『マーベルズ』日本語吹替版キャストの水樹奈々にインタビュー!「本当の意味での強さを手にする物語」

11月10日(金)より日米で公開が開始したマーベル・スタジオ劇場公開最新作『マーベルズ』でキャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァースの日本語吹替を担当する水樹奈々にインタビュー! 本作の見どころや日本語吹替版ならではの魅力、さらには水樹が考える最強のマーベルヒーローチーム(!?)などについて語ってもらった。

『マーベルズ』日本語吹替版キャストの水樹奈々《インタビュー全文》

――前作『キャプテン・マーベル』ではキャロルのオリジンが描かれました。本作では、ヒーローとして活躍するキャロルによりフォーカスされているかと思いますが、前作との違いや心境の変化はありましたか?

『キャプテン・マーベル』は、キャロルの過去と向き合う物語、そして不屈の精神がどのように練り上げられていったかというキャロル自身のオリジンが描かれます。ヒーローとしての強さ、そして一人の人間としての強さ、その両面が描かれることで、自立した女性の強さがフィーチャーされていたと思います。

しかし、本作は「一人ではたどり着けない強さ」というキャッチフレーズがまさに当てはまります。キャロルは責任感が強く、一人で抱え込んでしまい、突っ走ってしまうような一面がありました。そんななか、自分を認めて受け入れてくれる存在に出会ったことで、キャロル自身が否定してきた弱さも認めていいんだと、初めて思えたことによって本当の意味での強さを手にする物語だと私は思っています。

彼女の成長を見ることができて本当に嬉しく思いました。ただひたすら、脇目も振らず、目標に向かって突き進むだけが強さではない。時に、心折れて立ち止まって自分と向き合う時間があってもいいし、後ろを向くことだってあってもいい。

でもそういった時間も全て愛して、前に進んでいくという、彼女の人間味溢れる部分が今作では描かれていて、雲の上の存在ではなく、親近感のあるヒーローになったと感じました。

『マーベルズ』

――本作ではモニカ&カマラとのチームアップが期待されます。もし水樹さんが最強のチームを作るとしたらどのマーベルヒーローを選びますか?

皆さん強いですからね…(笑)。やっぱりキャプテン・マーベルは外せません(笑)。彼女一人でいいんじゃないかと思ってしまうんですが、彼女は今作でチームプレーを学んだので、凄いチームが作れそうな気がします。さらに最強にするとしたら、ソーですね!

神様とマーベル最強ヒーローが組んだら、宇宙はずっと平和でいられるんじゃないかなと思うので、ぜひその二人で(笑)。もちろんグースは連れて行きます! この二人と一匹でチームを組みたいです。

――モニカとカマラはそれぞれ『ワンダヴィジョン』『ミズ・マーベル』と、Disney+オリジナルドラマに登場しています。もし、キャロルが主人公のドラマシリーズが今後誕生するとしたら、どんなストーリーが見たいですか? アクション、スリラー、コメディなど期待するジャンルも教えてください。

やっぱりアクションは外せませんが、より彼女の人となりに迫れるようなヒューマンコメディも見たいですね。今回モニカとのやり取りがすごく嬉しかったですし、ミズ・マーベルの無邪気さによって、「もうしょうがないなぁ」と、どこか心を許し、彼女のリラックスした表情が見えるシーンもありました。

強いキャラクターなので、どうしてもシリアスなシーンが描かれがちですが、日常も知りたいので、ヒューマンハートフルコメディだけどアクションあり! みたいなものを見たいです!(笑)欲張ってしまってスミマセン(笑)

また、今作に登場するヤン王子とは昔から知り合いだったようなので、どういう経緯があるのか、すごく気になっていて、そういったサブストーリーも見てみたいです。

『マーベルズ』

――最後に、日本語吹替版ならではのオススメポイントを教えてください。

ぜひ字幕版を見た後に日本語吹替版を続けて見ていただきたいなと思います。声優の皆さんが、オリジナルキャストの空気感をしっかりトレースして原音に忠実に演じています。練り上げられた世界観をぜひ堪能していただきたいですね。

それから文法的に英語は結論が最初に来てしまうのに比べて、日本語は最後に来ることが多いので翻訳が難しいとよく聞きます。翻訳家の方がものすごく計算されて書かれた台詞にも注目して楽しんでいただけたら嬉しいです。

『マーベルズ』

『マーベルズ』作品情報

マーベル劇場公開最新作『マーベルズ』は全国の劇場で公開中。

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