英国ミステリー『刑事役者チャペルと刑事マローワンのウェールズ事件簿』シーズン2更新

大ヒット映画『ハリー・ポッター』シリーズのピーター・ペティグリュー役でおなじみの名優ティモシー・スポールが主演を務める英国ミステリードラマ『刑事役者チャペルと刑事マローワンのウェールズ事件簿』がシーズン2へと更新された。新シーズンの撮影がウェールズで開始されたと、英BBCが報じている。

放送スタートから3ヵ月で新シーズン撮影開始

『刑事役者チャペルと刑事マローワンのウェールズ事件簿』は、風光明媚なウェールズを舞台に、刑事役で人気を博した元俳優と昇進に苦労する若手女性刑事がバディを組んで様々な事件に挑むミステリー。今年5月より英BBCで放送されたシーズン1は、英国において新作ドラマとして過去5年間で最も高い視聴者数を記録。見逃し配信も含めた28日間での平均視聴者数は460万人に上った。

ティモシー演じる引退した俳優ジョン・チャペルと、グウィネス・キーワース（『ウェイステッド』）演じる癒し系の刑事ジェイニー・マローワンという、異色な犯罪解決コンビが続投。そのほかのレギュラーキャストたち、ヘレン・バクスター役のアレクサンドリア・ライリー（『サイロ』）、バリー・クラーク警視正役のステファン・ロードリ（『ウェールズ連続少女殺人事件～30年目の真実』）、イヴォンヌ・マローワン役のメラニー・ウォルターズ（『ブラウン神父』）、エヴァン・チャウダリー巡査部長役のリスヴィク・アンドゥグラ（『オデッサ』）も再集結する。

シーズン2更新を受けて、ティモシーは「この番組が好評を博し、ジョンとジェイニーの温かくも風変わりなパートナーシップを視聴者が受け入れてくれたことを嬉しく思います。ウェールズでさらなる犯罪解決に挑むこの異色コンビを、素晴らしい俳優であるグウィネスと再び演じるのが本当に楽しみです」とコメント。

相棒役のグウィネスも「ジェイニーとジョンが、さらなる殺人事件の現場で口論を繰り広げられるなんて嬉しいです。番組を視聴し、応援してくださった皆さんに心から感謝します。シーズン2でティモシーや仲間たちとともにまた死体に向き合えるのが待ち遠しいです！」と語っている。

クリエイター・脚本・製作総指揮を兼任するポール・ドゥーランは、「反響に喜んでいますし、ジョン、ジェイニー、そして猫のアランを再び登場させることができることが待ちきれません。次のシーズンで彼らがどこへ向かうのか、視聴者に見ていただくのがとても楽しみです。狡猾な殺人犯たちとの頭脳戦、そして、それ以上に頻繁に繰り広げられるであろう二人の内輪揉めにご期待ください」と、意気込みを寄せた。

本作はアガサ・クリスティーへのオマージュが散りばめられており、ブラックユーモアたっぷりのやり取りと、緊迫感あふれる殺人事件の謎解きが楽しめる作品となっている。自国メディアの評価も高く、Guardian紙は「ティモシー・スポールの質の高い新作探偵ドラマは、心地良く、ウィットに富んだ楽しさがある」と評していた。

日本では、『刑事役者チャペルと刑事マローワンのウェールズ事件簿』シーズン1（全6話）が、9月7日（日）16：00よりミステリーチャンネルにて独占日本初放送。シーズン2は英国で2026年にリリース予定だ。（海外ドラマNAVI）

参考元：英BBC