2024年に英国で始まった犯罪ドラマ『エリス～覚悟の警部』がシーズン2へ更新された。米Deadlineなど複数のメディアが伝えた。
「『ヴェラ～信念の女警部～』の完璧な後継者」
英Channel 5で2024年10月に放送された『エリス～覚悟の警部』は、アン・クリーヴス作品（『シェトランド』『ヴェラ～信念の女警部～』）と『アガサ・クリスティー 殺人は容易だ』の脚本家が脚本を担当。2025年初めに14年の歴史に幕を閉じる『ヴェラ～信念の女警部～』との類似点を地元メディアで指摘され、「『ヴェラ』の完璧な後継者」「『ヴェラ』の新たなライバル」などと評判になった。
エリスの役割は、捜査に行き詰まった様々な警察署に捜査指揮官として派遣され、地元警察が手に負えなくなった事件の解決に協力すること。彼女の関与を快く思わない地元のベテラン刑事たちを説得し、味方につけ、解決すべき事件の捜査に没頭する。黒人女性警官であるエリスは、無視されたり過小評価されることに慣れているが、正義を貫く決意と、助けを必要とする人々への深い思いやりを持つ、一流の殺人捜査官。仕事熱心で細部への法医学的なこだわり、人間の性格や動機に対する思いやりのある洞察力によって、類まれなキャリアを築き、名声を獲得してきた。「愛か、憎しみか、恐れか」が彼女の信条である。
警部エリスを演じるのは、英BBCの人気SFドラマ『ドクター・フー』に出演し、イギリスで最も権威があるとされる舞台の賞ローレンス・オリヴィエ賞に3度輝き、かつ歌手としても活躍するシャロン・D・クラーク。エリスの右腕ハーパーには、『アウトランダー』のチャールズ・エドワード・スチュアート役で知られ、『探偵ミス・スカーレット』にも出演するアンドリュー・ガワーが扮する。
制作が決まったシーズン2には、エリス役のシャロン、ハーパー役のアンドリューが続投。エリスとハーパーは、前シーズンに続いて捜査の行き詰まった様々な警察署に協力することになる。
シーズン2更新を受けてエリス役のシャロンは「警部エリスを再演することができてワクワクしてるわ。シーズン1の反響は凄かった。右腕役のアンドリュー・ガワーをはじめとした才能あふれるチームと一緒に引き続き仕事できるのが楽しみよ。エリスは深く共感するキャラクターで、シーズン2での彼女とハーパーの活躍をみんなに見てもらうのが待ちきれないの」と述べている。
全3話の『エリス～覚悟の警部』シーズン2は英Channel 5で2026年リリース見込み。（海外ドラマNAVI）
Photo:『エリス～覚悟の警部』© Company Pictures & All3Media International
