シーズン15にて多くのファンに惜しまれながら『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』を卒業したアビー役でおなじみのポーリー・ペレット。2020年に主演を務めたシットコムを最後にカメラの前から距離を置いていたが、正式に女優業を引退することを発表した。
過去にも引退宣言をしていたポーリー・ペレット
ポーリーは『NCIS』を卒業後、同じ米CBSの新作コメディドラマ『Broke（原題）』に主演。本作が1シーズンで終了した2020年10月、何の契約もない状態を楽しみたいと、ファンにタトゥーのお店を教えてほしいとX（旧Twitter）に投稿。その続きとして、「ついにハッピーに引退できた！ これは、ずっと私が楽しみにしていたことなの!! 今、私の人生におけるルールは、"私の救助犬が気にしないなら、それでいいの！"という感じ。今は神と動物、植物にしか答えないわ。やったー！」と、“引退”という言葉を出しSNSを騒がせていた。
そして、現在。英HELLOの取材を受けたポーリーは正式に引退することと、その理由を明かした。
「女優という仕事が私にもたらした恩恵に対して不満はありません。でも、私は今違う人間なんです。常に本当の自分でいたいのです。こんなことを言うのには勇気がいりますが、これが今の本当の気持ちです」
現在ドキュメンタリー作品のプロデュースに携わっているというポーリーは、こう続けた。
「今、人生のこの時点で、私はすべてにおいて本物を求める必要性を強く感じています。役者として生きることは、特定の時期においては素晴らしい逃避でした。薬物のようなもので、自分である必要がなく、他の誰かになれるからです。そのため、俳優に戻ることは、私が100パーセントの時間で生きている今の本物の人生から離れてしまうことになるのです」
ファンに愛されたアビー・シュート
若い頃は動物たちと働くか、ロックンロールバンドのメンバーになるか、FBIエージェントになることを夢見ていたポーリーは、1990年代に俳優としてのキャリアをスタート。初期の頃は『ドーソンズ・クリーク 青春の輝き』『そりゃないぜ!? フレイジャー』『24 TWENTY FOUR』などのドラマにゲスト出演。2003年に『NCIS』のアビー・シュート役にキャスティングされてから、瞬く間にファンのお気に入りに。ゴシック系の服装とツインテールという装いでマルチな才能を発揮する分析官役を演じ人気を博した。
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