イギリス在住ライター/英国ドラマ愛好家の名取由恵です。このコラムでは、イギリスで話題になっている英国ドラマを中心に、最新のエンタメ情報を現地からリアルタイムで発信していきます。2025年もたくさんの海外ドラマが登場しましたが、今回は私が見た英国ドラマの中から、日本で未放送・未配信のドラマも含めて、「これは面白かった!」という10作品をセレクトしました。また、イギリスで現在、放映中の新作ドラマもあわせてご紹介。
【2025年版】本当に面白かった英国ドラマ10選
ギネス家の権力と野望、家族の愛憎劇を描いたNetflixドラマ『ハウス・オブ・ギネス』
ダブリンとニューヨークを舞台に、実在のギネス一族を描いた歴史ドラマの『ハウス・オブ・ギネス』。全8話。1868年、ギネス醸造所の創業者アーサーの孫で、事業と政界進出で成功を収めたベンジャミン・ギネスが死去、一族の運命は4人の子どもたちに委ねられるが、彼らにはそれぞれに秘密があり……。『ピーキー・ブラインダーズ』を手掛けたスティーヴン・ナイトがクリエイターなだけに、それぞれのキャラクターが光り、スタイリッシュな映像美も見事。女性の権利が認められていなかった時代に強く逞しく生きる女性たちにも共感できる。サントラにはダブリン出身のフォンテインズD.C.やベルファスト出身のニーキャップなどの曲をフィーチャー、歴史ドラマと今が旬のバンドとの合わせ技が絶妙だ。ドラマの背景にはアイルランドとイギリスの対立がある。当時のアイルランドはイギリスに併合された植民地。ギネス家はプロテスタントでイギリスの統治継続を望むユニオニスト、彼らに反発するのがアイルランドの独立を目指すカトリック/共和主義のフェニアン団。アイルランド史を予習しておくと理解が深まる。続編が楽しみだ。
企画・脚本・製作総指揮:スティーヴン・ナイト 監督:トム・シャンクランド、ムーニア・アクル
出演:アンソニー・ボイル、ルイ・パートリッジ、エミリー・フェアン、フィオン・オシェイ、ジェームズ・ノートン、ジャック・グリーソン ほか
2025年も、世界中を熱狂させるオリジナルシリーズを次々と送 … 近年、アイルランド出身の俳優たちの快進撃が止まらない。アカデ …
【Netflixシリーズ】米メディアが選ぶ2025年のベスト10

キリアン・マーフィ、ポール・メスカルも!映画・ドラマで学ぶアイルランド
ウィットに富んだ会話が楽しめる粋な英国ミステリー『刑事役者チャペルと刑事マローワンのウェールズ事件簿』
『刑事役者チャペルと刑事マローワンのウェールズ事件簿』は、引退した元俳優と若手の女性刑事が主人公のミステリードラマ。全6話。今作の面白さはこの風変わりなペアにある。かつて人気ドラマでシーザー警部役を演じたものの、今はウェールズの片田舎でひっそりと暮らすエキセントリックなジョン・チャペルと、子どもの頃からのシーザー警部のファンで、昇進を目指す野心的な刑事ジェイニーという、年齢もバックグラウンドも考え方もまったく違う二人が、ときにはぶつかり合いながらともに事件を解決していく。肩肘張らず気軽に見られて、ハートウオーミングな内容にも心が和む。ジョン役は名優ティモシー・スポール。2024年にも実話ベースの犯罪ドラマ『The Sixth Commandment(原題)』でBAFTA(英国アカデミー賞)最優秀主演男優賞を受賞するなど精力的な活動を続ける。ウェールズの田舎の景色が美しく、二人が庭のテーブルで紅茶とビスケットを片手に推理するのが、いかにも英国ミステリーらしい。
企画・脚本・製作総指揮:ポール・ドゥーラン 監督:サイモン・ハインド
出演:ティモシー・スポール、グウィネス・キーワース ほか
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英国ミステリー『刑事役者チャペルと刑事マローワンのウェールズ事件簿』シーズン2更新
大ヒット映画『ハリー・ポッター』シリーズのピーター・ペティグ …
驚愕のアクションとスタイリッシュな映像で描くバイオレント・サスペンス『ギャング・オブ・ロンドン』シーズン3
『ザ・レイド』のギャレス・エヴァンスらの企画・製作総指揮による人気シリーズ『ギャング・オブ・ロンドン』の最新作。全8話。新たなショーランナーに韓国のキム・ホンソンと『Kin』を手掛けたピーター・マッケンナ、新キャラクターにアンドリュー・コージらを加えて、ロンドンの裏社会に生きるギャングの抗争を描く。このシリーズの魅力は、何といっても、壮絶な暴力シーンとアクションにあっと驚くどんでん返しの連続。目を覆いたくなるバイオレント・シーンにもかかわらず、いつしかそれがクセになって先が見たくなるという中毒性のある作品だ。シーズン2で世界中の犯罪組織に焦点が移り、話がとっ散らかった印象があったが、シーズン3では再び内容が引き締まった。やはりウォレス一族をメインにした権力争いが面白い。主要キャラがかなり死んでしまったので、シーズン4の行方が気になるところ。個人的には、推しキャラのビリーに頑張ってもらいたい。
企画・製作総指揮:ギャレス・エヴァンス、マット・フラネリー 監督:キム・ホンソン 脚本:ピーター・マッケンナ
出演:ショペ・ディリス、ジョー・コール、ミシェル・フェアリー、ブライアン・ヴェルネル、ルシアン・ムサマティ ほか
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これぞまさしくギャング版GOT! 新シーズンも過激アクション満載!『ギャング・オブ・ロンドン』シーズン3
現代ロンドンを舞台としたギャングたちの抗争をバイオレンスなア …
各話ワンショットで撮影、イギリスで社会現象を巻き起こしたドラマ『アドレセンス』
『アドレセンス』のレビューは、下記記事でご確認を。
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編集部&ライターが本気で選ぶ!今年最高に面白かった海外ドラマ10選【2025年版】
2025年も想像を超える名作が次々と誕生した。膨大な作品をウ …
企画・脚本・製作総指揮:ジャック・ソーン、スティーヴン・グレアム 監督:フィリップ・バランティーニ
出演:スティーヴン・グレアム、アシュリー・ウォルターズ、エリン・ドハティ、オーウェン・クーパー ほか
ジェイコブ・エローディが第二次世界大戦中の日本軍捕虜に扮するドラマ『奥のほそ道 -ある日本軍捕虜の記憶-』
ブッカー賞を受賞したリチャード・フラナガンの小説を映像化した『奥のほそ道 -ある日本軍捕虜の記憶-』は、第二次世界大戦中、日本軍の捕虜となったオーストラリア人医師ドリゴ・エヴァンスの生涯を描く戦争ドラマ。全5話。オーストラリア制作の作品だが、イギリス領ビルマ(現:ミャンマー)とタイを結ぶ泰緬鉄道が舞台ということで、ゴリ押しで英国ドラマ枠のランキングに入れさせてもらった。ドラマは戦前、戦中、戦後の3つのタイムラインで描かれる。強制労働のシーンが目を覆うほど辛いが、老いてもトラウマや罪の意識に苦悩しながら生きるというのも追い打ちをかけて辛い。戦争の残酷さと同時に、報われることのない悲恋も描かれる。死と隣り合わせの日々の中でドリゴの心の支えとなるのは、禁じられた愛の記憶だった。官能的でありながら、純粋で真っ直ぐな二人の思いに心揺さぶられる。“You burn me.(僕/私の心を焼き尽くす)” という究極の愛。若き日の海辺のシーンが恍惚とするほど美しい。青年時代と老年時代のドリゴ役のジェイコブ・エローディとキアラン・ハインズが好演。
企画:ジャスティン・カーゼル、ショーン・グラント 脚本:ショーン・グラント 監督:ジャスティン・カーゼル
出演:ジェイコブ・エローディ、キアラン・ハインズ、オデッサ・ヤング、サイモン・ベイカー、笠松将 ほか
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【インタビュー】『奥のほそ道 -ある日本軍捕虜の記憶-』笠松将が明かす、国境を越える活動の原点
2014年のブッカー賞を受賞したリチャード・フラナガンによる …
ショーン・ビーン主演、リヴァプールの裏社会で生きる男たちの権力争いを描く『This City Is Ours(原題)』
イングランド北部リヴァプールで麻薬取引を行うギャング内の権力争いを描いた犯罪ドラマ『This City Is Ours(原題)』。BBC Oneで3月より放送。全8話。ギャングのボス、ロニー・フェランがコロンビア系麻薬カルテルと大きな取引を行った後に引退することになる。後継者の座をめぐって、ロニーの右腕マイケルと何かと問題が多いロニーの長男ジェイミーが争いを始め……。ショーン・ビーンがギャングのボス役ということで見始めたのだが、権力争いと家族の確執にどんどん引き込まれていった。裏社会で愛する者を守ろうとするマイケル役のジェームズ・ネルソン=ジョイスがとにかく魅力的。今私が一番注目している若手俳優だ。企画・脚本は『ラスト・キングダム』を手掛けたスティーヴン・ブッチャードで、ツイストのあるストーリーの面白さは格別。メディアや視聴者も大絶賛し、ギャングのメンバーが踊るラインダンスのシーンはSNSでトレンドに。リヴァプール出身のキャストを多く使い、撮影も地元で行うなど、リヴァプールの地に根差したドラマになっている。秋にはシーズン2の撮影がスタートしたと報じられており、続編が待ち遠しい。
企画・脚本・製作総指揮:スティーヴン・ブッチャード 監督:ソウル・ディブ、ジョン・ヘイズ ほか
出演:ショーン・ビーン、ジェームズ・ネルソン=ジョイス、ハナ・オンスロウ ほか
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『刑事モース』ショーン・エヴァンス、ギャング役に挑戦!英BBCの話題作シーズン2が始動
英BBCの犯罪ドラマ『This City Is Ours(原 …
サリー・ウェインライト最新作!中年女性のためのエンパワーメントなドラマ『Riot Women(原題)』
『ハッピー・バレー』のサリー・ウェインライトが原案・脚本・監督・製作総指揮を手掛け、ウェストヨークシャーを舞台にパンクバンドを結成した5人の中年女性を描いたドラマ『Riot Women(原題)』。BBC Oneで10月放送。全6話。バンドを組んだ女性たちの職業は、教師、パブのオーナー、助産師、警官、万引き常習犯(!)とさまざまだが、それぞれに悩みを抱えている。更年期を迎えての心身の不調、認知症を患う親の介護、連絡を返してこない息子、職場での女性差別、パートナーとの関係、孤独。家族内では女性たちの問題はないものとされ、社会からは透明人間のように扱われる。彼女たちはそんな不満や怒りを歌詞に綴り、ストレートなパンクソングをプレイすることで、本来の自分を再発見していく。同世代の自分の想いを代弁しているようで、気がつくと全力で彼女たちを応援していた。テーマソングであるホールの曲「Violet」のカバーやブライトン出身のデュオ「ARXX」によるオリジナルソングもかっこいい。シリーズ2の制作も決定している。
企画・脚本・監督・製作総指揮:サリー・ウェインライト 監督:アマンダ・ブロッチー
出演:ジョアンナ・スキャンラン、ロザリー・クレイグ、タムシン・グレイグ、ロレイン・アシュボーン、アメリア・ブルモア ほか
イギリスで大ヒット!第二次世界大戦を舞台に、命知らずの男たちの活躍と熱い絆を描いた戦争アクション『SAS: Rogue Heroes(原題)』シーズン2
私がここ数年間で一番推している英国ドラマがコレ。ベン・マッキンタイアーの同名ベストセラーをもとに、『ピーキー・ブラインダーズ』のスティーヴン・ナイトが企画・脚本・製作総指揮を手掛ける戦争アクションドラマ『SAS: Rogue Heroes(原題)』だ。BBC Oneで1月放送。全6話。第二次世界大戦の北アフリカ戦線で、独ナチス軍に苦戦を強いられた英陸軍士官たちが半ばヤケクソになって生み出した特殊部隊SASの活躍を描く。史実をベースにしているが歴史考証は重視せず、ひたすら突っ走る。シーズン2ではヨーロッパ戦線へ舞台が移り、シチリア島に上陸してイタリア軍の懐に突撃するという、命知らずのクレイジーな野郎たちの物語が展開する。また、前作以上に兵士たちが経験する精神的トラウマにも迫る。ジャック・オコンネル演じるパディ・メインをはじめ、SASの破天荒でエキセントリックなキャラたちが魅力的で、彼らが生き延びるかどうかハラハラしながら見守ってしまう。スリリングなアクションあり、ユーモアあり、男の友情ありで、疾走するハードロックやパンクの楽曲が物語を盛り上げる。すでにシーズン3が撮影済み。ぜひ日本でも放送・配信していただきたいシリーズだ。
企画・脚本・製作総指揮:スティーヴン・ナイト 監督:スティーヴン・ウールフェンデン
出演:ジャック・オコンネル、コナー・スウィンデルズ、ソフィア・ブテラ、グウィリム・リー、ドミニク・ウェスト ほか
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『ゲーム・オブ・スローンズ』『アフェア』キャストら、英BBCの新作ドラマで豪華共演!
大ヒット大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』やサスペンスドラマ『アフェア 情事の行方』のキャストらが、英BBCの新作ドラマ『SAS: Rogue Heroes(原題)』で共演することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。 英犯罪ドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』のクリエイター、スティーヴン・ナ…
シェリダン・スミスが正義を求める母親を演じる実話ベースのドラマ『I Fought the Law(原題)』
実際に起きた事件を再現する英民放ITV局の犯罪ドラマシリーズより届いた今作『I Fought the Law(原題)』は、娘の殺人犯に対する公正な裁きを求めて、長年にわたり法改正を訴えたアン・ミンを描く。ITVで8月より放送。全4話。1989年、イングランド北東部に住む主婦アンは、行方不明になった22歳の娘ジュリーの死体を浴室で発見。ウィリアム・ダンロップが逮捕され、1991年に2度起訴されるが、証拠に欠けたこともあり、陪審員による有罪評決に至らず。数年後、別の罪で服役中のダンロップはジュリー殺害を自白するが、「ダブル・ジョパディ=二重処罰禁止法」により彼が起訴されることはなかった。これは、同一の犯罪で二度訴追されないことを定める法律で、イギリスではマグナカルタ以来、800年間続くもの。法改正を訴えるアンの長い闘いは、ドラマを見ている自分も辛くなるほどだった。内務相や上院、TV番組などに呼びかけたアンの活動が実を結び、2003年に二重処罰禁止法が改正。事件から17年後の2006年、ついにダンロップに有罪判決が出て終身刑が言い渡されるシーンには涙がこぼれた。アンを演じたシェリダン・スミスの熱演も素晴らしかった。
脚本:ジェイミー・クライトン 監督:エリック・リクテル・ストラン
出演:シェリダン・スミス、ダニエル・ヨーク・ロー、ジャック・ジェームズ・ライアン ほか
ニック・ケイヴ原作をドラマ化、父子のロードトリップを描く『The Death of Bunny Munro(原題)』
ミュージシャン、作家、脚本家、画家、俳優など幅広く活動するニック・ケイヴの小説を映像化、イングランド南部ブライトンを舞台にしたダーク・コメディの『The Death of Bunny Munro(原題)』。Sky Atlanticで11月放送。全6話。化粧品の戸別訪問販売をするセールスマン、バニー・マンロは、セックスとアルコールに依存するダメ男。バニーとの人生に疲れた妻は自殺を遂げる。同じ頃、連続殺人事件の犯人がブライトンに近づく。バニーは9歳の息子バニー・ジュニアを連れて当てのない旅に出るが次第に追い込まれていき……。決して万人好みの内容ではなく、バニーの胸糞ぶりが結構キツいが、暴力的で官能的で破壊的な物語の中で、詩的に繊細に悲しいまでに人間の感情を描き出していく。暗闇と光が混在するのはまさにニック・ケイヴの世界観そのもの。ブライトンのウェストピアが燃えるシーン(実際に2003年に全焼)など映像の美しさは鳥肌が立つほど。バニーを演じるマット・スミスと息子役のラファエル・マティくんがとても良かった。ニック・ケイヴとウォーレン・エリスによるサントラも秀逸。
製作総指揮:ニック・ケイヴ、マット・スミス 監督:イザベラ・エクルーフ 脚本:ピート・ジャクソン
出演:マット・スミス、セーラ・グリーン、ラファエル・マティ、デヴィッド・スレルフォール ほか
【2025年版】番外編・残念だった英国ドラマ
イングランドの歴史を変えたノルマン征服を豪華キャストで描く歴史ドラマ『King & Conqueror(原題)』
11世紀初めを舞台に、アングロ・サクソン貴族のハロルド・ゴドウィンソンと北フランスを領地とするノルマンディ公ウィリアムのイングランド王座をめぐる争いを描いた歴史ドラマ『King & Conqueror(原題)』。BBC Oneで8月より放送。全8話。エドワード懺悔王亡き後、ハロルドはウェセックス朝を継いでハロルド2世として即位。これに対してウィリアムは自分こそがエドワードの正統な王位継承者であると主張し、イングランドに軍事遠征を行う。ドラマのハイライトは、両者が激突した1066年のヘイスティングスの戦い。この天下分け目の戦でハロルドを破ったウィリアムがイングランド王に即位し、ノルマン朝が始まる。権力者たちの王座争いの物語が『ゲーム・オブ・スローンズ』を彷彿とさせ、ハロルド役のジェームズ・ノートン、ウィリアム役のニコライ・コスター=ワルドーなど豪華キャストが話題になったが、メディアや視聴者の反応は今ひとつ。史実と異なる点が多く、歴史的に不正確だったことが理由に挙げられている。罵り言葉など現代調の言い回しが多いことを批判する声もあった。決して駄作ではないのだが、期待値が高かっただけにガッカリ感も増したのは否めない。このテーマ、このキャストで、歴史考証と脚本次第では、名作になる可能性があったのでは?と思うと残念だった。
企画・脚本・製作総指揮:マイケル・ロバート・ジョンソン 監督:エリック・レイヨンボルグ、ニコライ・コスター=ワルドー ほか
出演:ジェームズ・ノートン、ニコライ・コスター=ワルドー、エミリー・ビーチャム、クレマンス・ポエジー ほか
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馬から落ちて骨折!?ジェームズ・ノートンが新作歴史ドラマ撮影中の事故を明かす
『ゲーム・オブ・スローンズ』の後継者的作品とも言われ注目され …
新作ドラマ情報
11・12月にイギリスで放送・配信された、話題の英国ドラマ4本をご紹介!
『シェトランド』シーズン10
『ヴェラ 〜信念の女警部〜』で知られるアン・クリーヴスの原作をもとに、シェトランド島で起きる事件を追うルース・コールダー警部の姿を描く犯罪ドラマ『シェトランド』の最新シーズン。アシュレー・ジェンセン、アリソン・オドネルほか出演。
(BBC)
『Prisoner 951(原題)』
スティーヴン・ブッチャード脚本による実話ベースのドラマ。スパイ容疑などでイランに6年拘束されたナザニン・ザガリ=ラトクリフと妻の釈放に奔走する夫リチャードの闘いを描く。ナルゲス・ラシディ、ジョセフ・ファインズほか出演。
(BBC)
『The Hack(原題)』
『アドレセンス』のジャック・ソーン脚本による実話ベースの犯罪ドラマ。2002〜2012年に起きた英大衆紙の電話盗聴スキャンダルを描く。デヴィッド・テナント、ロバート・カーライル、トビー・ジョーンズほか出演。
(ITV)
『Trespasses(原題)』
ルイーズ・ケネディの原作をもとにしたドラマ。北アイルランドのベルファストを舞台に、カトリックの女教師とIRAのテロ犯を弁護するプロテスタント弁護士の関係を描く。ローラ・ペティクルー、トム・カレン、ジリアン・アンダーソンほか出演。
(Channel 4)
(名取由恵/Yoshie Natori)









