【ネタバレ】クリフハンガーのまま打ち切られたNetflixドラマ10選

毎週、様々な国で製作されたオリジナルドラマを配信するNetflix。その作品数は膨大だが、中には続きが気になる状態“クリフハンガー終わり”のまま打ち切りとなってしまうドラマもある。今回は、残念な終わり方をしてしまった作品をまとめてご紹介しよう。

以下、作品の最終話に関するネタバレが含まれますのでご注意ください。

 

『1899』(シーズン1にて打ち切り)

ドイツ発ファンタジー・サスペンスドラマ『Dark ダーク』のクリエイターが手がけた『1899』

新天地ニューヨークを目指し、海を渡る移民船ケルベロス号の乗客たち。何カ月も行方不明になっていた別の移民船が海原を漂流しているのを見つけたことで、ケルベロス号の乗客たちは悪夢のような謎に悩まされることになる…。

3シーズン構成だった作品だが、今まで見てきたすべてのことが覆される斜め上の展開で幕を閉じたシーズン1。そのまま、この謎が明かされることのないまま打ち切られてしまった。打ち切りの正確な理由は判明していないが、製作費が最も掛かったドイツのテレビシリーズだったこともあり、予算の問題だった可能性があるだろう。SNSでは、この打ち切りに反対するファンたちが請願書を作成。10万人以上の署名を集めたが、この決定が覆されることはなかった。

ちなみに、幻となったシーズン2の展開をキャストが明かしている。

 

『ブラック・サマー:Zネーション外伝』(シーズン2にて打ち切り)

エピソードごとに登場人物一人ひとりに焦点を当てるという構成も話題になった本シリーズは、米Syfyで5シーズン製作された『Zネーション』のスピンオフ。「ゾンビ作品として初めての試みや、多くのアップグレードが詰まっている」と高評価を得ていたものの、2シーズンにて打ち切り。

名前のないパイロットは誰なのか? 飛行機はどこに向かっているのか…? 最終回は曖昧な内容で終わり、キャラクターたちの運命が未解決のまま残されてしまった。

『スペース・フォース』(シーズン2にて打ち切り)

2020年にシーズン1が、2022年にシーズン2が配信された職場コメディ。

2019年に実際にアメリカで宇宙軍「スペース・フォース」が創設されたが、堂々と同名を冠した本シリーズは、それを痛快に皮肉る内容だった。

『ジ・オフィス』のスティーヴ・カレル、『マルコヴィッチの穴』のジョン・マルコビッチ、『フレンズ』のリサ・クドローなど、超豪華キャストが揃っていたのにも関わらず視聴者数は伸びず…。恐らくそれが打ち切りの原因だったのだろう。地球に向かって進む巨大な小惑星を発見するというクリフハンガーのまま幕を閉じてしまった。

『アーカイブ81』(シーズン1にて打ち切り)

2022年、シーズン1で打ち切り。

『ザ・ボーイズ』脚本家のレベッカ・ソネンシャイン、『ソウ』シリーズのジェームズ・ワンらが製作総指揮を務めた超常現象ホラーシリーズ。同名の人気ポッドキャストの映像化。

1994年に撮影された傷んだビデオテープの山を修復するという仕事を引き受けたダン・ターナーはドキュメンタリー映像作家の作品の修復を続けるうちに、彼女が続けていたある調査に引き込まれていく。それは、"ヴィッサー"というアパートを拠点に活動する危険なカルト教団に関するものだった。

全世界で1280万時間以上視聴され、ランキング入りもしていた作品だが、最終回でのタイムスリップの謎を残したまま打ち切られることに。

『ザ・ソサエティ』(シーズン2更新決定後、実現することなく打ち切り)

2019年、シーズン1をもって打ち切り。

現代版「蠅の王」と言われ、大人が忽然と姿を消した裕福で平和な街を舞台に、戸惑いながらも必死に生き抜こうとする高校生たちを描くサスペンスドラマだ。当初はシーズン2への更新が決まっていたが、新型コロナウイルス(COVID-19)によるパンデミックの影響を受けシーズン1で打ち切られたため、最終話はクリフハンガーのまま幕を下ろしてしまった。

昨年には、打ち切りから約5年を経て復活の可能性も報じられていたが、実現するのかどうか…。

 

『The OA』(シーズン2にて打ち切り)

2016年にシーズン1が、2019年にシーズン2が配信された『The OA』

7年前に姿を消した盲目の女性プレイリー(ブリット・マーリング)。ある日、橋の上から飛び降りて病院に運ばれた彼女が戻って来ると、不思議なことに目が見えるようになっていた。そして、あるミッションに挑もうとするプレイリーは近所に住む5人の男女を集め、自分が失踪している間に起きた信じられないような体験を語り始める...というミステリードラマ。

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のように先の見えないSFミステリーとして、話題になり、高評価を得ていた。もともと5シーズンにわたって製作されるはずだったが、2シーズンで打ち切りに。

 

『デイブレイク ~世界が終わったその先で~』(シーズン1にて打ち切り)

2019年に1シーズンで打ち切り。

ゾンビやマッドマックスもどきのギャングがはびこる人類滅亡後の世界で、大好きな女の子サムを捜す高校生ジョシュの姿をユーモラスに描くティーンドラマ。

最終話では、サムはジョシュと復縁する気はないことがわかり、またアナーキスト集団の「The Jocks」が新たなリーダーとなることが判明。続くシーズン2では悪役になったであろうサムの物語は多くのストーリーの可能性を残したが、それを見ることはないまま打ち切られてしまった。

『ザ・チェア ~私は学科長~』(シーズン1にて打ち切り)

2021年にシーズン1で打ち切り。

『グレイズ・アナトミー』のサンドラ・オーが主演を務め、『ゲーム・オブ・スローンズ』のデヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスらが製作総指揮を務めたコメディドラマ。

サンドラは名門ペンブローク大学に英語学科長として新しく就任したジユン・キムを演じる。キム教授は学科初の女性教授として、そして大学で少数派の非白人職員の一員として様々な壁に直面する。

ジ・ユンとビルの発展中のロマンスや、崩壊しつつある英語学部はどうなるのかといったことが未解決のまま打ち切りとなってしまった。

 

『ミッドナイト・クラブ』(シーズン1にて打ち切り)

2022年に1シーズンで打ち切り。

Netflixのホラーフランチャイズ『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』の生みの親である、マイク・フラナガンが手がけるホラードラマ。

クリストファー・パイクの同名小説をドラマ化した『ミッドナイト・クラブ』の舞台は、ブライトクリフ・ホスピス。この施設に収容されている末期患者の少年少女5人が、夜中に集まって怖い話をするようになり、ある約束を交わす。それは最初に死んだ者が、あの世から仲間たちに合図を送ることだった…。

最終話では、ホスピスを運営する親しみやすい医師の正体が、彼女の言葉通りのものではなかったことが明らかになり、彼女のタトゥーはカルトとの関与を示唆していた。しかし、思ったほど伸びなかった視聴率により、シーズン1で打ち切りに。

Netflixは当初から2シーズン構成を想定していた本作の完結編を制作する意向を示さず、物語は未完のまま終わることとなった。だが、幸運にもフラナガンは、ファンのためにシーズン2の構想をTumblrで公開。そこには、キャラクターたちの運命や未解決の謎に対する答えが明かされていた。

『マインドハンター』(シーズン2にて打ち切り)

2019年にシーズン2にて打ち切り。

1970年代、シリアルキラーへの取材を基に、プロファイリングによる捜査を確立しようとしたFBI捜査官たちを描く犯罪ドラマ。『セブン』『ソーシャル・ネットワーク』のデヴィッド・フィンチャーが監督・製作総指揮を務め、Netflixオリジナルシリーズの中でも高評価を誇る『マインドハンター』。5シーズン製作予定だったが、高すぎる予算が原因ですべての事件が解決しないままシーズン2にて打ち切りとなった。

後日、その点についてフィンチャーは、もしシーズン3へ更新されるなら、シーズン1から登場した実在の連続殺人鬼"BTKキラー"ことデニス・レイダー(ソニー・バリセンティ)が、FBIに逮捕されてシリーズを終了したいと明かした。そして、具体的にどのように描きたいかについては、「1990年代後半から2000年代前半まで時間は進み、FBIがデニス・レイダーの家のドアを叩くところまで描けたらいいんだが」と述べている。

 

残念ながら打ち切りとなってしまった上記10作品。先が気になる終わり方だったといえ、どれも秀作ばかりなので気になっていた人はこの機会にぜひ視聴してみてほしい。クリフハンガーで幕を閉じた10作品は、Netflixで独占配信中。(海外ドラマNAVI)

オトク情報
ドコモの回線契約者なら誰でもNetflixがおトクに! Netflixの月額料金の税抜価格からdポイント(期間・用途限定)が最大20%還元される「爆アゲ セレクション」をお見逃しなく。
\ドコモユーザー必見/

>> 詳しくはコチラ

>> Netflixで独占配信しているおすすめの韓国ドラマはこちら

Photo:Netflixシリーズ『1899』、『ブラック・サマー:Zネーション外伝』、『スペース・フォース』、『アーカイブ81』、『ザ・ソサエティ』、『The OA』、『デイブレイク ~世界が終わったその先で~』、『ザ・チェア ~私は学科長~』、『ミッドナイト・クラブ』、『マインドハンター』は独占配信中