7日（木）配信スタート。
ドイツ発のヒューマンドラマ。突然行方不明になった宇宙飛行士を必死で捜し始める家族たち。だが真実に近づくことは、自分たち、そしてこの世界をも危険にさらすことを意味していた…。
キャストは、『ラスト・キングダム』のペリ・バウマイスター、『100日間のシンプルライフ』のフロリアン・ダーヴィト・フィッツなど。
U-NEXT配信予定
『ロンドン警視庁 コリン・サットンの事件簿』シーズン1～2
3月6日（水）配信スタート。
実在の事件をもとに、ロンドン警視庁コリン・サットンの視点から調査の模様を克明に描いた英国ミステリー。各シーズンで一つの凶悪事件をじっくり取り上げる。シーズン1では2回終身刑を言い渡された連続殺人犯リーヴァイ・ベルフィールド、シーズン2では17年もの間にわたり犯行を続けた連続レイプ犯“ナイト・ストーカー”の事件を追う。
脚本を手掛けたのは、『CSI：科学捜査班』『ウェールズ連続少女殺人事件～30年目の真実』のエド・ホイットモア。『推理作家コナン・ドイルの事件簿』でアーサー・コナン・ドイルを演じたマーティン・クルーンズが主人公に扮する。
『シカゴ・ファイア』シーズン10
3月6日（水）配信スタート。
シカゴの消防士たちの活躍を描く大人気ドラマ。シリーズ通算200話に到達するシーズン10では、ケイシーが51分署から離れることに…。彼がこの地を離れる理由とは？ そしてセブライドは長年の戦友をどう送り出すのか！？
新キャストとして、『エージェント・オブ・シールド』のブレット・ダルトンが参加。
『テッド ザ・シリーズ』（日本語吹替版）
3月7日（木）配信スタート。
中身はおっさんのテディベアを主人公にした、2012年・2015年の人気コメディ映画『テッド』シリーズの前日譚ドラマ。一足先に字幕版の配信が開始されていたが、豪華声優による日本語吹替版も登場！ 主役のテッド役を神谷浩史、ジョンを河西健吾が務める。そのほかには、上坂すみれ、浅野まゆみ、渡辺穣なども参加。
映画シリーズは、ある奇跡により魂が宿ったぬいぐるみのテッドと、その持ち主ジョンという大人になりきれないダメ中年コンビのドタバタものだったが、それより20年ほど前を舞台にしたドラマ版では、高校生のジョンとテッドの日常が描かれる。テッドの相棒であるジョンをマーク・ウォールバーグに代わって演じるのは、『チャーリーと14人のキッズ』のマックス・バークホルダー。映画版で原案・脚本・監督・製作などを兼任していたセス・マクファーレンが、このドラマ版でもクリエイターや製作総指揮・監督を担当している。
『ペリー・メイスン』シーズン2
3月8日（金）配信スタート。
アメリカ人作家E・S・ガードナーによる推理小説シリーズをもとに、1957年から9シーズンにわたって米CBSで放送された『弁護士ペリー・メイスン』のリブート版。『アイアンマン』シリーズのロバート・ダウニーJrが製作総指揮を務め、オリジナルでは描かれることのなかったペリー・メイスンの知られざる過去を描く。
キャストは、『ジ・アメリカンズ』のマシュー・リス、『アメリカン・ゴシック ～偽りの一族～』のジュリエット・ライランス、『GOTHAM／ゴッサム』のクリス・チョークなど。
Amazon Prime Video配信予定
『ラコト ～汚れた街～』
3月7日（木）配信スタート。
インド発のクライムドラマ。爆発的な発展を目前にした大理石鉱山の街、ラコトに10年ぶりに帰ってきた男。自分の意思に反して帰郷した彼は思いも寄らない陰謀に巻き込まれ、無実を証明することを余儀なくされる…。殺人、政治、脅迫、愛、家族が絡み合う。
Apple TV+配信予定
『旅嫌いユージン・レヴィのトラベルガイド』シーズン2
3月8日（金）配信スタート。
『アメリカン・パイ』シリーズや『シッツ・クリーク』で知られるカナダ出身の俳優ユージン・レヴィ。旅行嫌いの彼が快適な場所から抜け出して、世界で最も美しく好奇心をそそる場所へ旅に出る人気シリーズ。
シーズン1でフィンランドやコスタリカ、南アフリカ、日本などを訪れていた彼が、今度はヨーロッパの国々を訪問。ギリシャ、ドイツ、イタリア、スウェーデン、スコットランド、フランス、スペインでキルトを着て踊ったり、たくさんの羊に囲まれたりと、様々な経験をしていく。
Hulu配信予定
『ウォーキング・デッド』シーズン11 パート3
世界中を熱狂の渦に巻き込んだサバイバルドラマの完結編。最終シーズンの第17～第24話が登場する。
10年以上続いてきた本家シリーズがついに終わることに。ダリル、キャロル、マギーらの運命は…！？
BS11放送予定
『アガサ・クリスティー ミス・マープル』シーズン5
イギリスの片田舎で暮らす素人探偵の老婦人が活躍する人気の英国ミステリー。アガサ・クリスティーが執筆したミス・マープルが登場する長編・短編小説だけでなく、別の探偵や刑事が活躍する小説ももとにしているのが本作の特徴。シーズン5では、「青いゼラニウム」と「鏡は横にひび割れて」というマープルの短編・長編小説のほか、「蒼ざめた馬」「チムニーズ館の秘密」というマープル以外の作品も映像化されている。
ゲストとして、『デスパレートな妻たち』のジョナサン・ケイク、『僕が星になるまえに』のJJ・フィールド、『ゲーム・オブ・スローンズ』のスティーヴン・ディレイン、『そして誰もいなくなった』のトビー・スティーヴンス、『主任警部アラン・バンクス』のキャロライン・キャッツ、『テッド・ラッソ：破天荒コーチがゆく』のハンナ・ワディンガム、『シカゴ・メッド』のブレナン・ブラウンらが出演。
ミステリーチャンネル放送予定
『アニエス失踪事件～37年間におよぶ母の愛と執念の物語』
1970年代に南仏ニースで実際に起きた失踪事件をもとに制作。2024年1月にFrance TVで放送されたばかりのフレンチミステリーが登場。
南仏ニースで有名なカジノ「地中海パレス」の経営者一族の娘アニエスが謎の失踪を遂げ、母親のルネ・ルルーは真実を明らかにするため闘うことを決意する。カジノ戦争を背景に、愛、欲望、裏切り、復讐…そして力強い家族の絆が描かれる。母親役を演じるのは、ニース出身のミシェル・ラロック（『ぼくのバラ色の人生』『メルシィ！人生』）。
1974年南仏ニース。有名なカジノ「地中海パレス」の経営者一族、ルルー家を率いるルネは、娘アニエスの結婚披露宴で弁護士モーリス・アニュレと知り合う。モーリスは離婚した妻と子どもを養うために金を必要としており、野心家の彼はルルー家に取り入りカジノで存在感を増していく。ルネは経営難のカジノを救うべく前社長を解任して自ら社長に就任。一方、結婚に失敗しニースに戻ったアニエスは親切に接してくれるモーリスに心引かれていく…。
『港町のシェフ探偵パール』シーズン2
原作は、英国人作家ジュリー・ヴァスマーの人気推理小説。シーフードレストラン“ウィスタブル・パール”を経営し、副業として私立探偵もする、元警官のシングルマザーのパールが事件解決に挑む。
キャストは、ケリー・ゴッドリマン（『After Life／アフター・ライフ』）、ハワード・チャールズ（『マスケティアーズ／三銃士』）、フランシス・バーバー（『ドリームランド 渚の四姉妹』）、イゾベル・モロイ（『マレフィセント』）など。
息子との面会を終えてフランスから帰国したダン・トムリンは、運転する車のトランクから息子の声が聞こえたため、驚いて衝突事故を起こす。病院で意識を取り戻した彼は、息子が行方不明になっていることを知り、パールに捜索を依頼。病院に駆けつけたパールは、ぎこちない雰囲気のもとでマイクと久しぶりに言葉を交わす。マイクはダンが息子を誘拐したと考えるが、パールはダンから受け取った隠れ家リストを手がかりに捜索を開始する。
『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』シーズン1～4
几帳面で論理的なアストリッドと、思いついたら猪突猛進のちょっとガサツだけど大らかなラファエルという正反対の二人が、お互いの足りない部分を補い合い協力し合うことで事件を解決していくフランス発の大人気ミステリーのシーズン1～4が一挙放送。
犯罪資料局で働く自閉症のアストリッドは、警視のラファエルに的確な資料を出したことで彼女に気に入られる。警官だった父親の影響を受けたアストリッドは刑事事件の調書や謎解きに人一倍興味を持っていた。その才能を見いだしたラファエルは、事件を一緒に調べてくれとアストリッドをスカウトする。
NHK放送予定
『アガサ・クリスティー なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか？』
1934年に発表されたアガサ・クリスティーの原作を、人気英国俳優のヒュー・ローリー（『Dr. HOUSE -ドクター・ハウス-』）が自ら脚色・演出して映像化。崖から転落死した男が残した謎の言葉の解明に、幼なじみの素人探偵コンビが挑むという、ロマンスとユーモアを交えた冒険ミステリーだ。
1936年、イギリス・ウェールズの海岸沿いの村マーチボルト。ある日、牧師の息子で海軍を退役したボビー・ジョーンズが、崖から転落したらしい男性を発見。瀕死の男性は「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか？」という謎の言葉を残して息絶えた。ボビーは男性の所持品に美しい女性の写真があるのを見つけるが、ほかに彼の身元を示すようなものは見当たらなかった。ボビーの幼なじみで久しぶりに地元に戻ってきた伯爵令嬢フランキー・ダーウェントは事件に興味津々。やがて所持品の写真から男性の身元が判明し事故死として処理されるが、新聞に掲載された写真に写っていたのはボビーが見たのとは別人だった。さらにボビーの周辺で不可解な出来事が起こり始めたことで、謎の男性は殺されたのだと確信したボビーとフランキーは事件の謎の解明に挑むことに。賢くも無謀で危なっかしい素人探偵コンビは真相にたどり着けるのか？
（海外ドラマNAVI）
Photo:Netflixオリジナルシリーズ『ジェントルメン』／『アガサ・クリスティー なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか？』© Agatha Christie Productions Limited MMXXII／『シカゴ・ファイア』© 2021 OPEN 4 BUSINESS PRODUCTIONS LLC. All Rights Reserved.／『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』©Patrick FOUQUE/JLA PRODUCTIONS/FRANCE TELEVISIONS／『旅嫌いユージン・レヴィのトラベルガイド』©Apple TV+／『ウォーキング・デッド』シーズン11© 2022 AMC Network Entertainment LLC. All Rights Reserved.／『アガサ・クリスティー ミス・マープル シーズン5』©Agatha Christie Ltd (a Chorion Company) 2010／『アニエス失踪事件～37年間におよぶ母の愛と執念の物語』© Frederic Juvin-Sabatier／『港町シェフ探偵パール』© 2022 Mignonette Productions 2 Ltd
