【まとめ】2021年に終了するTVシリーズ

お気に入りの番組に別れを告げるのは、何度経験しても寂しいもの。もっと続くはず、と期待していた時には尚更のことだ。残念ながら、2021年は『SUPERGIRL/スーパーガール』や『ペーパー・ハウス』のような人気シリーズも幕を下ろすことが決定している。予告なしで終わりを迎えてしまうシリーズもあるが、幸いなことに、ここで紹介するシリーズは作る側も見る側もフィナーレを迎えるための準備をすることができる。2021年に終了することが決まっている12作品をご紹介。

1.『デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~』

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昨年7月、Netflixはシリーズファイナルとなるシーズン3への更新を発表した。過去2シーズンは毎年5月にリリースされていたことを踏まえ、今年5月には新シーズンの配信が始まると見られていたが、ショーランナーのリズ・フェルドマンは米Deadline に対し、「これから半年の間に製作を始めることを強く望んでいます。どんなことも起こりうると思います...。この最終シーズンのためには、長い執筆プロセスが必要になると考えていました」とコメント。再び全世界で感染が拡大している新型コロナウイルスの影響を受けて時期がずれ込む可能性もありそうだ。

2.『サバヨミ大作戦!』

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日本では昨年上陸したばかりの『サバヨミ大作戦!』は、本国アメリカではシーズン7を迎える。しかし、クリエイターのダーレン・スター(『SEX AND THE CITY』『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』)はシーズン7をファイナルシーズンにするつもりであることを"非公式に"発表した。当該シーズンの撮影は2020年初頭に始まる予定だったが、新型コロナウイルスの影響を受け製作が遅れている。

3.『SUPERGIRL/スーパーガール』

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アローバース初の女性ヒーローのTVシリーズは、シーズン6をもって幕を下ろすことになった。2021年放送予定のファイナルシーズンは全20話構成。シリーズの終了が発表された直後の9月22日、主演のメリッサ・ブノワは感謝の気持ちをInstagramに投稿した。「彼女は私の人生を変えてくれました。このご恩は一生忘れません」

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4.『オザークへようこそ』

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シリーズ開始時からエミー賞に名を連ね、2019年は助演女優賞(ジュリア・ガーナー)と監督賞(ジェイソン・ベイトマン)を受賞した話題のクライムドラマ。昨年6月、Netflixは全14話構成のシーズン4が最後になると発表。前後編の2部に分けて7話ずつ配信される。シーズン4は撮影の中断がいつまで続くのかによるが、最短で2021年の配信だと伝えられている。

5.『ユニークライフ』

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Netflixにて今年配信予定のシーズン4がファイナルシーズンとなる。各話30分の全10話構成でリリースされる予定。ショーランナーのロビア・ラシードは「私たちのファンはこのショーの美しく、活気に満ちたサポーターでした」と声明で述べ、「サムの、そしてガードナー一家の声とストーリーに耳を傾けてくれてありがとうございます。シリーズが終了した後もずっと、今まで声が届くことのなかった『ユニークライフ』のレガシーが続くことを願っています。少数派の視点から語られる面白くて感情的になる物語をずっと描いていきます」と最終章に向けた思いを伝えた。

6.『ベター・コール・ソウル』

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"21世紀最高のTVドラマ"との呼び声が高い『ブレイキング・バッド』のスピンオフ作品として2015年に米AMCで放送開始された『ベター・コール・ソウル』。ボブ・オデンカークが演じる"犯罪弁護士"ソウル・グッドマンの誕生秘話を描き、本家同様に人気を博している。シリーズファイナルのシーズン6は、全13話構成で2021年内に米AMCにて放送予定。ショーランナーのピーター・グールドは、「『ベター・コール・ソウル』の初日から、私の夢は複雑で妥協したヒーロー、ジミー・マッギルの完全な物語を伝えることでした。現在、AMCとソニーはその夢を実現させています。私たちはこの旅を可能にしてくれたファンと批評家に感謝しています。完結に向け最善を尽くします」と述べている。

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7.『ペーパー・ハウス』

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昨夏、ファイナルとなるシーズン5への更新が発表された。最終章を盛り上げるべく、『センス8』のミゲル・アンヘル・シルベストレと、『La línea invisible(原題)』のパトリック・クリアドが加わることも決定した。彼らがどのような役割で登場するかは明らかになっていないが、クリエイターのアレックス・ピナは米Entertainment Weeklyに対し、「私たちは常に対峙する人物がカリスマ的で、知的で、眩しい人であるようにと努めています」とコメント。「このような戦いを描くジャンルでは、"教授"の知性と互角に張り合えるキャラクターも探します」と話しており、さらなる強敵の登場がほのめかされている。

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8.『BOSCH/ボッシュ』

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シーズン6の配信前に、Amazonは最終章となるシーズン7の製作を発注した。製作総指揮のマイケル・コネリーは「『BOSCH』で成し遂げたことを誇りに思っています。ファイナルを迎えることはホロ苦い思いになりますが、どんな良いことにも終わりがあります。我々が望む方法で終えられることを嬉しく思っています」と述べている。

9.『コミンスキー・メソッド』

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『ビックバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』や『ふたりは最高! ダーマ&グレッグ』などの人気コメディシリーズを生み出してきたクリエイター、チャック・ロリーが手がけるコメディドラマはシーズン3で終了する。新型コロナウイルスの影響により製作は始まっていないが状況が落ち着き次第再開する見込み。なお、前シーズンまでマイケル・ダグラス(『ウォール街』)と主演を務めていたアラン・アーキン(『リトル・ミス・サンシャイン』)は、最終シーズンには出演せず降板することが決定。代わりにシーズン2にゲスト出演したキャスリーン・ターナーがレギュラー出演

10.『ロスト・イン・スペース』

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シーズン3がファイナルシーズンとなり、2021年に配信されることが番組公式Twitterで発表された。Netflixオリジナルシリーズの本作は、1960年代の名作SFアドベンチャードラマ『宇宙家族ロビンソン』を壮大なスケールでリブートしたシリーズ。ファイナルシーズンには、『GRIMM/グリム』で主人公ニック・ブルクハルトの相棒ポートランド市警察殺人課のハンク・グリフィン刑事を演じたラッセル・ホーンズビーが新キャストとして加わることがわかっている。

11.『ブラックライトニング』

昨年『SUPERGIRL/スーパーガール』に続き、『ブラックライトニング』もシーズン4で幕を下ろすことが明らかとなった。本シリーズはもともと米FOXで製作開始されたが、後にCWへ移りアローバースに仲間入りを果たした。シリーズ終了の決定に先駆け、スピンオフドラマ『Painkiller(原題)』の製作がすでに決定しており、シーズン4の第7話が同作のバックドア・パイロットになるという。米CWのDCシリーズでは様々なスーパーヒーローが活躍しているが、アフリカ系のスーパーヒーローが主人公になるのは初めてのこと。クリエイターのサリム・アキルは「素晴らしいキャスト、脚本家、クルーに感謝します。彼らがいなければ不可能でした。DC初のアフリカ系アメリカ人のスーパーヒーローファミリーを描くことができたこと、創り上げたその瞬間を心から誇りに思っています」とコメントを寄せている。

12.『エクスパンス -巨獣めざめる-』

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『エクスパンス』は当初米Syfyで放送されており、一度打ち切りを経験している。救済キャンペーンにより、原作小説のファンだというAmazonのCEOジェフ・ベゾスに救い出されてシーズン更新。今回はフィナーレを迎えるための準備が整われた。しかし、シーズン1よりアレックス・カマル役でレギュラー出演していたキャス・アンヴァーは、昨夏に性的違法行為で次々に告発され降板決定。キャス以外のレギュラーキャストはシーズン5で命を落とさない限りはファイナルとなるシーズン6に続投する予定。ファイナルシーズンは1月20日からの製作開始を予定しているが、新型コロナウイルスのパンデミック下においてはスケジュール変更の可能性もあるとのこと。シャンカルは「『エクスパンス』の製作をサポートしてくれる全ての人の献身性と芸術性は素晴らしいものです。私たちのファンは素晴らしく、シーズン6が動き出すのが待ちきれません」とコメントしている。

(米Popsugar, 米Deadlineを参考)

Photo:

『サバヨミ大作戦!』(C) Hudson Street Productions Inc 2015/『SUPERGIRL/スーパーガール』(c)2020 Warner Bros. Entertainment Inc. SUPERGIRL(TM) and all pre-existing characters and elements TM and (c)DC Comics./『ベター・コール・ソウル』(c)James Minchin/AMC/Sony Pictures (c)Ben Leuner/AMC/
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