これまでに幾度となく映像化されてきた名探偵シャーロック・ホームズ。相棒ワトソンと共に時代を超えて愛され続け、今や最も世界的に有名なキャラクターといっても過言ではない。キャラクターが生まれてから137年が経つ今もなおホームズとワトソンを題材にした新作が後を絶たず、その人気ぶりを見せつけているが、ここでは公開が待ち望まれる企画進行中の新作を6作ご紹介しよう。
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映画『シャーロック・ホームズ3』
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シャーロック・ホームズ役にロバート・ダウニー・Jr（『シンパサイザー』）、ジョン・ワトソン役にジュード・ロウ（『スター・ウォーズ：スケルトン・クルー』）を迎えて2009年に公開されたガイ・リッチー監督作『シャーロック・ホームズ』。
2011年には続編『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』が公開され、同年これに続く第3弾の制作が発表されたが、企画が難航。しかし13年経った今、改めて企画は生きていると報じられた。ジュードも新たな脚本が完成したことを伝えており、再び動き出していることは間違いないと言える。
『シャーロック・ホームズ』スピンオフシリーズ2作
『シャーロック・ホームズ3』に加えて、ロバート・ダウニー・Jrの制作会社Team Downeyが企画しているのが映画に関連した2つのシリーズ作品。詳細は明かされていないがHBOとMaxと共に企画中とのこと。
噂によると映画と同じ世界観を共有しながらも、シャーロックとワトソンは登場せず、違うキャラクターにフォーカスした作品になるとか。
映画第3弾に登場する新キャラクターを取り上げる可能性もあり、連携を図っているがゆえに製作に時間がかかっている可能性も考えられる。ロバートがMCUの経験をシャーロック・ユニバース拡大にどう活かすのか、目が離せない。
映画『エノーラ・ホームズの事件簿3』
アーサー・コナンドイルの物語では兄マイクロフトが唯一の兄弟だったシャーロック・ホームズ。後に若い妹がいるという設定が加えられ、彼女を主人公にしたヤングアダルト小説が展開されたが、この小説をNetflixが映像化したのが『エノーラ・ホームズの事件簿』。『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のミリー・ボビー・ブラウンがエノーラ役を、『ウィッチャー』のヘンリー・カヴィルがシャーロック役を演じ、2022年には続編が制作された。
両作品ともに高い視聴者数を叩き出し、ごく自然に第3弾の制作も決定。ミリーが同役を再演することはほぼ間違いなしだが、ヘンリーがシャーロック役で帰って来るかどうかは未定。先日「ウォーハンマー4000」のシリーズ化に当たり製作総指揮と出演を兼任すると報じられた通り、当面忙しそうなヘンリーだがなんとか時間を見つけてシャーロック役を再演してほしい。
『Watson（原題）』
これまでジュード・ロウやマーティン・フリーマン、ルーシー・リューなど名立たる俳優陣が演じてきたワトソン。シャーロック・ホームズにとって欠かせない存在である彼を主人公にした新作ドラマ『Watson（原題）』が米CBSにて制作され、2025年1月26日（日）より放送となる。
モリス・チェスナット（『ローズウッド ～マイアミ私立検視ラボ』）がワトソン役で主演を務める本作の舞台は、一緒に犯罪捜査をしていたシャーロックが宿敵のモリアーティに殺されてしまった後の世界。医師としてのキャリアを再開することになった彼は犯罪ではなく医療ミステリーの謎解きへと目を向けるようになる…というストーリーだ。ショーランナーを務めるのは『エレメンタリー ホームズ＆ワトソン in NY』で脚本・製作総指揮を兼任したクレイグ・スウィーニー。日本上陸にも期待したい。
『Sherlock & Daughter（原題）』
タイトルの通り、父親としてのシャーロックという新たな一面が描かれることになる米CWの新作『Sherlock & Daughter（原題）』。
母親が不可解な死を遂げた後で自分の父親が世界的な名探偵のシャーロック・ホームズかもしれないことを知ったアメリカ人のアメリア。シャーロックとアメリアは母親の死の謎を追いながら世界的な陰謀と立ち向かうことになるというストーリーが発表されている。
シャーロック役は『ハリー・ポッター』シリーズのリーマス・ルーピン先生役で知られるデヴィッド・シューリス。アメリア役は『アナザー・ライト』のブルー・ハント。ショーランナーは『クローザー』『Major Crimes ～重大犯罪課』など犯罪捜査ドラマを得意とするジェームズ・ダフが務める。
米The CWとDiscovery+にて2025年1月1日放送・配信予定。
『Young Sherlock（原題）』
Hero filming "Young Sherlock" pic.twitter.com/qsz5bTYqq4
— Hero Fiennes Tiffin Daily (@HeroFTDaily) December 2, 2024
シャーロック・ホームズが世界一有名な探偵になる前の若き日を描く『Young Sherlock（原題）』も最も注目されている作品のひとつ。『エノーラ・ホームズの事件簿』のように本作も同名ヤング・アダルト小説を基にしている。
面白いことに本作の監督・製作総指揮を務めるのは映画『シャーロック・ホームズ』シリーズでもメガホンを執ったガイ・リッチー。アクションも交える形で新たに創造されたストーリーは全8話構成でAmazon Prime Videoにて2025年にリリース予定。オックスフォード大学に通う19歳の大学生としてのシャーロック役を演じるのはヒーロー・ファインズ・ティフィン（『SAFE 埋もれた秘密』）。コリン・ファースやジョセフ・ファインズといった英国出身俳優も共演に名を連ねる。
（海外ドラマNAVI）
Photo:Netflix『エノーラ・ホームズの事件簿』は独占配信中
