全米で配信中の海外ドラマおよび映画(ドキュメンタリー・リアリティショー含む)におけるランキングトップ10(ニールセン調べ)が発表された。
「オリジナル」「非オリジナル(放映権を獲得した他社作品)」「映画」という3部門における全米でのストリーミング(配信)ランキングにおいて、該当する週でトップ10入りを果たした作品の中から、編集部がピックアップした注目作をご紹介。
目次
配信ランキング(ニールセン調べ)
2023年7月31日(月)から8月6日(日)までの順位は以下の通り。
ドラマ(オリジナル)
- 『リンカーン弁護士』(Netflix/計20話)...17億200万分
- 『スイート・マグノリアス』(Netflix/計30話)...7億4000万分
- 『ウィッチャー』(Netflix/計24話)...7億300万分
- 『グッド・オーメンズ』(Prime Video/計12話)...4億3600万分
- 『フューチュラマ』(Hulu/計137話)...4億100万分
- 『私たちの青い夏』(Prime Video/計13話)...3億9900万分
- 『Star Trek: Strange New Worlds』(Paramount+/計19話)...3億6200万分
- 『ハイジャック』(Apple TV+/計7話)...3億5700万分
- 『トム・クランシー/ CIA分析官 ジャック・ライアン』(Prime Video/計30話)...3億4600万分
- 『Twisted Metal(原題)』(Peacock/計10話)...3億2600万分
ドラマ(非オリジナル)
- 『SUITS/スーツ』(Netflix / Peacock/計135話)...32億3700万分
- 『ブルーイ』(Disney+/計140話)...10億8900万分
- 『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』(Netflix / Paramount+/計443話)...6億9100万分
- 『ココメロン ~うたってまなぼう~』(Netflix/計22話)...6億5200万分
- 『グレイズ・アナトミー』(Netflix/計417話)...6億1600万分
- 『S.W.A.T.』(Netflix / Hulu / Paramount+/計128話)...4億8200万分
- 『フレンズ』(Max/計235話)...4億7300万分
- 『スポンジ・ボブ』(Paramount+ / Prime Video/計247話)...4億3900万分
- 『ハートランド物語』(Hulu / Netflix / Peacock/計233話)...4億3600万分
- 『ギルモア・ガールズ』(Netflix/計153話)...4億100万分
映画
- 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(Disney+/計1話)...16億2500万分
- 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(Peacock/計1話)...7億1700万分
- 『初心者のための幸せガイド』(Netflix/計1話)...5億1700万分
- 『Hidden Strike(原題)』(Netflix/計1話)...5億1100万分
- 『トランスフォーマー/ビースト覚醒』(Paramount+/計1話)...4億3800万分
- 『ファタ―ル』(Netflix/計1話)...4億200万分
- 『ミラキュラス レディバグ&シャノワール:ザ・ムービー』(Netflix/計1話)...3億5100万分
- 『Jesus Revolution(原題)』(Netflix/計1話)...3億1000万分
- 『River Wild(原題)』(Netflix/計1話)...2億9600万分
- 『ゼイ・クローン・タイローン/俺たちクローン?』(Netflix/計1話)..2億4200万分
※()内は前週の順位。NEWは前週ランクインしていなかったもの(新作、新シーズンが配信スタートとなったもの、旧作など全て含む)。
※配信先は、現地アメリカでのプラットフォームを記載。
【オリジナル】各配信サービスオリジナル作品が勢ぞろい
トップとなったのはNetflix『リンカーン弁護士』に。8月3日(木)にシーズン2のパート2が配信されて一気に視聴時間を伸ばしている。
『リンカーン弁護士』は、米国の犯罪小説家マイクル・コナリーの同名小説シリーズを、『ボストン・リーガル』『アリー・myラブ』などを手掛けてきたデイビッド・E・ケリーがシリーズ化した法廷ドラマ。すでに更新も決定されており、シーズン3はコナリーの原作シリーズの第5作「罪責の神々(原題:The Gods of Guilt)」に基づくストーリーとなるという。
7月28日(金)にシーズン2が配信された『グッド・オーメンズ』は4位にランクイン。4年ぶりの新シーズン解禁ということもあって大きな話題を集めた本作だが、すでにシーズン3更新への期待の声も上がっている。というのも、シーズン2がクリフハンガーで終わっており、クリエイターのニール・ゲイマンがシリーズのその先を見据えているのは明らかなのだ。
8位は、8月2日(水)にシーズン1の最終エピソードが配信された、Apple TV+の『ハイジャック』に。ハイジャックに遭ったドバイ発ロンドン行きの飛行機内を舞台に腕利きの企業交渉人サム・ネルソンがプロの技を駆使して、乗客乗員を救おうとするが…?というストーリー。リアルタイムで物語が進行していく緊迫感のある演出は、『24-TWENTY FOUR-』を彷彿させるものがある。
【非オリジナル】キャストの誕生日が影響?『フレンズ』が浮上
この週、『グレイズ・アナトミー』は5位につけている。言わずと知れたロングヒットドラマで、すでにシーズン20がこの秋に放送されることが決定していたが、ハリウッドのストライキの影響で無期限の延期になることが報じられている。
前週圏外から7位に浮上したのは、大人気シットコム『フレンズ』。7月31日には、天然なフィービー役でお馴染みのリサ・クドローが60歳の誕生日を迎えており、共演者のジェニファー・アニストン(レイチェル役)とコートニー・コックス(モニカ役)がリサとの2ショットをSNSにアップしてお祝いした。
【映画】マーベル映画、『マリオ』が2トップ
8月2日(水)にDisney+にて配信開始となった『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』が、視聴時間16億2500万分で1位に躍り出ている。
この『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ第3弾では、スター・ロード/ピーター・クイル率いるガーディアンズのメンバーが、銀河を完璧な世界に作り替えようとする最凶の敵ハイ・エボリューショナリーに立ち向かう。現行メンバーによるシリーズの最終章にして、DCスタジオの共同会長兼CEOとなったガンのMCU卒業作でもある。
2位は、4月の劇場公開でも大きな話題を集めた『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』に。ニューヨークで配管工を営む双子の兄弟マリオとルイージを主人公に、謎の土管に迷い込んで離ればなれになった二人が、絆の力で世界の危機に立ち向かっていく姿が描かれる。
‟マリオの映画”といえば、1993年公開の映画『スーパーマリオ/魔界帝国の女神』を思い出す人もいるかもしれない。歴代最悪の映画と評され、監督ロッキー・モートンとアナベル・ヤンケルはハリウッドから追放されてしまうほどだったが、この『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の公開や、名匠クエンティン・タランティーノ監督の手助けも後押しして、30年の時を経て再評価されている。
(海外ドラマNAVI)
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Photo:『リンカーン弁護士』©LARA SOLANKI/NETFLIX