デヴィッド・テナント、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』コミコンで息子をイジる

大ヒット大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のスピンオフである『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』。本作で征服王エイゴン・ターガリエンの若かりし頃を演じるタイ・テナント(『トールキン 旅の始まり』)を、父であるデヴィッド・テナント(『ドクター・フー』『グッド・オーメンズ』)がコミコンでイジる場面が目撃された。英Digital Spyが報じている。

引き継がれる内輪ジョーク

DCドラマ『ドゥーム・パトロール』に出演したこともあるタイは、先週末にロンドンで行われたコミコンに『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』のキャストの一人として参加した。そんな中、母親で女優でもあるジョージアがソーシャルメディアに投稿した写真では、父デヴィッドがタイの座っているブースの後ろに立ち、「彼はそんなに特別じゃない!」と書いたサインを掲げている。タイはデヴィッドが2011年に結婚したジョージアの連れ子だ。

ファンの中には、デヴィッドの妻ジョージアの父であり、『ドクター・フー』の5代目ドクターでもあるピーター・デイヴィソンが、今年の春にウェールズのコミコンで同じことをしていたのをご存知の方もいるかもしれない。そのコミコン会場でデヴィッドに会うために長蛇の列を作っているファンの横で、ピーターは婿を同じようにイジっていた。ピーターはデヴィッドにとって義理の父にあたるが、どうやら身内に「そんなに大したことない」と言うのはこの家族にとって内輪ジョークのようだ。

親として心配も杞憂に終わる

デヴィッドが主演したアドベンチャーシリーズ『80日間世界一周』にタイはカメオ出演しており、ニューヨークのギャングを演じた義理の息子との共演についてデヴィッドは「すごく楽しくて素晴らしい経験だった」と話している。また、かつてはタイが俳優に向いているかどうか心配していたそうで、次のように語っていた。

「ジョージアと私は、タイがこの世界に入った時、“彼が出演している作品を見て、その演技が酷かったらどうしよう”という不安を抱えていたんだ。そして、その感想を本人に言えるかともね。でも結局、彼は信じられないほど才能があることがわかった。とても安心したよ。父親であることは最も素晴らしいことの一つであり、人生を肯定してくれるんだ」

デヴィッドがタイを「大したことがない」とイジれるのも、彼の才能を認めているからこそなのだろう。

そんなタイも出演している『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は、U-NEXTにてシーズン1が独占配信中。

(海外ドラマNAVI)

参考元:英Digital Spy