『シカゴ・ファイア』にケリー・セブライド役で出演するテイラー・キニーが、シーズン11に出演しないとVarietyが伝えている。
降板ではないようだが…
2012年から放送がはじまったNBCの大人気ファイア・アクション『シカゴ・ファイア』。そのメインキャラクターの一人であるケリー役で人気を博すテイラー・キニーだが、シーズン11には出演しないという。プロダクションに近い情報筋によると、その理由は個人的な問題に対処するためのようだ。
ヒットメイカーのディック・ウルフ(『LAW & ORDER ロー&オーダー』)が手掛ける『シカゴ P.D.』『シカゴ・メッド』そして『シカゴ・ファイア』は、通称One Chicagoとして、大きなフランチャイズを形成しているが、近年様々な変化が起きている。2021年にはシリーズ初期からメインキャストとして参加してきたマシュー・ケイシー役のジェシー・スペンサーが降板。出演エピソード数累計200話に及ぶジェシーはレギュラーキャストではなくなったものの、昨年放送されたシーズン10終盤にカメオ出演を果たした。
さらに11シーズンすべてでショーランナーを務めてきたデレク・ハースも制作会社Wolf Entertainmentを離れることがすでに報じられており、これに伴い『シカゴ・ファイア』のみならず、CBSの『FBI:インターナショナル』からも手を引くことになる。
キャストの卒業も…
以下、『シカゴ』シリーズのキャスト降板のネタバレを含みます。
その他、『シカゴ P.D.』シーズン10ではジェイ・ハルステッド役を演じたジェシー・リー・ソファーも卒業。麻薬カルテルを追うため、ボリビアに向かうという筋書きが用意され、最近放送されたエピソードでは、ボリビア滞在が延期することになった近況が伝えられていた。
また『シカゴ・メッド』ではガイ・ロッカード(ディラン役)、サラ・ラファティ(パメラ役)、エイジャ・クーパー(ヴァネッサ役)といったキャストたちが揃って降板。エイプリル役のヤヤ・ダコスタもシーズン6で一度作品を離れ、シーズン8で戻ってきたが、ブライアン・ティー(イーサン役)と共に降板していた。
今回テイラーが一度作品から距離を置く理由は、一身上の都合とのことだが、キャスト陣は体制変化に伴う影響を多かれ少なかれ感じているに違いない。転換期に差し掛かっているといえるOne Chicagoが今後どのような変化を遂げていくのか、注目したい。
『シカゴ・ファイア』シーズン1~8はHuluで配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『シカゴ・ファイア』© 2019-2020 Universal Studios. All Rights Reserved.