数々の奇抜なトリックやプロットを生み出した“ミステリーの女王”として知られるイギリスの人気作家アガサ・クリスティー。彼女の生誕(1890年)から130年以上が経った今も、その小説をもとにしたドラマや映画が次々と作られている。そんなクリスティーのドラマ作品を見られるプラットフォームをご紹介! リミテッドシリーズも多く、最も短いものは全2話と2時間以内で視聴可能だ。年末年始のお休み中、クリスティーが仕掛けるミステリーの世界に浸ってみては?
目次
『名探偵ポワロ』
放送・配信情報
各プラットフォーム | 放送・配信情報 |
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Amazon Prime Video | 〇 シーズン1最初の5話は見放題(第6話以降&シーズン2~7はレンタルあるいは購入) |
U-NEXT | 〇 |
ミステリーチャンネル | 〇 12月26日(木)6:00より一挙放送 |
作品情報
作品名 | 『名探偵ポワロ』 |
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原題 | Poirot |
放送局 | 英ITV |
放送期間 | 1989年1月8日~2013年11月13日 |
話数 | 全70話 |
スタッフ | プロデューサー:ブライアン・イーストマン 脚本:クライヴ・エクストン、アンソニー・ホロヴィッツ ほか |
主要キャスト | デヴィッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、ゾーイ・ワナメイカー、デヴィッド・イェランド |
主なゲスト | ショーン・パートウィー、ジョエリー・リチャードソン、ポリー・ウォーカー、サマンサ・ボンド、デヴィッド・ホロヴィッチ、ピーター・カパルディ、ドナルド・サンプター、クリストファー・エクルストン、ジェレミー・ノーサム、ダミアン・ルイス、デヴィッド・バーク、ジョン・キャッスル、ジョナサン・アリス、ラッセル・トヴェイ、エイダン・ギレン、トビー・スティーヴンス、ケリー・ライリー、エミリー・ブラント、JJ・フィールド、エドワード・ハードウィック、サラ・マイルズ、エドワード・フォックス、エリオット・グールド、ジェームズ・ダーシー、アレクサンダー・シディグ、アレックス・ジェニングス、レスリー・マンヴィル、ハニーサックル・ウィークス、マイケル・ファスベンダー、アマンダ・アビントン、アントン・レッサー、ジェームズ・ウィルビー、トム・マイソン、トム・ライリー、ジョン・ハナー、エリザベス・マクガヴァン、マーク・ゲイティス、マーティン・ショウ、トビー・ジョーンズ、ジェシカ・チャステイン、デヴィッド・モリッシー、ヒュー・ボネヴィル、トム・バーク、イアン・グレン、トム・エリス ほか |
あらすじ&見どころ
元ベルギーの警察官でイギリス亡命後に私立探偵へと転身したエルキュール・ポアロが活躍する人気ミステリー。立派な口髭がトレードマークのポワロが、“灰色の脳細胞”を駆使して、相棒のヘイスティングスや秘書のミス・レモン、ジャップ警部とともに事件を調査。最後は、関係者たちを一堂に集めて謎解きを披露するのが基本スタイル。
クリスティーが書いた原作小説をほぼすべて映像化し、ポアロ役のデヴィッド・スーシェをはじめとしたキャストたちがハマり役なこともあって、「ポワロ作品の決定版」と評価の高い作品。ポワロがヘイスティングスら仲間たちと交わすコミカルなやり取りといったドラマにはなかった脚色もいいスパイスとなっている。
ゲストも豪華で、ハリウッドでも活躍するエミリー・ブラントやマイケル・ファスベンダーをはじめ、『シャーロック・ホームズの冒険』の新旧ワトソン役(デヴィッド・バーク、エドワード・ハードウィック)、60年以上続く長寿ドラマ『ドクター・フー』の歴代主演(ピーター・カパルディ、クリストファー・エクルストン)、『ダウントン・アビー』のグランサム伯爵夫妻(ヒュー・ボネヴィル、エリザベス・マクガヴァン)といったドラマファンにおなじみの顔ぶれも参加しているため、見直す度に新たな発見がありそうだ。
『ミス・マープル ジョーン・ヒクソン版』
放送・配信情報
各プラットフォーム | 放送・配信情報 |
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Amazon Prime Video | 〇 |
U-NEXT | 〇 |
Hulu | 〇 |
ミステリーチャンネル | 〇 12月22日(日)18:20より一挙放送 |
作品情報
作品名 | 『ミス・マープル ジョーン・ヒクソン版』 |
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原題 | Miss Marple |
放送局 | 英BBC |
放送期間 | 1984年12月26日~1992年12月27日 |
話数 | 全12話 |
スタッフ | プロデューサー:ジョージ・ガラッシオ 脚本:T・R・ボーウェン |
主要キャスト | ジョーン・ヒクソン |
主なゲスト | デヴィッド・ホロヴィッチ、イアン・ブリンブル、ジョン・キャッスル、ケヴィン・ウェイトリー、グウェン・ワトフォード、クリストファー・グッド、サマンサ・ボンド、トム・ウィルキンソン、ドナルド・プレザンス、ジーン・シモンズ ほか |
あらすじ&見どころ
クリスティーが生んだ素人探偵、ミス・マープルの活躍を描く。1940年代の英国、セント・メアリー・ミード村に暮らすマープルは、一見どこにでもいるようなおとなしい老婦人だが、村でいろいろな人を見てきたことから人間観察に優れており、情報収集能力と洞察力も生かして、様々な事件を解き明かしていく。
英BBCが12本あるマープルの長編小説をすべてドラマ化。『名探偵ポワロ』がポワロ作品の最も忠実な映像化と言われるのに対し、マープル作品の最も忠実な映像化は本作と言えるだろう。主演のジョーン・ヒクソンは、1940年にポワロ作品「死との約束」の舞台に出演した際、それを見た原作者のクリスティーに「いつかあなたにミス・マープルを演じてほしい」と言わしめた人物だ。そんな作者のお墨付きだけあって小説の中のミス・マープルを見事に体現しており、「牧師館の殺人」などで2回英国アカデミー賞(BAFTA賞)候補になっている。
レギュラーキャストはジョーンのみだが、マープルと何度も一緒に仕事をする刑事たちも複数のエピソードに登場。事件に首を突っ込んでくるマープルを煙たがるスラック警部役のデヴィッド・ホロヴィッチ、聡明なマープルを尊敬するクラドック警部役のジョン・キャッスルと、それぞれの対比も面白い。『モース警部』と『オックスフォードミステリー ルイス警部』のルイス役で知られるケヴィン・ウェイトリーがクラドックの部下を演じるなど、脇まで楽しめる。
『アガサ・クリスティー ミス・マープル』
放送・配信情報
各プラットフォーム | 放送・配信情報 |
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Amazon Prime Video | 〇 シーズン1のみ見放題配信(シーズン2以降はレンタルあるいは購入) |
シネフィルWOWOW プラス | 〇 |
ミステリーチャンネル | 〇 12月24日(火)6:00より一挙放送 |
作品情報
作品名 | 『アガサ・クリスティー ミス・マープル』 |
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原題 | Agatha Christie's Marple |
放送局 | 英ITV |
放送期間 | 2004年12月12日~2013年12月29日 |
話数 | 全23話 |
スタッフ | プロデューサー:ミシェル・バック、ダミアン・ティマー ほか 脚本:スティーヴン・チャーチェット、ケヴィン・エリオット ほか |
主要キャスト | ジェラルディン・マクイーワン、ジュリア・マッケンジー |
主なゲスト | イアン・リチャードソン、デレク・ジャコビ、ジェイソン・フレミング、デヴィッド・ワーナー、ベン・ダニエルズ、キーリー・ホーズ、ゾーイ・ワナメイカー、ジェラルディン・チャップリン、ユーナ・スタッブス、ハリー・トレッダウェイ、ジェームズ・ダーシー、ショーン・パートウィー、チャールズ・ダンス、O・T・ファグベンル、キャリー・マリガン、ジェームズ・ウィルビー、ティモシー・ダルトン、ポリー・ウォーカー、リチャード・アーミティッジ、ググ・ンバータ=ロー、トム・ライリー、ジェーン・シーモア、サフロン・バロウズ、ジュリアン・サンズ、リチャード・E・グラント、ダン・スティーヴンス、ルース・ウィルソン、マシュー・マクファディン、ルパート・グレイヴス、ベネディクト・カンバーバッチ、ラッセル・トヴェイ、アレックス・ジェニングス、ブライアン・コックス、トム・ペイン、サマンサ・ボンド、レイフ・スポール、ナタリー・ドーマー、JJ・フィールド、スティーヴン・ディレイン、エドワード・フォックス、トビー・スティーヴンス、ロバート・ウェッブ、フィオナ・ショウ、マーティン・コムストン、トム・ヒューズ、アナイリン・バーナード ほか |
あらすじ&見どころ
先の項で紹介した『ミス・マープル ジョーン・ヒクソン版』と同じく、ミス・マープルが主人公のドラマシリーズ。BBC版からおよそ20年後に作られたこの作品の大きな特徴は3つ。主役のミス・マープルが途中で交代すること(ジェラルディン・マクイーワン→ジュリア・マッケンジー)、本来マープルが出てこない小説(「無実はさいなむ」「殺人は容易だ」「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」など)も映像化しており、犯人や動機も含めて脚色が多く加えられていること、そしてゲストが豪華なことだ。『SHERLOCK/シャーロック』で大ブレイクする前のベネディクト・カンバーバッチもあるエピソードに登場している。
マープル作品を未見の場合は、まずは基本に忠実な『~ジョーン・ヒクソン版』を先に、その次に本作を視聴するのがおすすめ。どのくらい変えているかを見比べるのも楽しいし、同じ作品をもとにしていても大幅に脚色されているため犯人探しが2度味わえるだろう。ちなみに脚本を担当したスティーヴン・チャーチェットは、俳優として検死官役で数話に出演してもいる。
『そして誰もいなくなった』
放送・配信情報
各プラットフォーム | 放送・配信情報 |
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シネフィルWOWOW プラス | 〇 |
U-NEXT | 〇 |
FODチャンネル | 〇 |
作品情報
作品名 | 『そして誰もいなくなった』 |
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原題 | And Then There Were None |
放送局 | 英BBC |
放送期間 | 2015年12月26日~2015年12月28日 |
話数 | 全3話 |
スタッフ | プロデューサー:ダミアン・ティマー、マシュー・リード ほか 脚本:サラ・フェルプス |
キャスト | ダグラス・ブース、トビー・スティーヴンス、バーン・ゴーマン、ミランダ・リチャードソン、サム・ニール、チャールズ・ダンス、エイダン・ターナー、メイヴ・ダーモディ、ノア・テイラー、アンナ・マックスウェル・マーティン |
あらすじ&見どころ
謎の招待状によって孤島に集められたのは、刑事、判事、医師、教師、軍人、傭兵など10人。互いに見知らぬ彼らは実は過去に人を死に追いやったことがあると糾弾され、閉じ込められた島で一人、また一人と殺されていく…。
ポワロやマープルといった有名な探偵は登場しないにもかかわらずクリスティーの最も有名な作品の一つは、シチュエーションスリラーの最たる例。これまで何度も映画やドラマ、舞台などに生まれ変わり、後世の作品に多大な影響を与えてきた。殺しが続く中、互いに疑心暗鬼になっていく人々の様子が醍醐味。キャストに実力派を揃えている。
BBCはここ10年ほど、クリスティー作品を2・3話のリミテッドシリーズとして映像化するというスタイルをとっており、本作はその初期の作品。サラ・フェルプスの脚色は、原作に新たな色を加えるのが特徴だ。
『アガサ・クリスティー 検察側の証人』
放送・配信情報
各プラットフォーム | 放送・配信情報 |
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U-NEXT | 〇 |
FODチャンネル | 〇 |
作品情報
作品名 | 『アガサ・クリスティー 検察側の証人』 |
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原題 | The Witness for the Prosecution |
放送局 | 英BBC |
放送期間 | 2016年12月26日~2016年12月27日 |
話数 | 全2話 |
スタッフ | プロデューサー:コリン・ラッテン 脚本:サラ・フェルプス |
キャスト | トビー・ジョーンズ、キム・キャトラル、アンドレア・ライズブロー、デヴィッド・ヘイグ、モニカ・ドラン、ビリー・ハウル、ティム・マクマラン、ヘイレー・カーマイケル、ドリアン・ラフ |
あらすじ&見どころ
弁護士のジョン・メイヒューが新たに引き受けたのは、殺人事件の容疑者であるレナード。若くてハンサムなレナードは、彼のことを気に入っていた裕福な年配の女性フレンチ夫人を、遺産目当てで殺したと見られていた。無実を訴えるレナードは、妻ロメインが犯行時刻のアリバイを証明できると話す。身内の証言は信用されないと思いながらもメイヒューはロメインに会いに行くが…。
こちらも英BBCによる映像化の一つで、脚本を担当するのは『そして誰もいなくなった』に続いてサラ・フェルプス。原作の短編小説をクリスティー自身も気に入っていたようで、1953年に自ら舞台化した際には小説とはエンディングを変更していた。1957年には、名匠ビリー・ワイルダーが映画化(邦題は『情婦』)。今回のドラマ化がどういう結末を迎えるのかにも注目してほしい。
『アガサ・クリスティー 無実はさいなむ』
放送・配信情報
各プラットフォーム | 放送・配信情報 |
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U-NEXT | 〇 |
FODチャンネル | 〇 |
作品情報
作品名 | 『アガサ・クリスティー 無実はさいなむ』 |
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原題 | Ordeal by Innocence |
放送局 | 英BBC |
放送期間 | 2018年4月1日~2018年4月15日 |
話数 | 全3話 |
スタッフ | プロデューサー:ダミアン・ティマー ほか 脚本:サラ・フェルプス |
キャスト | アンナ・チャンセラー、ビル・ナイ、モーヴェン・クリスティ、エレノア・トムリンソン、マシュー・グード、クリスチャン・クック、アンソニー・ボイル、エラ・パーネル、ルーク・トレッダウェイ、アリス・イヴ、ブライアン・マッカーディー |
あらすじ&見どころ
1954年のクリスマス・イヴ、資産家レイチェル・アーガイルが自宅で何者かに殺された。彼女と夫の間には5人の養子がおり、現場に残された指紋から養子の一人ジャックが逮捕される。ジャックは犯行時刻にはある男と一緒に違う場所にいたとして無実を訴えるも、獄中死してしまう。そんな悲しい事件からしばらく経ったある日、アーガイル家を訪ねてきた男が、自分はその時刻にジャックと一緒にいたと話す。ジャックは無実だったのか? 彼でなければ、レイチェルを殺したのは誰なのか? 事件が再び動き出す…。
一家の金持ちが殺され、家族が容疑者になるというクリスティーお得意のパターン。ビル・ナイをはじめ、マシュー・グード、ルーク・トレッダウェイといった演技派が多数出演。『フォールアウト』でブレイクしたエラ・パーネルも養子の一人を演じている。
ストーリーは今回もサラ・フェルプスが手掛けているだけあって、最後まで予測不可能。
『アガサ・クリスティー ABC殺人事件』
放送・配信情報
各プラットフォーム | 放送・配信情報 |
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シネフィルWOWOW プラス | 〇 |
FODチャンネル | 〇 |
作品情報
作品名 | 『アガサ・クリスティー ABC殺人事件』 |
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原題 | The ABC Murders |
放送局 | 英BBC |
放送期間 | 2018年12月26日~2018年12月28日 |
話数 | 全3話 |
スタッフ | プロデューサー:ダミアン・ティマー、ジョン・マルコヴィッチ ほか 脚本:サラ・フェルプス |
キャスト | ジョン・マルコヴィッチ、ルパート・グリント、エイモン・ファーレン、シャーリー・ヘンダーソン、アーニャ・シャロトラ、ブロンウィン・ジェームズ、イヴ・オースティン、ジャック・ファーシング、クリストファー・ヴィリアーズ、タラ・フィッツジェラルド、アンドリュー・バカン、フレイア・メイヴァー、マイケル・シェイファー |
あらすじ&見どころ
名探偵ポワロのもとに、「ABC」と名乗る人物から事件を予告する手紙が届く。その後、手紙が示唆した通り、ABCのアルファベット順に連続殺人事件が発生。次々と犠牲者が増える中、ポワロは犯人を突き止めることができるのか?
ポワロ、マープルが登場しない作品を映像化していた英BBCが、珍しくポワロ作品の一つを取り上げることに。また、これまでポワロを演じたのは『名探偵ポワロ』のデヴィッド・スーシェをはじめとしたイギリス人だったが、今回はアメリカ人のジョン・マルコヴィッチが起用されている。『ハリー・ポッター』シリーズのロン役でおなじみのルパート・グリントが警部に扮するなど、新鮮なキャスティングにも注目だ。
『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』
放送・配信情報
各プラットフォーム | 放送・配信情報 |
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スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS- | 〇 |
作品情報
作品名 | 『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』 |
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原題 | Why Didn't They Ask Evans? |
放送局 | 英BritBox |
放送期間 | 2022年4月9日~2022年4月12日 |
話数 | 全3話 |
スタッフ | 監督・プロデューサー・脚本:ヒュー・ローリー |
キャスト | ウィル・ポールター、ルーシー・ボーイントン、ヒュー・ローリー、メイヴ・ダーモディ、ダニエル・イングス、アリスター・ペトリ、エイミー・ナトール、コンリース・ヒル、エマ・トンプソン、ジム・ブロードベント |
あらすじ&見どころ
ボビイはゴルフのキャディーをしている最中、崖下に転落した男を発見する。かすかに意識を取り戻した男はボビイに、「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」と告げて息を引き取った。その謎に包まれたダイイングメッセージと、男のポケットに入っていた若く美しい女性の写真を手掛かりに、ボビイは幼なじみのフランキーと一緒に事件の捜査に乗り出す。
クリスティーが生んだ素人探偵カップルのトミーとタペンスに続くような、ボビイとフランキーのコンビが魅力! 1934年に発表された原作小説が大好きだというヒュー・ローリー(『Dr.HOUSE -ドクター・ハウスー』)が、監督・製作総指揮・脚本・出演を兼任したことも話題となった。
『アガサ・クリスティー 殺人は容易だ』
放送・配信情報
各プラットフォーム | 放送・配信情報 |
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ミステリーチャンネル | 〇 12月22日(日)16:00より独占日本初放送(オンデマンドでは12月24日(火)より配信開始) |
作品情報
作品名 | 『アガサ・クリスティー 殺人は容易だ』 |
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原題 | Murder Is Easy |
放送局 | 英BBC |
放送期間 | 2023年12月27日~2023年12月28日 |
話数 | 全2話 |
スタッフ | プロデューサー:カレン・ケリー 脚本:シアン・エジウンミ=ル・ベール |
キャスト | デヴィッド・ジョンソン、モーフィッド・クラーク、ペネロープ・ウィルトン、ダグラス・ヘンシュオール、シネイド・マシューズ、トム・ライリー、マシュー・ベイントン、マーク・ボナー、ニムラ・ブチャ、タムジン・アウスウェイト |
あらすじ&見どころ
ナイジェリアから政府職員としてイギリスへやってきたルーク・オビアコ・フィッツウィリアムは、ロンドンに向かう列車の中で老婦人のラヴィニア・ピンカートンと知り合う。彼女は自分の村でひそかに連続殺人が起きていると通報するため、スコットランドヤード(ロンドン警視庁)に向かうところだった。当初は彼女の話に懐疑的だったルークだが、ピンカートンが通報する前にひき逃げに遭って死んだことから事の重大さを認識。問題の村に乗り込み、独自に調査を始めるが…。
『名探偵ポワロ』の脚本家として知られるクライヴ・エクストンが、1993年に舞台化したこともある題材。今回は、主人公のフィッツウィリアムをイギリスの白人男性からナイジェリアの黒人男性に変更するなどいくつかの脚色が加わったことから、より自然なストーリーに仕上がっている。
『アガサ・クリスティー 名探偵ヤルセン』
放送・配信情報
各プラットフォーム | 放送・配信情報 |
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ミステリーチャンネル | 〇 12月30日(月)19:15より一挙放送(オンデマンドでは2025年1月1日(水)より配信開始) |
作品情報
作品名 | 『アガサ・クリスティー 名探偵ヤルセン』 |
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原題 | Agatha Christie's Hjerson |
放送局 | スウェーデン C More/TV4 |
配信開始 | 2021年8月21日 |
話数 | 全8話 |
スタッフ | プロデューサー:パトリック・アンデション 脚本:パトリック・ギルシュトレム |
主要キャスト | ヨハン・レーボリ、ハンナ・アルストロム |
あらすじ&見どころ
かつて敏腕探偵だったものの引退したスベン・ヤルセンは、母親の訃報を受けて、30年以上ぶりに故郷オーランド諸島に戻ることに。そのことを嗅ぎつけたのは、ヤルセンが事件を解決していく模様を追う番組を企画していた崖っぷちのテレビプロデューサーのクララ。そんな二人が乗ったオーランド諸島へと向かう船内で連続殺人事件が発生! 事件解決に消極的なヤルセンと、熱心なクララという対照的な二人が事件の謎を解いていく。
クリスティー初のスピンオフドラマとなる本作は、ポワロの友人である推理作家アリアドニ・オリヴァが作り出した名探偵、スベン・ヤルセンを主人公とした異色のシリーズ。オリヴァ夫人が、スウェーデンで活躍するフィンランド人の名探偵という設定を作った自身を呪いながら新作のプロットを考える姿が小説の中でたびたび描かれたものの、細かい設定はほとんど語られていなかったため、クリスティーファンは本作をもってようやくヤルセンについて知ることができると言える。
作品の舞台に合わせてスウェーデンで映像化。日本でもヒットを飛ばした映画『ミッドサマー』のパトリック・アンデションがプロデューサーに名を連ねる。主人公を演じるのは、30年以上のキャリアを誇るベテラン俳優で、監督・脚本家としての顔も持つヨハン・レーボリ(『マックス・アンガー 揺るぎない瞳』)。
Photo:『名探偵ポワロ』© ITV PLC/『アガサ・クリスティー ミス・マープル』© Agatha Christie Ltd. (a Chorion company) 2005 © Agatha Christie Ltd 2013/『アガサ・クリスティー 殺人は容易だ』© Agatha Christie Productions Limited MMXXI/『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』© Agatha Christie Productions Limited MMXXII/『ミス・マープル ジョーン・ヒクソン版』© 1987 BBC WORLDWIDE/『そして誰もいなくなった』© Mammoth Screen/『アガサ・クリスティー 検察側の証人』© Agatha Christie Productions/『アガサ・クリスティー 無実はさいなむ』© Mammoth Screen/『アガサ・クリスティー ABC殺人事件』©Agatha Christie Productions Ltd. MMXVIII/『アガサ・クリスティー 名探偵ヤルセン』© BRF/Naive