【まとめ】大手批評サイト「ロッテン・トマト」で100%を取ったことのある海外ドラマ9作品

米国の大手批評サイト「ロッテン・トマト」は、他の批評サイトのように作品に点数をつけるのではなく、評論家たちの支持率を示すことを特徴としている。どんなTVドラマも人によってその評価が分かれることがほとんどで、「100%」の支持率を獲得することは難しいように思えるが、実はこれまで幾つかの作品がパーフェクトな高評価を得ている。今回はそんな評論家たちから"絶対"の支持を受けた海外ドラマ9作品をご紹介。

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1.『デッドウッド 〜銃とSEXとワイルドタウン』

 

西部開拓時代のアメリカを舞台に、ガンマンや無法者、娼婦たちが繰り広げる物語を描いた本作は、TV史の中で最高のドラマの1本と言われるほど高く評価されている。リバイバル版の企画が本格的に始動しており、2018年秋には製作が始まるとみられる。

2004年に放送がスタートした『デッドウッド』は、高額の製作費をかけたにも関わらず、わずか3シーズンで終了。昨年、映画・TVシリーズのデータベースサイト・IMDbのスコアを基に、マーケティングのデータサイトが発表した「ファンの評価は高かった短命ドラマランキング」では7位にランクインしており、シリーズの終了を残念に思うファンが多かったことが証明されていた。

2.『マスター・オブ・ゼロ』

 

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スタンドアップコメディアンのアジズ・アンサリが企画・制作総指揮・主演を務め、NYで暮らす30歳のマイノリティ(インド系アメリカ人)の日常を描くコメディドラマ。エミー賞で2年連続脚本賞(コメディシリーズ部門)を受賞するほど、ジョークに富み楽しんで見ることができるストーリーが愛され、シーズン3への更新が期待されている。

3.『ジェーン・ザ・ヴァージン』

 

産婦人科医のミスにより処女で妊娠してしまった主人公ジェーン(ジーナ・ロドリゲス)の恋愛模様を描いた異色のラブコメ。批評家からは常に高い評価を得てきた本作はアメリカで現在シーズン4が放送中。今シーズンの後半はレイティングを落とすのではないかと言われているが、それでも優れたドラマであることは間違いない。

ラファエル役でブレイクしたジャスティン・バルドーニは男性向けのトーク番組を企画したり、ジェーン役のジーナはラテン系のドラマ2つを製作したりと本作を機に活躍の幅を広げている。

4.『インセキュア』

twitter.com/RottenTomatoes

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主演のイッサ・レイが企画と製作総指揮も務める本作は、イッサとモリー(イヴォンヌ・オージ)という二人のアラサー黒人女性たちがロサンゼルスを舞台にキャリアと恋愛の危機を乗り越えていく姿を描くガールズ・コメディ。シーズン2の放送中にシーズン3への更新が決まったほど人気が高い。新シーズンでもこの高評価を維持できるのか注目が集まる。

5.『Catastrophe(原題)』

 

英Channel4のシットコムで、シャロン・ホーガン(『Divorce/ディボース』クリエイター)とコメディアンのロブ・デラニー(『クーガータウン』)が主演を演じる。

アメリカ人のロブは仕事でロンドンを訪れた時にアイルランド人のシャロンと一夜の関係を持つが、その結果シャロンが妊娠してしまうところから物語は始まる。これまでの3シーズンは完璧な評価を得ており、年内にシーズン4の放送が始まる予定。

6.『ホワイトカラー』

 

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日本でも人気の高い犯罪捜査ドラマ。FBIの敏腕捜査官ピーターが人並み外れた天才的頭脳で美術品の盗難を繰り返す天才詐欺師のニールとともに知的犯罪を解決していく。批評家からの批判は一切なく、100%の支持率で6シーズン続いた。

本作でブレイクした主演のマット・ボマーはその後も『マジック・マイク』、『ナイスガイズ!』といった映画や、『ラスト・タイクーン』、『アメリカン・ホラー・ストーリー』といったTVシリーズで活躍している。

7.『チューインガム』

 

厳格なクリスチャンとして育った主人公トレイシー(ミカエラ・コーエル)の家族、友情、ご近所関係、そして恋愛が描かれる一風変わったロンドン発のロマンチックコメディ。主演&脚本のミカエラはシーズン3への更新がないことを明言しているが、本作は彼女にとって「始まりにすぎない」と語り、ファンには今後に期待して欲しいと述べている。

8.『ハッピー・バレー』

 

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自分の娘をレイプした男を追う女性警察官を描いた英BBCの犯罪サスペンス。緻密なストーリー展開に引き込まれる視聴者が多かったようだが、2016年3月にシーズン2の放送が終了してから現在まで、シーズン3についての詳細は明かされていない。しかし、製作総指揮のニコラ・シンドラーは現在企画を進めており、早ければ2019年には視聴者にお届けできるのではないかと明かしている。『ダウントン・アビー』のサラ・オブライエンこと、シヴォーン・フィネランがレギュラーとして出演している。

9.『Review(原題)』

 

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視聴者の体験談の良し悪しを判定する「Review」というリアリティ番組のホストを務める主人公の批評家が、面白さを追求するあまり自分の実生活の中で過激なことにも取り組んでいく様を描くモキュメンタリー風のコメディ。『俺たちダンクシューター』、『ある日モテ期がやってきた』などのコメディ映画への出演で知られるアンドリュー・デイリーが主人公を演じる。

Photo:『マスター・オブ・ゼロ』
『インセキュア』
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『ホワイトカラー』
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