イギリスで国民的な人気を誇る長寿SFドラマ『ドクター・フー』が打ち切られるという噂に、同作を放送する英BBCが反応を見せた。英Radio Timesが伝えている。
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打ち切りもしくは数年間の休止という報道に…
事の発端は、英タブロイド紙The Sunの報道。同紙は今月17日(月)、『ドクター・フー』が打ち切りの危機に瀕しており、15代目ドクターを務めるンクーティ・ガトワは去ることになり、スタッフはクビを心配していると報じた。これは2024年にお披露目となったシーズン14の視聴率が期待を下回ったとの見方から生じたもので、5年から10年ほどの休止期間に入ってしまうのではという憶測が飛び交う事態を巻き起こした。同シリーズは過去にも7代目ドクターのシルヴェスター・マッコイ、8代目ドクターのポール・マッギャンの後でそれぞれ5年以上休止したという前例があるだけに、完全なる打ち切りではなくとも数年は新たなエピソードが見られないのではないかとファンの不安は瞬く間に大きなものに。しかしBBCが珍しく噂に反応し、これを完全に否定。ショーランナーであるラッセル・T・デイヴィースとともに若年層の視聴者による高いエンゲージメントを獲得していることを強調した。
The Sunは、匿名の情報筋から得た情報として、15代目ドクターのンクーティがハリウッドでの活動を本格化するためにロサンゼルスへの移住を検討しており、新たなドクター役となる次の俳優への交代シーンをすでに撮影したとも伝えていたが、『ドクター・フー』の広報担当者はこれを否定。「この報道は誤りです。『ドクター・フー』が打ち切られることはありません。これまでにもお伝えしている通り、シーズン3(シーズン16)に関する決定はシーズン2の放送後に下されます。Disney+との契約は26エピソード分であり、そのちょうど半分がまだリリースされていません。今後の展開について、ドクターやストーリーラインに関するコメントは一切行いません」
『ドクター・フー』は、2023年の終わりにリリースされた60周年記念スペシャルからBBCとDisney+の共同制作となったが、一部のファンや評論家は本作が米国ニールセンの発表する全米視聴ランキングにまだ登場していないことから、アメリカ市場では大ヒットには至っていない可能性があると指摘している。
しかしデイヴィースは昨年、「再び『ドクター・フー』を手掛けるにあたり、よりシンプルで若者向けの作品にしたいと考えました。この2点についてあまり議論されませんが、反応を見ていると多くの人がその点を見落としているようです」とコメントし、狙い通りの結果を出して成功を収めることができていると主張。「視聴率はあまり振るわないかもしれませんが、我々が狙った若年層からは驚異的な反響を得ています」と述べていた。
『ドクター・フー』シーズン1~13はHuluにて、シーズン14はDisney+(ディズニープラス)にて配信中。
(海外ドラマNAVI)
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