ロサンゼルス支局のジャック・バウアー捜査官がテロ組織に果敢に挑む姿がアクション満載で描かれ、24時間の出来事を24話構成の1シーズンでリアルタイムで追う、斬新なスタイルでも大きな話題となった『24 TWENTY FOUR』。2001年より8シーズンにわたって放送され、日本でも大ブームとなった本作の映画企画が進行中であることがわかった。米Varietyなど複数のメディアが報じている。
『24』ドラマ版製作総指揮が手掛ける
20世紀スタジオによって初期段階の企画にある、『24 TWENTY FOUR』の映画版。先月、本作シーズン1から製作総指揮を務めたブライアン・グレイザーがニュース番組「MSNBC（原題）」で人気フランチャイズシリーズの復活について言及しており、『24』とグレン・パウエル（『ヒットマン』）主演で進めている『バックドラフト』の名が挙がっていた。
グレイザーはまた、ハリウッド業界の今後の見通しについて「認知度のあるすでに確立されたIP」を選ぶことについてもコメント。「1990年代後半と2000年代前半のフォーマットはとても重要になっており、配信サービスやスタジオはリスクを避けるようになっている」と、先述した少し懐かしい作品を再び蘇らせることが業界の中で主流になりつつあることを説明した。その言葉通り、今わかっているものだけでも『ホワイトカラー』の続編、『キューティ・ブロンド』の前日譚、『エイリアン』ドラマ版など、製作が発表されたばかりだ。
実はこれまでに、ジャックの若かりし日を描く前日譚と、女性弁護士を主人公に、本家のようにリアルタイムで物語が進行するスピンオフが浮上し、フランチャイズ復活の兆しを見せていた時期があったがどちらも企画が進むことはなかった。
この映画化について20世紀スタジオからの正式な発表は出ておらず、初期段階にあるためプロットはもちろん、ジャック・バウアーを演じたキーファー・サザーランドがカムバックするかも不明のまま。今後、新たな情報が入り次第お伝えしていきたい。
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Photo:『24 TWENTY FOUR』(C)2017 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
