『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』で長年にわたり捜査チームを率いたリロイ・ジェスロ・ギブスの若かりし時代が描かれる前日譚スピンオフ『NCIS: Origins(原題)』。待望となるこの新シリーズにギブス役で主演するオースティン・ストウェル(『ブリーズ ~息を止めないで~』)が、先代のマーク・ハーモンから学んだことについて語っている。
新旧ギブスで役について話し合う
1991年を舞台にした前日譚ドラマ『NCIS: Origins』では、若かりし日のギブスがNCISの前身であるNISのキャンプ・ペンデルトン支局で特別捜査官としてキャリアをスタートさせ、本家にも登場したマイク・フランクス率いる強力なチームの一員として成長していく姿が描かれる。
米Entertainment Weeklyのインタビューに応じたオースティンが、本家のギブスの真似をしようとしているわけではないが、このキャラクターについて初代ギブス役のマークから学べることはたくさんあると説明している。「マークは、この役をおよそ20年にわたって演じ、このキャラクターについて、そして彼が特定の物事にどう取り組むかについて、役に立つ知識を持っています。ギブスには特定の行動、そして特定の越えてはならない一線とでも言うべきものが強く存在しているので、マークとキャラクターに敬意を払っていることをはっきりと示したかったんです」
そのためにオースティンはマークが演じたギブスから学ぶほか、精神的にも肉体的にも役に打ち込み、ギブスがかつて所属していた海兵隊についてもできる限りの知識を得て、トレーニングの内容を調整したという。さらに、『NCIS』のエピソードを可能な限り観ることで、ファンダムに尽くすようにしているとも述べている。
またオースティンは、シーズンを通してギブスの成長を最もよく見せる方法について、プロデューサーとして参加するマークをはじめとした製作陣と頻繁に話し合っているのだとか。ギブスが持っている、危険を察知する“スパイダーセンス”のような感覚についても話し合ったことがあったという。前日譚ドラマのギブスはキャラクターとして完全に作り上げられているわけではないため、若きギブスがみんなの知るギブスへと近づいていく過程を視聴者と一緒に体験できることも魅力だと語った。
前日譚ドラマのそのほかの見どころとしては、1990年代が舞台となるため、アナログな捜査方法やコミュケーションツールも見どころとなりそうだ。本家シリーズで捜査チームが使用している現代の最先端技術には頼れないため、捜査官の手がかりを読み解く能力や捜査スキルが重要となる点にも注目したい。
『NCIS: Origins』は、本家『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』シーズン22とともに米CBSにて10月14日(月)に放送開始予定。『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』シーズン1~20はHuluにて配信中で、シーズン21はDlifeにて10月17日(木)より再放送となる。(海外ドラマNAVI)
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