米CBSで2000年に放送が始まると、瞬く間に人気を獲得し、スピンオフも多数作られた犯罪捜査ドラマ『CSI:科学捜査班』。15シーズン続いた同作では捜査官が命を落とすことも何度かあったが、その中でも最も早く起きたあの死の経緯が明らかになった。
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このキャラが短命だったからこそサラが生まれた
放送開始から25年を迎えたことを記念して米TV Insiderの取材を受けたクリエイターのアンソニー・E・ズイカーが、シーズン1第2話で殉職したホリー・グリッブス役のチャンドラ・ウェストについて語っている。
ラスベガスのCSIチームに新たに加わった新人捜査官として登場したホリー役のチャンドラは、もともと主要キャストとして起用されたはずだった。しかし、彼女の若くて美しい外見が問題視されたという。
「チャンドラにまつわる一連の件はとにかく大変でした。というのも、名前は伏せますが、キャスティング権を持っていた人たちの一人がこう言ったんです。“これは(雑誌の)プレイボーイか? こんな美人が科学捜査官なんてあり得るのか?”と。その人が彼女の起用に難色を示したので、僕たちはチャンドラの見た目を少し汚すというか、あまり魅力的に見えないようにして、ほかの女優と一緒に登場させることにしたんです。そうやって彼女をパイロット版に出演させ、チャンドラはとても良い仕事をしてくれました。でもそこに指示が来たんです。“彼女を降ろせ”と。だから、第2話の『呪いのジャックポット』で彼女を死なせる展開にしたんです」
第1話「非情の街 ラスベガス」の終盤、ホリーはウォリックの事情により一人で犯罪現場の証拠集めをすることに。そこで現場に戻ってきた犯人に撃たれ、手術するも次のエピソードで還らぬ人となった。しかし、これでチームが人手不足になったことを受けてサラ・サイドルが加わったことを考えると、番組のファンとしてはホリーの退場を責めるのも難しそうだ。
「チャンドラが解雇された瞬間、サラというキャラクターが誕生したんです。彼女の解雇があったからこそ、ジョージャ・フォックスを起用することができました」とズイカーは振り返っている。
のちに大ヒットドラマとなった『CSI:科学捜査班』から早期退場となってしまったチャンドラはその後、『NYPD BLUE ~ニューヨーク市警15分署』『コールドケース』『新ビバリーヒルズ青春白書』『キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き』『プレイド CIU潜入捜査官』『シカゴ P.D.』といったドラマに出演している。
『CSI:科学捜査班』全15シーズンをはじめとした『CSI』フランチャイズ作品は、Huluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
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