頓挫したはずの1995年の青春映画『クルーレス』の後日譚ドラマが、Paramount+で全6話のリミテッドシリーズとして制作されることになった。元の映画で主役を務めたアリシア・シルヴァーストーンがシェール・ホーウィッツを再演し、製作総指揮も務める。米Deadlineなど複数のメディアが伝えた。
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『クルーレス』発のドラマ企画、またもや頓挫
米Peacockが進めていた、1995年の青春映画『クルーレ …
米Peacockでの2度の頓挫を経て「三度目の正直」
ジェーン・オースティンの小説「エマ」をざっくりと元にしていた『クルーレス』。主人公のシェールは裕福で人気者の女子高校生。ファッション好きでセンスの良さに自信を持つ彼女は、学校に着ていく服をはじめ、音楽や恋人も自分にとってふさわしいかどうかが判断基準だ。おせっかいな彼女は冴えない同級生のタイを変身させるが、彼女が自分より人気者になってしまう。さらには、好きになったクールな転校生のクリスチャンがゲイと分かったり、運転免許の試験にも落ちたりといったことが重なり、自分の至らなさに気づく。そして、自分をずっと見守ってくれていた義理の兄ジョシュと結ばれる…というストーリー。アリシアのほかには、ブリタニー・マーフィやポール・ラッドが出演していた。
映画のヒットを受けて、公開翌年の1996年には、映画の監督・脚本を務めたエイミー・ヘッカリングが制作した30分枠のコメディドラマ『Clueless(原題)』が登場。アリシア・シルヴァーストーンが出演できなかったため、シェール役はレイチェル・ブランチャードが演じ、シェールの親友ディオンヌ役はステイシー・ダッシュが再演した。このシリーズは米ABCで1シーズン、米UPNで2シーズンと、計3シーズンにわたり放送された。
今回実現した続編ドラマの舞台は映画から30年後。ビバリーヒルズの愛されアイコン、シェール・ホーウィッツはビジネスで成功し、母親としても完璧な日々を送っていた。しかし、娘が高校生になった時、彼女は子育ての難しさに直面し、再び「クルーレス(お手上げ状態)」だと感じる。
『クルーレス』のドラマ化権を所有し、7年前からシリーズ化を目指してきたCBS Studios。当初はステイシー演じるディオンヌを主人公にした企画が2020年に米Peacockで開発されたものの、実現には至らなかった。その後、CBS Studiosは新たなクリエイティブチームとして『The O.C.』や『ゴシップガール』『ナンシー・ドリュー』で知られるジョシュ・シュワルツとステファニー・サヴェージ、『ドールフェイス』のジョーダン・ワイスを迎え、アリシアをシェール役として再起を図った。この続編シリーズは2025年4月に再びPeacockで企画が進められるも、1年後に見送られた。
しかし、Paramount+の新体制は同プロジェクトの動向を注視しており、Peacockが見送ったと同時に獲得に動いた。制作はCBS Studiosが担い、シュワルツ、サヴェージ、ワイスがクリエイターを務める。製作総指揮には、オリジナル映画の監督・脚本、プロデューサーをそれぞれ務めたエイミー・ヘッカリングとロバート・ローレンスが名を連ねる。撮影は2027年にロサンゼルスで開始予定。これは、もともとParamount社のIPである『クルーレス』にとって、まさに「故郷への帰還」と言える。
Paramount+のオリジナル作品部門責任者であるジェーン・ワイズマンは、「『クルーレス』が故郷に帰ってきます」とコメント。さらに、「31年前、アリシア・シルヴァーストーン演じるシェール・ホーウィッツは、そのシックなスタイル、鋭いウィット、そして尽きることのない楽観主義で観客を魅了し、『クルーレス』を大ヒットさせ、瞬く間にポップカルチャーの古典としました。待望のドラマ化をロサンゼルスで撮影できることを誇りに思います。オリジナルでもう一人の主役とも言える存在だったロサンゼルスへの敬意を示すとともに、この街が誇る優れた才能や制作クルーへの投資にも繋がるからです」と語っている。








