『シックス・フィート・アンダー』のネイト・フィッシャー役や『9-1-1:LA救命最前線』のボビー・ナッシュ役でおなじみのピーター・クラウス。1990年以降、ほぼ途切れることなくドラマに出演し続けている彼が、そのキャリアを振り返った。米Entertainment Weeklyが伝えた。
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「いい物語を伝えようとする責任が自分にはあると思っています」
「僕は仕事をするのが好きなんです」と語るピーターの約35年にわたるドラマでのキャリアは、ニューヨーク大学大学院を卒業後、最初に得た仕事であるコメディ番組『Carol & Company(原題)』でキャロル・バーネットと共演したことから始まった。この番組は短命に終わったが、その後は『となりのサインフェルド』『ビバリーヒルズ高校白書』『スピン・シティ』などへのゲスト出演や、アーロン・ソーキンがクリエイターを務めたスポーツコメディ『Sports Night(原題)』でのレギュラー出演を経験した。

「撮影現場にいるのが好きですし、ドラマの仕事が大好きです。いろいろな人と一緒に仕事をして、その人たちを知っていくことができますから」と本人は語る。9月21日(月)より米NBCで放送される新作ドラマ『Line of Fire(原題)』のキャストを、彼は「家族」のように感じている。「それに、時間が経つにつれて、作品そのものがより良くなっていくと思うんです」
これまでのキャリアを振り返ったピーターは、自分が懸命に働いてきたことを認めつつ、それと同時に自分がどれほど恵まれていたかも理解している。
「『Sports Night(原題)』のすぐ後に『シックス・フィート・アンダー』に出演したんです」と彼は振り返る。家族経営の葬儀屋を舞台にしたこの米HBOドラマで、クラウスは長男のネイトを演じ、エミー賞に3度、ゴールデン・グローブ賞に2度ノミネートされた。「あの2作品が立て続けだった時期は、本当に素晴らしい時間でした」
これまで出演してきた作品の多くを今でも好意的に思っていることも、彼にとって幸運なことだという。ただし、『シックス・フィート・アンダー』後に出演するも2シーズンで打ち切られたドラマ『ダーティ・セクシー・マネー』には特別な思い入れがある。この作品での彼は、ニューヨークの超富裕層で、何かと世間を騒がせる一家の弁護士ニック・ジョージを演じた。「僕たちはあの作品で時代を先取りしていたんですよ」
そんなピーターのキャリアをずっと見てきたファンの一人が、彼が新たに主演する『Line of Fire(原題)』でクリエイターを務めるジョシュア・サフランだ。彼は数々のドラマに出演するだけでなく視聴者の心に深い印象を残してきたピーターのキャリアに驚嘆し、その理由はプロ意識にあると分析する。
「彼がものすごく準備をしてくるところが大好きです。翌週の撮影に関して彼からメールが来るんですよ。あれほどのキャリアを持つ俳優から、来週のことについて連絡が来るなんて、普通はありません。普通なら、撮影開始が午前8時45分なのに、午前9時になってからその撮影に関する質問が来るものなんですから。彼が長く続くキャリアを築けるのは、そういうところなんです。番組を作るということが何を意味するのか、そのあらゆる側面を理解している。自分の役だけを見ているわけじゃないんです」
では、長年にわたって様々な作品のファンから愛されてきた理由を、本人はどう考えているのだろうか。「僕は視聴者のために仕事をしています。視聴者が僕の上司なんです。いい物語を伝えようとする責任が自分にはあると思っています」
そして彼は、『ペアレントフッド』のアダム・ブラバーマンや『9-1-1:LA救命最前線』のボビー・ナッシュのような、「善良な人間であろうと努力している人々」の物語に特に惹かれるのだと語る。後者については、ファンが自分の役柄を恋しがっていることを知っており、自身も同じ心境だと明かす。特に、ボビーの妻アシーナ役アンジェラ・バセットとの共演を懐かしがっている。「アシーナとボビーが一緒に事件に乗り出すような場面があったでしょう。あの楽しさが恋しいですね。とても楽しかったです」

とはいえ、ピーターは新たな役に挑戦できることを楽しみにしている。「新作ドラマ『Line of Fire(原題)』で演じるマイク・ホリングスワースは、もう少し複雑なキャラクターなんです」と彼は語る。演じるのはシークレットサービスのエージェントで、単純な「正義のヒーロー」というわけではない。「人は正しいことをするため、手続き上は間違ったことをする場合もあります。彼は、正しい理由のためにルールを破る人なんです」
元アメリカ大統領ジョージ・W・ブッシュの娘であるジェナ・ブッシュ・ヘイガーが自身の経験から着想を得た本作は、異なる警護機関で働く家族を中心にしたアクションスリラーだ。
製作総指揮を務めるヘイガーがピーターの出演作になぞらえて「『スキャンダル 託された秘密』と『シックス・フィート・アンダー』の間に生まれた子どものような作品」と表現する『Line of Fire(原題)』は、米NBCで9月21日(月)放送スタート。
『9-1-1:LA救命最前線』シーズン1~9はDisney+ (ディズニープラス)で配信中。(海外ドラマNAVI)







