『NCIS』スピンオフへのギブス復帰で「あのルール」を破ることに!

若かりし頃のリロイ・ジェスロ・ギブスを主人公にした『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』の前日譚スピンオフ『NCIS:Origins(原題)』。その第1話に、本家でギブス役を演じたマーク・ハーモンが登場することが明らかになったが、その出演で“あのルール”が破られることになってしまう。

 

スピンオフ第1話に出演するギブス

1991年が舞台となる『NCIS:Origins』は、新任の特別捜査官としてキャリアをスタートさせた若きギブスが、NISキャンプ・ペンドルトン支局で、伝説的なマイク・フランクスが率いる粗野で個性的なチームの一員となり、エージェントとして成長していく姿が描かれる。

『Origins』は、マークと彼の息子であるショーン・ハーモンがアイデアを出し、実現したことで知られている。その企画が発表された際、マークがナレーションを担当して製作総指揮を務めることが明らかになり、その後、第1話にマークがゲスト出演することが判明し、ファンにとって嬉しいニュースとなった。

シーズン18に登場したルール#91

しかし、その復帰は、本家シリーズでギブスが何度か言及し、彼のモットーとして定着した「去ると決めたら振り返るな」という“ルール#91”に反することになる。しかし考え方を変えれば、自身の信念を捻じ曲げてまで前日譚スピンオフに貢献し、成功させたいというマークの意気込みが感じられるのではないだろうか。

『NCIS』フランチャイズでは、『NCIS:ニューオーリンズ』を皮切りにスピンオフシリーズのキャンセルが続いているため、同フランチャイズで新たな試みとなるキャラクター主導の新スピンオフには、マーク演じるギブスの力添えが必要なのかもしれない。

なお、本家シリーズで人気を博したキャラクターの若き日を描き、オリジナル版のキャストがナレーションを担当する『Origins』のスタイルは、『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』の前日譚スピンオフ『ヤング・シェルドン』を彷彿とさせる。このシリーズでは、本家でシェルドン・クーパー役を演じたジム・パーソンズがナレーションを担当したが、大人のシェルドンが少年時代を回想する理由は最終回まで明かされなかった。ところが『Origins』では、ギブスがエージェントとして働き始めた時代を回想する理由が、最初から明かされるという。

『Origins』第1話でギブスが、どのような役割を果たすのかといった詳細は不明だが、久々のカムバックとなるマークの登場を楽しみに待ちたい。『NCIS: Origins』は、米CBSにて10月14日(月)より放送開始。

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Photo:『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』© 2011 CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved.