『キューティ・ブロンド』がドラマ化!製作総指揮にリース・ウィザースプーン

キュートなヒロインが恋人にフラれたことをきっかけに新たな自分を見つける2001年のコメディ映画『キューティ・ブロンド』のドラマ化が決定した。米Deadlineが伝えている。

映画、舞台で評価された作品がドラマに

金髪(ブロンド)で陽気な美人のエル・ウッズは、大学ではファッション専攻で優秀な成績を収め、社交クラブの会長を務めるほどの人気者。ずっと付き合ってきた恋人からプロポーズされる日を夢見ていたが、卒業間際に政治家志望の彼から「エルは恋人にはいいけれど、妻にするにはもっと真面目な女性がいい」とフラれてしまう。そんな彼とよりを戻そうと、後を追って超一流ロースクールに合格したエルは、前向きな姿勢と行動力で周囲の偏見を覆していく…。

リース・ウィザースプーンが主演したこの作品は全米興行収入ランキングで初登場1位を記録し、2003年にはリース主演で続編も制作。2007年にはミュージカルになり、その4年後にはイギリスの権威ある演劇賞ローレンス・オリヴィエ賞でミュージカル作品賞に輝いた。

そんなコメディ映画のスピンオフドラマが、Amazon MGM Studiosで企画段階にあるという。昨年4月に報じられた、MGMの過去作品をAmazonスタジオが再開発する動きがあるというニュースの中でも、『ロボコップ』や『スターゲイト』と並んで同作は挙げられていた。

企画はいまだ初期段階にあるものの、元祖『ゴシップガール』を手掛けたクリエイターコンビのジョシュ・シュワルツとステファニー・サヴェージが脚本に取り組んでいることが明らかに。映画シリーズに主演したリースは自身の製作会社Hello Sunshineの名のもと、製作総指揮に名を連ねる。さらに映画シリーズを製作してきたマーク・プラットも参加するとのことで、本家からも協力を得られそうだ。

情報筋によると、Hello SunshineとAmazonは『キューティ・ブロンド』の大規模なユニバース展開を視野に入れており、今回のスピンオフに続いて別のドラマを製作するアイデアもあるのだとか。

アマンダ・ブラウンの小説を原作にした映画1作目のヒットで、当時25歳にして人気女優の仲間入りを果たしたリース。シリーズ2作目『キューティ・ブロンド/ハッピーMAX』では主演だけでなく製作総指揮も務め、40代後半になった今も女優兼プロデューサーとして女性が主人公の映画やドラマを次々と生み出している。『ビッグ・リトル・ライズ』『ザ・モーニングショー』『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』など、手掛ける作品が次々とヒットし、高い評価を受けているリース。ハズレなしと言っても過言ではないだけに、満を持して手掛けるかつての出世作もすでに期待は高そうだ。リース自身が出演もするのか気になるところだが、詳細は未発表。続報に注目したい。

リースが主演した『キューティ・ブロンド』と『キューティ・ブロンド/ハッピーMAX』はU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline①米Deadline②