マイロ・ヴィンティミリア、『THIS IS US』に感謝するも手放さなければならないと思った

感動のヒューマンドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス』のジャック・ピアソン役や、『HEROES/ヒーローズ』のピーター・ペトレリ役で知られるマイロ・ヴィンティミリア。現在は本国で今年2月に始まった新作ドラマ『The Company You Keep(原題)』に主演する彼が、『THIS IS US』に感謝しているとしつつも、この作品と役を手放さなければいけないと思ったことについて語った。米Cheat Sheetが報じている。

ジャックとはまた違う新たな役を生きるため…

『THIS IS US』では、長年にわたってピアソン家を中心に人々の人生が綴られる中で、マイロは妻子を大事にする理想の父親ジャック・ピアソンとして最高の演技を披露した。6シーズンにわたり、アルツハイマー病、依存症、障害、メンタルヘルス、流産、養子縁組、離婚、再婚、LGBTQの権利といった様々なテーマが描かれた本作は2022年に終了。すると、その2週間後にマイロは『The Company You Keep』に取りかかり、新しい役である詐欺師のチャーリー・ニコレッティへと変身した。『The Company You Keep』は2019年の韓国ドラマ『ダーリンは危機一髪!』を元にした作品で、詐欺師のチャーリーとCIAの覆面捜査官エマの二人が主役となる。

マイロは、ジャック・ピアソンを体現した時間に感謝しつつも、チャーリーという新しい役を完全に受け入れるため、それを「手放す」必要があったと説明する。新作ドラマでは自らアクションシーンもこなしているそうで、「撮影していた数ヶ月の間に、何度か怪我をした。顔をドアにぶつけて目のところに傷ができたり、石柱に膝をついた時に大腿骨を骨折したりしたんだ。赤ちゃんを抱いたりオムツを替えたりする(ジャックのような役)とは違うんだよ!」と打ち明ける。

「ジャックは人々に、なんでもできるスーパーヒーローというイメージを与えたと思う。(妻レベッカ役の)マンディ(・ムーア)との共演といったことも恋しいよ。でも俳優業のどの仕事もそうだけど、演じていた役をいつかは手放さなければいけない。役に心血を注いで演じても、終わったらそれから離れても大丈夫でいなければならないんだ」

この新作ドラマで主演のほか製作総指揮も務めるマイロが、『THIS IS US』から多くのスタッフを引き連れていったことは以前当サイトでお伝えした通り。その経緯についてはこう話す。「この新作のパイロット(第1話)を制作している時に作品が形になってきたので、『THIS IS US』のセット周辺を歩き回って、それぞれの部門のトップと会話を交わしたよ。“君はこの新作やってみたい?”ってね。そしたらみんな、“ぜひやりたい!”って言うんだ。ヘアメイク、カメラ、照明らと話をした。前の作品と同じ顔ぶれが照明や機材を積み込み、セットの安全性を高めてくれているのを見るのは、自分にとってはとても重要だったんだよ」

『The Company You Keep』にはさらに、『THIS IS US』でジャックの親友ミゲルを演じたジョン・ウエルタスもエピソード監督として加わっている。マイロはマンディにも監督として参加してほしいと話しており、『THIS IS US』で生まれた絆は今後も育まれていくようだ。

『The Company You Keep』は米ABCにて毎週日曜日に放送中。『THIS IS US/ディス・イズ・アス』全6シーズンはDisney+ (ディズニープラス)とAmazon Prime Video(アマゾンプライム)にて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Cheat Sheet

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Photo:マイロ・ヴィンティミリア ©NYNR/FAMOUS