デヴィッド・テナント主演『80日間世界一周』更新済みのシーズン2はお蔵入りか

ジュール・ヴェルヌの空想冒険小説「八十日間世界一周」を未だかつてない新解釈で大胆にアレンジし、デヴィッド・テナントが主演を務めたドラマ『80日間世界一周』。シーズン1のお披露目を前に、シーズン2へ更新が決定済みだったがそれからすでに3年以上…。このままお蔵入りする可能性が高いことがわかった。

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『80日間世界一周』とは

“SFの父”と呼ばれるフランスの小説家ジュール・ヴェルヌが1872年に発表した空想冒険小説「八十日間世界一周」。150年の時を経て、製作費約66億円を投じ、最新VFXを駆使し、新たな脚色で描いたのが本シリーズ版だ。1956年の映画版では、アカデミー賞で作品賞を含む5冠に輝いている。個性豊かな三人組の壮大な旅は、ハラハラドキドキの連続で、Rotten Tomatoes 81パーセント、IMDb 7.1点と世界中で高評価を受け、イギリスで放送が始まるおよそ1カ月前にシーズン2への更新が発表されていた。

それから早くも3年以上が経過したが、未だに発表にならないシーズン2の進捗状況。新シーズンについて米TV Lineに読者が質問を投げかけていたが、その回答は以下の通り。

「厳密に言うと、シーズン2が“製作中”で、デヴィッド・テナントが主演をとして“ほぼ確実に”戻ってくると報じられたのは2021年11月だった。しかし、3年が経った今現在、（アメリカで本作を放送した）MASTERPIECEの広報担当はシーズン2以降があることは断言できない」

ここ数年を振り返ると、まだまだ続いていた地球規模でのパンデミックや全米映画俳優組合・米テレビ・ラジオ芸術家連盟（SAG-AFTRA）と映画テレビプロデューサー同盟（AMPTP）間のストライキなどがあり、状況が変わってしまったことは容易に想像がつく。また、主演のデヴィッドもDisney+（ディズニープラス）による主演ドラマ『Rivals（原題）』のシーズン2、1話で完結予定の『グッド・オーメンズ』シーズン3、2月16日に開催される第78回BAFTA授賞式での司会など多忙を極めているようだ。

とはいえ、正式に中止となったというアナウンスがあるまでは希望を捨てずにいたい。

『80日間世界一周』シーズン1はPrime Video有料チャンネル「スターチャンネルEX」で独占配信中。（海外ドラマNAVI）